TAPP、資産運用セミナーの「即応・即決の体験設計により、キャンセル前提の構造からの脱却へ」
株式会社TAPP(本社:東京都港区、代表取締役社長:山地 学、以下 TAPP)および株式会社セールスフォース・ジャパン(代表取締役会長兼社長:小出 伸一、以下 Salesforce)は、TAPPがSalesforceの提供するAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」を活用し、TAPPが運営する資産運用セミナー「キャピタルハック」の顧客体験を刷新したことを発表しました。Agentforceの導入により、問い合わせ数は月間100件削減し、問い合わせ解決率は約90.3%の達成、月間来場者60件の確保など、具体的なビジネス成果を創出しています。
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■「生成AI導入企業の95%が成果を出せていない」という現実
MIT(マサチューセッツ工科大学)の調査レポート「The GenAI Divide」(※1)によれば、企業の生成AIプロジェクトの95%が利益に直結する成果を生み出せていないとされています。企業のAI投資額が300~400億ドルに達する一方、多くの組織がパイロット段階で停滞し、本番環境での成果創出に至っていません。AIエージェントの導入を検討する企業にとって、投資対効果への懸念が高まる中、TAPPはAgentforceを活用し具体的なビジネス成果を創出しました。
 
※1MIT NANDA「The GenAI Divide: State of AI in Business 2025」(2025年7月):https://www.artificialintelligence-news.com/wp-content/uploads/2025/08/ai_report_2025.pdf
 
■Agentforce導入の背景
投資用不動産の販売を主軸とするTAPPは、2016年の創業以来、テクノロジーとマーケティングを武器に独自のビジネスモデルを築き、約9年で組織規模を30倍に拡大してきました。同社が運営する資産運用セミナー「キャピタルハック」も、累計申込者数15万人を突破しTVCMを放映するなど、投資初心者を中心にサービスを拡大してきました。
 
一方で、事業の急成長に伴い、見込み顧客からの問い合わせやサポート対応も急増。「キャピタルハック」参加者の歩留まりや、一人ひとりの顧客体験の質をどう維持・向上させるかが経営課題となっていました。
 
こうした状況を受け、TAPPがAI活用のゴールに据えたのは、業務プロセスの効率化ではなく「顧客体験の向上」でした。問い合わせに人が対応しきれず待たせてしまう、日程変更の希望に即座に応えられずキャンセルにつながるなど、「お客様が離れる瞬間をAIエージェントで解消し、人はより付加価値の高い対応に集中する」その構想を実現するパートナーとして、TAPPが選んだのがAgentforceです。既にSalesforce上で一元管理していた顧客データや業務フローとシームレスに連携でき、柔軟性とガバナンスを兼ね備えたプラットフォームである点が決め手となりました。
 
■Agentforce導入による「キャピタルハック」のビジネス成果
■ 月間約100件の問い合わせ数の削減
見込み顧客の数は年間で約41%増加している中、比例して増加していた問い合わせをAIエージェントが対応することで、見込み顧客に対する問い合わせ率を年間で約2.7%減少させ、月間で約100件の問い合わせを削減。より少ない人員での対応が可能となりました。
 
■ 約90.3%の問い合わせ解決率の実現
Agentforceによる対応により、見込み顧客からの「キャピタルハック」の日程変更やキャンセル、その他特典の付与等に関する問い合わせについて、2,522 / 2,794件(約90.3%)の解決率を実現しました。
 
■ 月間約60件の来場者の確保を実現
Agentforce導入から約1年で、お客様からの「キャピタルハック」の日程変更の要望にAIエージェントが応えることで、月間約60件、全体で約3%の来場者の確保を実現しました。従来であればキャンセルとなっていたお客様に対し、AIエージェントが即座に代替日程を提案することで、機会損失を防いでいます。
 
