~920MHz・5.7GHz帯の実験用ユニットを2026年内に提供~
ワイヤレス給電の専業メーカーである株式会社ビー・アンド・プラス(本社:埼玉県比企郡、代表取締役社長:亀田 篤志、以下B&PLUS)は、ワイヤレス給電の市場構築のため、リーンスタートアップによる開発を得意とし、様々な分野、アプリケーションへのワイヤレス給電製品の開発を加速しています。
 
ワイヤレス給電には、近距離に適した電磁誘導・電界結合方式と、長距離給電が可能なマイクロ波方式の大きく3つの技術領域が存在します。
B&PLUSではそれぞれの技術開発を進めており、先月よりマイクロ波を利用したワイヤレス給電事業を開始しました。従来方式と比較して10倍以上の送電距離を実現可能な技術として、2026年内に開発者向けの920MHz帯および5.7GHz帯の実験用ユニットを順次リリースする予定です。
  図1 マイクロ波給電システムによる送電試験
■事業開始の背景
 昨今の国内製造分野における人手不足から製造現場では製造工程の自動化がより一層、求められています。これまでB&PLUSでは製造工程の自動化を担うAGVやAMR向けの電磁誘導方式の製品をリリースしてきました(関連記事)。更に製造現場の生産性を高めるための取り組みとして、生産ラインのダウンタイムを削減する予知保全が注目されています。特に製造装置の中でも回転や移動する可動部位の予知保全手段として、配線不要のワイヤレスセンサのニーズが高まってきています。B&PLUSでは、これらのユーザのニーズに対応するため、従来方式よりも10倍以上の送電距離を実現可能なマイクロ波によるワイヤレス給電の事業を開始しました。
 
■B&PLUSのマイクロ波給電の特徴
マイクロ波給電の課題の1つとして、送電アンテナの効率向上と受電アンテナの出力増加が挙げられますが、B&PLUSではマイクロ波給電に適した高効率なアンテナ設計や高出力な回路設計により、従来よりもトータルで高出力な給電システムを目指します。また、予知保全システムの開発者が実験用に手軽に使用できるように高いコストパフォーマンスを実現していきます。
   図2 5.7GHz帯64素子円偏波アレイアンテナ
https://www.youtube.com/watch?v=mbjFPrBkGEQ
 
 
■今後の予定
電波暗室等の試験環境で使用可能な920MHz帯と5.7GHz帯のワイヤレス給電ユニットを年内に順次、リリースしていく予定です。併せて同ユニットの導入を検討されるユーザ向けに埼玉県大宮市のワイヤレス給電ショールームへ同給電ユニットのデモ環境を構築し、デモの見学と商談対応を実施していきます。