第一回「市民が選ぶ!カーボンゼローカル大賞」受賞自治体の皆さん(2025年10月28日、東京・新橋)
環境団体やシンクタンクなど3団体でつくる「市民が選ぶ!カーボンゼローカル大賞実行委員会」(事務局:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン)(注1)は本日4月1日、第二回「市民が選ぶ!カーボンゼローカル大賞」の公募を開始し、全国の自治体からのエントリーおよび市民・団体からの推薦を広く募集します。
同賞は、二酸化炭素排出削減などの単なる数値目標の達成にとどまらず、地域の脱炭素化と住民の健康・快適・安心のための優れた施策に取り組む自治体を表彰し、他自治体への波及を促すことを目的としています。第一回では、災害からの脱炭素を前提とした復旧事業から、大都市における新築住宅への太陽光パネル設置義務化まで、地域特性を活かした多様な挑戦がありました(注2)。第二回ではさらにその波を広げるべく、皆様のご応募・ご推薦をお待ちしています。
 
<第二回「カーボンゼローカル大賞」公募概要>
公募期間:2026年4月1日(水)~7月31日(金)
応募対象:日本国内の市区町村および都道府県
応募方法:自薦(自治体からの応募)および他薦(市民・団体からの推薦)
応募フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdBQRv5ZtvRa2yCjtTCn7Xv-iXDx1VaRIt0Hpq404O3_ak9-A/viewform
主催:市民が選ぶ!カーボンゼローカル大賞実行委員会(グリーンピース・ジャパン、環境エネルギー政策研究所、POW JAPAN)
 
<評価基準>
1.
地域課題の解決:
地域の課題(少子高齢化、人口流出、耕作放棄地、空き家、産業・地域の自立、交通、財政、観光、防災など)を構造的に解決するものとなっているか。
 
2.
住民の暮らしの質の向上
住民の健康・福祉、安全・安心、快適性・利便性、災害時の不安の解消など、住民の暮らしの質を向上させるものとなっているか。
 
3.
地域の活性:
日本全体で20~30兆円にものぼるエネルギー代金の地域外流出を食い止め、地域内に還流させ、地域経済を支える多様な担い手を育てるものとなっているか。
 
4.
脱炭素
温室効果ガスの排出量を有意に削減し、カーボンニュートラルの実現に向けた実効性の高い環境負荷低減策が講じられているか。
 
5.
モデルの普及性
制度設計や手法、実現までの突破のプロセスが、他自治体が取り入れやすく、財政的にも持続可能であるか。
 
<表彰部門>
基礎自治体部門
政令指定都市部門
都道府県部門
 
<審査員>
審査員長:藤野純一(公益財団法人地球環境戦略研究機関 上席研究員)
審査員:
明日香 壽川(東北大学 特任教授・名誉教授)
飯田 哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)
歌川 学(産業技術総合研究所 ※個人として参加)
鈴木 かずえ(グリーンピース・ジャパン 気候変動・エネルギー担当)
武井 七海(POW JAPAN ディレクター)
前 真之(東京大学大学院 准教授)
吉高まり(一般社団法人バーチュデザイン 代表理事)
<第二回 表彰式・開催概要>
日時:2026年10月28日(水)予定
場所:ビジョンセンター新橋
   (〒100-0011 東京都千代田区内幸町1丁目5−2 平和ビル17F
形式:ハイブリッド形式(都内会場・オンライン配信)
 
<審査員からのコメント>
審査員長 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES) 上席研究員、藤野純一
「国際状況が大きく変化する今、必要なのは自分たちの地域のために『やるかどうか』です。暮らしや仕事、移動において、省エネ機器や高性能建築、省エネ車に更新することでエネルギーの効率を改善すれば、たくさんのエネルギーが漏れ出ている『バケツ』の穴を塞ぐことができます。そして、できるだけ地域のヒト・モノ・カネで創ったエネルギーで満たしていくことは、災害に強く、健康で、次の仕事につながり子育てしやすい地域の礎になります。ローカルの挑戦は、世界を動かします。皆さまの挑戦を、心からお待ちしています」
 
環境エネルギー政策研究所 所長、飯田哲也
「いま世界では私が『Ei革命』と名付けた文明史的なエネルギー大転換--再エネ・蓄電池・EV・AIによる分散型エネルギー革命が不可逆的かつ加速度的に進んでいます。この革命の主役は、国ではなく地域と市民です。毎年20~30兆円ものエネルギー代金が地域から、そして日本から流出する構造を変え、地域の富と安心を自らつくる。本大賞は、そうした挑戦を全国から掘り起こし、可視化し、横に広げるための場です。各地の知恵と実践が日本のエネルギー転換を加速させることを確信しています」
 
グリーンピース・ジャパン 気候変動・エネルギー担当、鈴木かずえ
「エネルギー価格の高騰などで、自治体を取り巻く状況は厳しさを増しています。その中で、地域の課題の解決と脱炭素を同時実現する自治体を表彰するこの試みの重要性もまた増しています。自薦・他薦を問わず、多くの事例の応募をわくわくしながら待っています」
 
POW JAPAN ディレクター、武井七海
「雪不足や極端なドカ雪。フィールドの異変を肌で感じる私たちにとって、気候危機はビジネスにも生活にも直結する死活問題です。現在、スノーリゾートから持続可能な運営を目指す『SRA(サステナブル・リゾート・アライアンス)』の輪が広がっていますが、民間だけの努力では限界があります。地域のインフラや政策を担う自治体の皆さんの強力な後押しが不可欠です。本大賞を通じて、地域が元気になる優れた施策に出会い、それが全国へ波及していくことを期待しています」
 
 
(注1)一般社団法人バーチュデザイン、環境エネルギー政策研究所、グリーンピース・ジャパン、POW JAPAN(五十音順)
(注2)第一回「市民が選ぶ!カーボンゼローカル大賞」の詳細はこちら