瀬戸内の風土と時間を味わうコース仕立ての食の旅 2026年4月1日(水)より本格始動
広島県尾道市・生口島に位置する宿「Azumi Setoda」は、2026年4月1日(水)より新たなヘッドシェフを迎え、ディナーコースを刷新いたします。
 
かつて瀬戸田の港には、「潮待ち」と呼ばれる時間がありました。潮や風の流れが変わるのを待つあいだ、各地から訪れた船が岸に並び、人々は見知らぬ者同士で言葉を交わしました。遠くから運ばれた品々とともに、知恵や文化が行き交い、この土地ならではの空気が育まれてきました。
 
今回の新たなコースは、そうした瀬戸田の歴史や風土に着想を得たものです。
 
瀬戸内の海と山から届く旬の食材を軸に、その魅力をひとつのジャンルに縛られない多様な技法で引き出すコースをお届けします。イタリア料理の背景を持つヘッドシェフとフレンチ出身のスーシェフが、それぞれの経験や視点を重ね合い、食材ごとに最適なかたちで魅力をお届けします。
コースについて
 
瀬戸内の海で獲れる魚介や、島や山で育つ野菜、柑橘など、その季節にしか出会えない食材をコースの軸としてメニューを展開します。
 
一皿ごとに異なるアプローチや表現を持ちながら、コースを通し、緩やかな流れとリズムを描きます。
イタリアン出身のヘッドシェフ青木一誠(かずしげ)を中心に、多様な視点や技法を織り交ぜながら、和の要素も随所に感じられる、唯一無二な食のあり方を表現していきます。
また、新たな生産者との出会いもコースを組み立てるうえでの大切な要素の一つです。
 
料理の特徴に合わせ、堀内家に受け継がれてきた器でお届けします。
かつて交易によってこの地にもたらされ、この土地の記憶を今に伝える器との共演もお楽しみください。
 
この土地の時間そのものを味わう体験をつくりだし、潮が変わり続けるように、訪れるたびに新たな表情で皆さまをお迎えしてまいります。
シグネチャーディッシュ『菜園 / Garden』のご紹介
 
本コースを象徴する一皿としてご提供する「菜園 / Garden」は、ヘッドシェフ青木一誠の料理観を体現する一品です。
 
ピエモンテ州トリノで培った北イタリアの技法を礎に、瀬戸田の季節の恵みを一皿ひとさらに映します。 地元で育まれた食材の持ち味を何より大切にし、ときに和だしを重ねることで、素材の輪郭がより鮮やかに立ち上がる味わいに。生産者の想いと風土を感じながら、ゆっくりとお楽しみください。
 
 
【ヘッドシェフプロフィール】青木 一誠(あおき かずしげ)
 
バール、トラットリア、リストランテを経て、2013年に渡伊。
ピエモンテ州トリノの「リストランテ・ガルデニア」にて3年半修業。
帰国後サローネグループへ入社。
2018年横浜・山下町「SALONE2007」シェフに就任。
その後SALONE TOKYOのシェフを務める。
2026年4月、Azumi Setodaのヘッドシェフに就任。
Azumi Setoda について
 
瀬戸内海に浮かぶ生口島・瀬戸田に2021年3月に誕生したAzumi Setoda(azumi.co)は、アマン創設者エイドリアン・ゼッカの思想を背景に、日本の伝統的な宿のあり方を現代的に再解釈した宿です。かつてこの地で製塩業や海運業で栄えた豪商・堀内家の築約150年の旧邸を、数寄屋造りをはじめとする伝統工法により丁寧に修復・再生し、歴史と現代の美意識が調和する空間を創出しています。客室にはすべて檜の湯船を備え、瀬戸内の穏やかな空気に包まれながら、心身を解きほぐすひとときをお過ごしいただけます。地域の食材を活かした料理とともに、この土地ならではの時間の流れを感じる滞在体験をご提供します。また、地域コミュニティと深く関わりながら、土地の文化や暮らしを尊重し、持続可能なかたちでその魅力を国内外へ発信しています。