―金融・製造・医療など機密情報を扱う業界で加速するオンプレミスLLM需要に対応。戦略策定からインフラ構築・運用改善まで一気通貫で支援―
株式会社Konnect-linK、閉域・オンプレミス環境対応のLLM/AIエージェント構築ソリューションを本格提供開始
株式会社Konnect-linK(本社:東京都千代田区、代表取締役:薦田 賢人、以下「当社」)は、企業における生成AI活用の拡大に伴い、AIガバナンスおよびセキュリティリスクへの対応重要性が高まる中、閉域・オンプレミス環境に対応したLLM(大規模言語モデル)/AIエージェント構築ソリューションの本格提供を開始いたしました。
 
本ソリューションは、当社が1年以上前から社内研究開発を進めるとともに、プライム市場上場企業様をはじめとするクライアント様に対してご提供を行ってきた閉域・オンプレミス環境下でのLLM/AIエージェント構築に関する知見・ノウハウを体系化しご提供するものです。機密データを社内ネットワークの外部に出すことなく生成AIを活用できる環境を構築し、AI戦略の策定からインフラ設計・構築、業務実装、運用改善までを一気通貫で支援します。これにより、金融・製造・医療業界等の、高度な情報セキュリティ基準が求められる企業様に安心してAI活用を推進頂ける環境をご提供してまいります。
LLMの隆盛によりオンプレミス回帰へ
1. 背景:顕在化する生成AIの情報漏洩リスク
生成AIは企業の生産性向上に大きく貢献する一方、近年ではその利用に伴う情報漏洩リスクが深刻な経営課題として顕在化してきております。
 
(1) AIガバナンスの不在がもたらす「シャドーAI」リスク
多くの企業では、生成AIの業務利用に関する明確なルールやガバナンス体制が整備されないまま、従業員様や業務委託者様を始めとした業務遂行者様が個々の判断でクラウド型AIツールを利用しているケースが散見されます。
IBM「Cost of a Data Breach Report 2025」によれば、企業の承認を得ずに利用される“シャドーAI”に起因するデータ侵害は調査対象となった企業全体の20%で確認されています ※1。
 
(2) クラウド型AI利用に伴う構造的リスク
クラウド型の生成AIサービスでは、ユーザーが入力したデータが外部サーバーに送信される事によって生起しうる様々なセキュリティリスク(機密情報の学習データ利用/情報漏洩リスク等)を有しています。
 
実際に、アシュアード社の調査では、従業員1000名以上の大手企業の情報システム部門所属の300名を対象にした調査で、SaaSを利用する企業のうち半数以上の58.5%の企業がAIまたはAIを活用したSaaSに起因する情報漏洩等のセキュリティインシデントを経験しているとの結果が出ています ※2。
 
また、ガートナージャパンの調査によれば、2026年以降、企業の全セキュリティ事故のうち半分がAIを搭載したアプリケーション起因で起きることになると予測されています ※3。
 
(3) AIエージェント活用の進展に伴う権限管理リスク
多くの企業がLLMの有用性を認識する中、近年は、より高度な業務効率化や自動化を実現する手段として、AIエージェントの導入・検討も進みつつあります。ユーザーの明示的な指示に応答する従来型のLLM活用に比べ、AIエージェントは複数のツールや業務システム、社内データに接続しながら自律的または半自律的に処理を進める場面が想定されるため、利便性が向上する一方で、より広範な権限を付与しやすいという構造的なリスクを伴います。
その結果、設定不備や不適切な権限設計、外部データ経由での意図しない指示の混入等が発生した場合には、機密情報、社内データ、基幹システムに与える影響が、従来のLLM単体利用時よりも大きくなる可能性があります。したがって、AIエージェントの活用にあたっては、LLM以上に、厳格な権限管理、監査、承認プロセスを含む、より強固なAIガバナンスと向き合うことが必要となります。
 
(4) 規制強化に伴う各業界でのオンプレミス化の加速
こうしたリスクの顕在化を背景に、特に機密性の高い情報を扱う金融・製造・医療業界を中心に、データを自社環境内に保持したままAIを活用できるオンプレミスLLMへの移行が急速に進んでいます。
 
当社は、このような市場環境の変化を踏まえ、閉域・オンプレミス環境に対応したLLM構築ソリューションを本格提供いたします。
2. ソリューション概要:オンプレミスLLM/AIエージェント構築ソリューション
当社のオンプレミスLLM/AIエージェント構築ソリューションは、AI戦略の立案からインフラ構築、業務実装、運用・改善まで、企業の閉域環境下での生成AI活用に必要なすべてのフェーズを一気通貫でご支援するものとなります。
※本サービスは、1年以上前より研究開発含め取り組みを開始しており、既に金融機関様を始めとしたプライム市場上場企業様にサービス展開を行っているものです。
 
〇主なサービスライン
●AI戦略・構想策定: 業務課題の整理、AI活用ロードマップ策定、投資対効果の試算、経営層向けAI戦略立案の支援
 
●AIガバナンス設計: AI利用ポリシー策定、シャドーAI対策、リスク評価フレームワーク構築、ガードレール設計(出力検証・プロンプトインジェクション対策等)、AIエージェント活用時の権限管理・統制設計
 
