県外の若者16人を受け入れ、地域で「働く・暮らす・つながる」関係人口創出へ

「ふるさとワーキングホリデー」とは

錦江町での実施について

全国で蓄積された実践知を、錦江町へ

NPO法人たがやす、錦江町MIRAIサポート協同組合、認定NPO法人Cloud JAPANと連携し、地域の仕事と暮らしを体感する滞在プログラムを展開
鹿児島県肝属郡錦江町は、総務省の制度「ふるさとワーキングホリデー」を活用し、県外の若者16人を受け入れる地域滞在型プログラムを実施することをお知らせします。
 
本事業は、参加者が一定期間、錦江町に滞在し、地域の仕事に携わって収入を得ながら、地域住民との交流や暮らしの体験を通じて、錦江町との新たなつながりを育んでいくものです。運営にあたっては、NPO法人たがやす(代表理事:山田みなみ、錦江町城元852-1)、錦江町MIRAIサポート協同組合(理事長:鳥越秀一・事務局長: 久保秀作、錦江町馬場10-1)、そして全国各地でふるさとワーキングホリデーの実践知を蓄積してきた認定NPO法人Cloud JAPAN(代表理事:田中惇敏、宮城県気仙沼市長磯前林55-3)が連携し、地域に根ざした受入体制を構築します。
 
近年、人口減少や担い手不足が進む地域においては、「移住者を増やす」だけではなく、地域に継続的に関わる“関係人口”をいかに育てるかが重要なテーマとなっています。ふるさとワーキングホリデーは、単なる観光でも、いきなりの移住でもない、地域と若者が自然につながる入口として注目されている取り組みです。
ふるさとワーキングホリデーは、都市部などに住む人が一定期間地方に滞在し、地域の仕事に携わって収入を得ながら、住民との交流や学びを通して、その土地での暮らしを体感する取り組みです。総務省が後方支援を行う制度として展開されており、これまで8カ年で約5,100人が参加した実績も示されています。
特徴は、単なる観光でも、すぐに移住を前提とするものでもない点にあります。地域を短期間“訪れる”のではなく、実際に“働き、暮らし、人と関わる”ことで、その土地の魅力や課題、日々の営みに触れることができます。受け入れる地域にとっても、外から来る参加者との出会いは、新たな視点や活力を生み出す機会になります。
この仕組みは、地域に継続的に関わる「関係人口」を育てる入口としても注目されています。参加者が滞在後も地域を再訪したり、地域産品を購入したり、仕事やプロジェクトで関わり続けたりすることで、地域とのつながりが一過性で終わらないことに大きな意義があります。令和6年時点で全国66自治体が導入するなど、観光と移住のあいだにある、新しい地域との関わり方として、ふるさとワーキングホリデーは全国で期待を集めています。
今回、錦江町では2026年度に計16人の参加者受け入れを予定しています。
地域の事業者や住民との関わりのなかで、参加者は錦江町の仕事、自然、食、暮らし、人のあたたかさを体感し、地域との関係を深めていきます。
 
本事業では、地域内の関係者が連携しながら、参加者にとっても、受入側にとっても実りあるプログラムづくりを目指します。地域にとっては、若者と地域の接点をつくること。参加者にとっては、人生のなかで「また帰ってきたい場所」「関わり続けたい地域」を見つけること。その両方を実現することが、本事業のねらいです。
具体的には、ホリデーの時間をNPO法人たがやすが、ワーキングの時間を錦江町MIRAIサポート協同組合がサポートします。滞在先は、錦江町ゲストハウスよろっでや近隣のシェアハウスになります。
詳細は、近日中(2026年6月中旬ごろ予定)に、総務省ふるさとワーキングホリデーのポータルサイトに掲載されます。
本事業の初年度は、認定NPO法人Cloud JAPANが受託事務局法人を受託し、これまで各地で培ってきた知見も活かします。Cloud JAPANは、宮城県気仙沼市でふるさとワーキングホリデー事務局を担い、2021~2024年度累計で394名を受け入れ、4年連続日本一の受入実績を有しています。さらに、再訪者194名、移住者29名を生み出してきました。加えて、愛媛県伊予市、滋賀県多賀町での導入支援実績もあり、今回新たに錦江町での展開が始まります。
 
 
Cloud JAPAN代表理事:田中 惇敏
鹿児島のみなさまへ
今回、錦江町でふるさとワーキングホリデーに取り組めることを、大変うれしく思います。本事業では、地域で活動してきた皆さまと連携しながら、参加者にとっても、受け入れる地域にとっても意味のある出会いが生まれるプログラムづくりを目指します。錦江町の魅力や日々の営み、人のあたたかさに触れた若者たちが、町との新しいつながりを育んでいくことを期待しています。全国で積み重ねられてきたふるさとワーキングホリデーの実践知を活かしながら、鹿児島・錦江町ならではのかたちで、関係人口づくりの新しい一歩を丁寧に進めてまいります。地域の皆さまにも、ぜひ温かく見守っていただければ幸いです。