~富山の「薬売り」文化を現代のウェルビーイング事業へ昇華。伝統野菜ブランディングのプロと協業~
一般社団法人日本女性起業家支援協会(本部:神奈川県藤沢市、代表理事:近藤洋子、以下「当協会」)が運営する「日本ママ起業家大学(以下、ママ大)」は、農林水産省が推進する令和7年度「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト支援事業」に採択された「とやまテロワールベジコンソーシアム」に参画することをお知らせいたします。

本事業は、富山県、トゥ株式会社(コンソーシアム事務局)、地域の金融機関、流通・運送会社、メディア、そして一般社団法人日本野菜テロワール協会(代表:小堀夏佳)など、産官学金の多様なステークホルダーが一体となって推進する地域協調型の大型プロジェクトです。当協会は、新たなビジネスの担い手となる「女性起業家」の育成を通じて、富山県の農業課題解決と地域経済の活性化に貢献します。
 
■ 背景と課題:水田率全国1位の裏にある「野菜産出額41年連続最下位」の打破
富山県は水田率が約96%と全国一高く、稲作に特化した安定的な農業構造を持つ一方で、野菜の産出額は41年連続で全国最下位という大きな構造的課題を抱えています。県内消費者からの「地元産野菜を食べたい」という声に応えきれず、野菜自給率は1割以下に留まっています。

この状況を打破するため、富山県では単なる「生産量の拡大」ではなく、気候や風土、歴史が育む「価値」を向上させる「とやまテロワールベジ」の取り組みを推進しています。本プロジェクトでは、この高付加価値な野菜群を活用し、新たな食品産業ビジネスを創出することで、地域産業全体の活性化を目指します。
 
■ 解決策:富山の「薬売り」文化を現代化する「TOYAMA YŌJŌ(とやま養生)」
富山県は古くから「くすりの富山」として、全国に健康を届けてきた約300年の歴史があります。本事業ではこの「配置薬(置き薬)」の伝統を、現代のウェルビーイング(心身の健康と幸福)の視点で再定義し、「TOYAMA YŌJŌ(とやま養生)」をコンセプトに掲げます。

標高3,000m級の立山連峰から水深1,000mの富山湾に至る「高低差4,000m」のダイナミックな地形と水の大循環が育む「とやまテロワールベジ」や豊かな海の幸を、日常の回復力を高める「食べる置き薬」として商品化。五つの養生(食・温・眠・動・心)を通じた新しい価値を、県内外へ展開します。
 
■ 伝統野菜ブランディングのプロフェッショナル(ママ大OG)との強力なタッグ
本コンソーシアムに参画する一般社団法人日本野菜テロワール協会の代表理事である小堀夏佳氏は、当協会が運営する「日本ママ起業家大学」の卒業生(OG)です。
一般社団法人日本野菜テロワール協会/代表理事 小堀夏佳氏(富山県の雪下人参を手に)
日本全国の伝統野菜やテロワール野菜の魅力を発掘・ブランディングしてきたプロフェッショナルである小堀氏の知見と、これまでに約400名の女性起業家を育成・輩出してきた当協会のノウハウが融合。食材の「価値定義」から、それをビジネスとして消費者に届ける「人材育成」までを一気通貫で担う、強力な協業体制を構築します。
 
■ コンソーシアムにおける当協会の役割と今後の展開
本コンソーシアムにおいて当協会は、新たなビジネスの「担い手」となる女性起業家(プロモーター)の育成を中核として担います。
1.
「養生コンシェルジュ」の育成と起業支援
起業家や起業志望者を対象とした新ビジネス創出研修会を実施し、富山の食材や文化を背景としたビジネスモデルの構築を支援します。
2.
多様な関係者との共創(ビジネスマッチング)
生産者、食品メーカー、物流業者(ヤマト運輸等)、地域メディア(ケーブルテレビ等)と連携し、「養生テロワールボックス」などの新しい流通・サービスモデルを創出します。
3.
関係人口の拡大とウェルビーイングの実現
県内外の女性起業家が富山をフィールドに活動できる環境を整え、富山県が成長戦略の柱として掲げる「幸せ人口1,000万(関係人口の拡大)」の実現に貢献します。
当協会は、この「TOYAMA YŌJŌ」プロジェクトを通じて、富山の豊かな自然・風土と女性の感性を掛け合わせ、女性が「自分らしく働き、暮らせる」持続可能な地域モデルの構築に尽力してまいります。
 
 
【「とやまテロワールベジ」とは】
富山県が2023年より推進している、県産園芸作物のブランド化・消費拡大プロジェクトです。「テロワール」とは、気候や地形などの自然環境と、そこに暮らす人々の歴史や文化が織りなす「土地の個性」のこと。標高3,000m級の立山連峰から水深1,000mの富山湾に至るダイナミックな地形と豊かな水、そして厳しい自然に向き合ってきた富山の人と技が育む野菜や果物を「とやまテロワールベジ」として認定しています。 現在、販売額1億円を突破した「新川だいこん」や、約120年の歴史を持つ「入善ジャンボ西瓜」など、計15品目が選定されています。県主導で過去3年にわたり産地育成やプロモーションを行ってきましたが、4年目を迎える本年、農林水産省の事業採択を受け、産官学金が連携するコンソーシアムへと発展。さらなる事業拡大と地域活性化を目指します。
・参考URL:https://shoku-toyama.jp/feature/f_vol34.php
 
【一般社団法人日本女性起業家支援協会(日本ママ起業家大学)について】
一般社団法人日本女性起業家支援協会/代表理事 近藤洋子
2013年より「子育て、介護、地方在住」など「制約」がある主に女性たちの新しい働き方を創出すべく、「日本ママ起業家大学」を運営。ライフステージが変化しても自分らしく働き続けたい女性の起業を支援しています。「売り上げ」が唯一のゴールではなく、「幸福」をゴールとした働き方に多くの支持を得て、これまでに約400名の卒業生を輩出。地域の資源と女性の感性を掛け合わせたビジネス創出に力を入れています。
・設立:2013年9月 
・代表者:近藤 洋子
・所在地:神奈川県藤沢市鵠沼石上1丁目7-8 ビッグライズビル5F
・URL:https://j-mec.com/
 
【一般社団法人日本野菜テロワール協会について】
2000年にオイシックス株式会社(現:オイシックス・ラ・大地株式会社)に創業期から参画し、初代野菜バイヤーとして「ピーチかぶ」「トロなす」「かぼっコリー」など数々のヒット野菜を生み出した“愛の野菜伝道師”こと小堀夏佳が、2022年8月31日(野菜の日)に設立。日本全国の風土や歴史が育む「伝統野菜」や「ご当地野菜」の魅力を発掘し、多様性ある野菜を通じて生産者と消費者を繋ぐ活動を展開。 消えゆく危機にある在来種を未来へ残すため、野菜のブランディング、商品開発、人材育成、講演活動などを通じて、持続可能な農業と地域活性化(テロワール)の実現に取り組んでいます。
・設立:2022年8月31日
・代表理事:小堀 夏佳
・URL:https://vege-terroir.jp/