■なぜ、多くの企業がAI導入で成果を出せない中、TAPPは成功できたのか
AIエージェントの導入が失敗する主な要因として、「業務課題ではなく技術導入が目的化していること」「データ基盤が整っていないこと」「既存システムとの統合が不十分なこと」などが指摘されています。TAPPがこれらの壁を越え、成功できた理由は主に以下の2点にあります。
 
1. Salesforceを高度に活用してきた盤石なCRM基盤
Agentforceを最大限に活用するためには、前提としてSalesforceを深く使いこなしている必要があります。TAPPは創業期からSalesforceをCRM基盤として全面的に採用し、The Model(ザ・モデル)に基づくセミナー型マーケティングモデルを運用する中で、見込み顧客の獲得からセミナー参加、商談、契約に至るまでの全プロセスをSalesforce上で一元管理してきました。この「Salesforceを深く活用してきた企業」としての経験の蓄積が、Agentforce導入をスムーズにした大きな要因です。
 
2. 「正しいデータが自然に溜まる」仕組みの構築
CRMを導入していても、入力が属人的でデータの質がばらついていれば、AIは正確な判断ができません。TAPPでは、見込み顧客の属性情報や「キャピタルハック」申込履歴、問い合わせ内容、商談進捗といったデータが、業務フローの中で漏れなく・正しく入力される運用ルールとシステム設計を徹底してきました。「誰が入力しても同じ品質のデータが蓄積される」仕組みを整えていたことで、Agentforce導入後すぐにAIエージェントが精度の高い対応を実現でき、スピード感のある成果創出に直結しています。
 
このように、「Salesforceを軸としたCRM運用の経験」と「正しいデータが溜まる仕組み」という2つの前提条件が揃っていたため、TAPPはAIエージェントの導入に成功しました。
 
■今後の展望
TAPPは今後、TAPPマーケティング2.0としてAgentforceのさらなる活用を目指しています。具体的には、CRMのアーキテクチャ自体を見直し、AIを前提としたマーケティング基盤を構築するとともに、顧客接点の最前線においてAgentforceを最大限活用し、「キャピタルハック」参加から契約に至るまでの顧客体験全体をAIエージェントで高度化していくことを視野に入れています。
 
■セールスフォース・ジャパン常務執行役員西田氏
株式会社セールスフォース・ジャパンの常務執行役員 コマーシャル営業統括 グロースビジネス第2営業統括本部 統括本部長の西田晶子は、次のように述べています。「投資用不動産業界においてテクノロジーを駆使し、常に顧客視点でのイノベーションを追求されているTAPP様に、SalesforceのAIエージェントプラットフォーム『Agentforce』を採用いただいたことを大変光栄に思います。Agentforceを活用することで、TAPP様の営業担当者やコンサルタントはより創造的な業務に注力し、お客様の資産形成における最高のパートナーとしてさらなる価値を提供されることを確信しています。当社は今後も、TAPP様が目指すAIと人が共創する新しいビジネスの形を築いてまいります」
 
 
■Salesforceについて
Salesforceは、あらゆる規模の企業がエージェンティック エンタープライズへと変革することを支援します。人とAIエージェント、アプリケーション、データを信頼性の高い単一のプラットフォームへ統合することで、これまでにない成長とイノベーションを実現します。
URL:https://salesforce.com/jp
ニュース:https://salesforce.com/jp/news/
 
 
■ 株式会社TAPPについて
TAPP(タップ)は「Turn A Profit Partner」に由来し、一人ひとりのライフプランに寄り添う資産運用コンサルティング企業です。不動産・株式・NISA・相続・節税など幅広いご相談に伴走。人気セミナー「キャピタルハック」は、親身で分かりやすい講座として、2025年に累計申込者数15万人を突破しました。既存の枠にとらわれず、資産運用の新しいプラットフォーム創出に挑戦し続けています。
 
会社名:株式会社TAPP(https://tapp-co.jp
代表者:代表取締役社長 山地学
所在地:東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス6階
設立:2016年11月
事業内容:不動産関連事業(資産運用コンサルティング/各種セミナー運営等)
実績:2025年度『ベストベンチャー100』に選出