●オンプレミスLLM基盤構築: 閉域・オンプレミス環境でのGPUサーバー設計・構築、LLMモデル選定・導入、量子化によるモデル最適化、RAG(検索拡張生成)環境構築、API設計・業務システム連携
 
●業務実装(社会実装): 業務プロセスへのAI組み込み、ユーザー導線設計、業務定着化支援、MCP(Model Context Protocol)・A2A(Agent-to-Agent Protocol)等を活用した次世代AI連携の実装
 
●運用・改善: モデル精度の継続的モニタリング、評価設計(ベンチマーク・検証手順)の標準化、ファインチューニング支援、運用コスト最適化
 
●セキュリティ・安全性検証: 脆弱性診断、データアクセス制御設計、プロンプトインジェクション耐性テスト、コンプライアンス適合性の検証、AIエージェント活用時のアクセス制御・外部連携リスクの検証
 
実装モデル例(公開モデルを中心とした一例)
・Qwen3-Next-80B-A3B-Thinking
・gpt-oss-120b
・Llama-3.1-Nemotron-Ultra-253B-v1
※上記は一例であり、実際にはお客様の要件・利用環境・ライセンス条件等を踏まえて最適なモデルを選定いたします。
3. 当社の強み
(1)基盤技術に加えAI戦略立案/ビジネス検討/システム開発まで一気通貫支援
当社は、戦略立案や事業開発を強みとしており、閉域・オンプレミス環境でのLLM導入において、基盤技術の整備に加え、AI戦略立案、ビジネス検討、システム開発まで一気通貫で対応可能です。単なる技術導入にとどまらず、業務運用への組み込みや継続的な改善まで見据えながら、お客様の課題や目的に応じて、必要な領域を選択いただける体制を備えています。
 
(2)閉域・オンプレミスを含むAI基盤構築の実績
当社は従来よりプライム市場上場企業様を始めとするお客様に対して、インターネットから隔離された閉域環境やオンプレミス環境でのAI基盤構築を手がけてまいりました。セキュリティ要件の厳しい大手企業様への導入実績にて培ったノウハウを本ソリューションに集約しています。
 
4. 想定される導入対象会社/組織様
本ソリューションは、以下のような課題や要件を有する企業・組織様を主な対象としています。
 
・生成AI導入が先行し、セキュリティやAIガバナンス体制の整備を本格化したい企業様
・AI活用の拡大に伴い、社内ルールや統制体制の整備・高度化を進めたい企業様
・金融・製造・医療・官公庁など、高度な情報セキュリティ水準が求められる組織様
・機密情報・個人情報を取り扱うため、閉域・オンプレミス環境でのAI活用を求める企業様
・AIエージェント導入を見据え、権限管理や内部統制を含む安全な実装基盤を整備したい企業様
・PoCや試験導入から一歩進み、全社展開を見据えた運用体制の構築を進めたい企業様
・シャドーAIへの対策を含め、統制の取れた生成AI活用を推進したい企業様
 
5. 代表コメント
株式会社Konnect-linK 代表取締役CEO 薦田 賢人
「生成AIは、今後の企業競争力を左右する極めて重要な技術です。一方で、その利便性の裏側には、企業活動の根幹に影響を及ぼしかねない重大なリスクも存在します。クラウド型AIへの機密データ入力による情報漏えいや、十分なガバナンスが整備されないまま進行するシャドーAIの利用は、もはや一部企業だけの問題ではなく、あらゆる企業が直ちに向き合うべき経営課題であると考えています。 さらに今後は、AIエージェントの活用が進むことで、権限管理や内部統制の在り方は一層複雑化していくことが想定されます。当社は引き続き、オンプレミスLLMの構築から業務への定着、運用改善に至るまでを一気通貫で支援し、お客様が安全かつ継続的に成果を創出できるAI活用環境の実現に貢献してまいります
6. 会社概要
Konnect-linKロゴ
・株式会社Konnect-linK
 所在地:東京都千代田区外神田5-2-1 外神田Sビル5階
 代表者:代表取締役 薦田 賢人
 設立:2022年5月
 事業内容:新規事業開発、AI/IT領域の支援、システム開発、経営支援
 URL:https://konnect-link.co.jp/
 お問い合わせ:info@konnect-link.co.jp
 
出典等
※1 Cost of a Data Breach Report 2025 (IBM)
  https://www.ibm.com/reports/data-breach
※2 利用SaaSに潜む「隠れAI」、3社に1社は未確認。半数以上がAIに起因したセキュリティ事故を経験(アシュアード調査) (ASSURED)
  https://assured.jp/column/shadow-ai-survey
※3 セキュリティインシデントの50%がカスタムのAIシステム関連に--ガートナー予測 (ZDNET)
  https://japan.zdnet.com/article/35245200/

金融・製造・医療業界等の、高度な情報セキュリティ基準が求められる企業様に安心してAI活用を推進頂ける環境をご提供してまいります。

様々なセキュリティリスク(機密情報の学習データ利用/情報漏洩リスク等)を有しています。

機密情報、社内データ、基幹システムに与える影響が、従来のLLM単体利用時よりも大きくなる可能性があります。

自社環境内に保持したままAIを活用できるオンプレミスLLMへの移行が急速に進んでいます。

閉域・オンプレミス環境に対応したLLM構築ソリューションを本格提供いたします。