都内では福生市・八王子市に次ぐ3例目、管理不全な空き家の除却推進を目指す
 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役CEO:川口 哲平、以下「当社」)は、東京都墨田区(以下、「墨田区」)と「墨田区空き家等対策に関する協定」を締結いたしました。昨今、全国的にも社会課題となっている空き家問題への対策として、墨田区の空き家除却を推進することで、安全安心なまちづくりを目指します。また本締結で、東京都内の連携実績は3自治体、全国での連携の実績は200自治体(行政運営の団体含む)となりました。また、全国での人口カバー率は22.2%となりました。(※1)
 
協定締結の背景
 近年、空き家が増加し社会課題となっています。総務省発表「令和5年住宅・土地統計調査」(※2)によると、全国の空き家数は900万戸、空き家率は13.8%と、過去最高の水準となっています。東京都では空き家数が89万6,500戸となっており、5年前と比べ8万6,600戸増加しています。

 墨田区では、区民の安全・安心を確保するため、周囲に悪影響を及ぼす危険な空き家(及びその予備軍)を減らし、良質な空き家が有効な資源として、地域の活性化に資する都市を目指して空き家対策を行っています。居住中を含めた早期段階にある物件を対象とした「予防的な施策の充実」と、老朽・危険化が進んでしまった物件を対象とした「老朽家屋対策の着実な推進」の2つの方向性を設定し、建物の状態に応じた施策等を推進しています。

 当社は、解体工事領域で、全国2,300社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計16万件以上のご利用者実績(※3)があります。また、「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」を利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度から令和5年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に3年連続で採択され、現在は全国200自治体(墨田区除く)と公民連携による空き家対策を進めています。

 今回、墨田区内の空き家等の発生や危険化を抑制し、適正な管理や有効活用を促進するため、空き家所有者への意識啓発・相談対応の整備等の予防的な空き家対策を実施することを目的として、協定の締結に至りました。取り組みを通じて、空き家の課題を解決するとともに、当社運営の「解体費用シミュレーター」をはじめとしたIT技術やデータを活用して、空き家所有者の空き家解体の意思決定を後押しし、自主的な解決や積極的な助成制度活用を促進します。
 
協定に基づく主な取り組み内容
1.
空き家所有者に対し、解体の概算費用を提示する「解体費用シミュレーター」を紹介
(URL:https://www.crassone.jp/simulator/tokyo/sumidaku
2.
空き家の建物情報をもとに、管理コストや解体費用・土地売却査定価格をまとめたレポートを発行できる「空き家価値査定シート」の活用
3.
空き家所有者等へ空き家解体の進め方に関するフライヤーを配布
4.
区民や空き家所有者からの相談や空き家対策施策に、当社のサービスや情報を活用
 
代表コメント
墨田区長 山本 亨 氏
 墨田区では、安全・安心なまちづくりの一環として、令和2年から「空き家等対策プラットホーム事業」を実施しています。複数の専門家団体等と「墨田区空き家等対策に関する協定」を締結し、公・民・学の連携体制を構築することにより、相互の取組の充実を図り、空き家問題の解決、さらには、様々な地域課題の解決へと波及していくことを目指しています。この度、株式会社クラッソーネ様と協定を締結させていただくことにより、建物の解体等をはじめ、空き家に関する相談体制がさらに充実することに期待を寄せています。本区における空き家等対策をさらに推進し、誰もが安心して暮らし続けられるまち“すみだ”の実現につなげていきます。
 
株式会社クラッソーネ 代表取締役CEO 川口 哲平
当社は「『街』の循環再生文化を育む」というビジョンを掲げ、解体工事を通じて多くの人々の豊かな暮らしの実現を目指しており、事業を行う中で、空き家問題の高まりを感じています。空き家の解決には自治体と民間事業者の連携が重要だと考えています。この度、23区内で初めて墨田区様と連携協定を締結し、協働した空き家対策の取り組みができることを大変嬉しく存じます。区内には空き家所有者だけでなく、これから空き家を持つ可能性のある方も多くいらっしゃると思います。区民の皆様が家じまいを安心して進めていただけるよう、尽力して参ります。
 
「解体費用シミュレーター」とは
 スマートフォンやパソコンから10個の質問に答えるだけで、遠隔地からでも解体費用の相場が把握可能なサービスです。過去13万件の見積もりデータをもとに概算費用を算出しており、個人情報の登録をすることなく利用することができます。
「空き家価値査定シート」とは
 「空き家価値査定シート」は、対象の空き家の構造や土地面積等の情報をもとに、空き家を放置した際にかかる想定コストや、空き家処分の際の解体費用、土地売却査定価格をまとめたレポートです。空き家の放置・処分コスト等の情報を所有者へ提供することで、空き家の適切な管理や処分の検討を支援し、管理不全空き家の解消を促進します。また、空き家所有者啓発に関する文書作成における自治体担当者の工数削減にも貢献します。
 
連携協定締結実績のある東京都内の市区町村
福生市、八王子市
 
墨田区について(概要)
 すみだには人を惹きつける多彩な魅力があります。隅田川をはじめとした豊かな水辺があり、花火大会や大相撲、北斎など、江戸から続く歴史や文化が息づく人情あふれるまちです。近年ではこれらに東京スカイツリーも加わり、国内はもとより 世界中からも 多くの人が訪れる国際観光都市として注目を集めています。  
 ○位置:東京東部、隅田川の東
 ○誕生:昭和22年(1947)向島区と本所区が統合し「墨田区」に
 ○区名の由来:江戸以来の桜の名所隅田川堤「墨堤」と隅田川の「田」
 ○面積:13.77平方キロメートル
 ○人口:288,833人(令和8年1月現在)
 
株式会社クラッソーネについて(会社概要)
本社 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2丁目11-30 セントラルビル5階
代表者 代表取締役CEO 川口 哲平
設立 2011年4月1日
資本金 1億円
URL https://www.crassone.co.jp
事業内容 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営
(※1)総務省「【総計】令和6年住民基本台帳人口・世帯数、令和5年人口動態(都道府県別)」より算出。都道府県連携や行政団体の対象自治体は省き、市区町村との締結を対象として算出した。
(※2)総務省「令和5年住宅・土地統計調査」より:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/tyousake.html
(※3)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む