OCRによる手書き答案の高精度読み取りと、受験指導の現場で磨かれた国語採点ノウハウを融合。記述採点を「作業」から「次の指導」へ変える教育DXを推進
株式会社ワオ・コーポレーション(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:池森英雄)と、その子会社である株式会社ワオテック(本社:大阪府大阪市、CEO:池森英雄)はこのたび、国語記述問題AI自動採点システム「AI Go Answer(エーアイゴーアンサー)」を共同開発しました。
「AI Go Answer」は、OCRによる手書き答案の読み取り技術と、能開センターの国語指導陣が受験指導の現場で長年培ってきた採点・減点ノウハウを組み合わせることで、単なる正誤判定ではない、“人が行う国語採点”の再現を目指した新しいAI自動採点システムです。なお、本技術は現在、特許出願中です。
 
創立50周年を迎えるワオ・コーポレーションは、全国47都道府県で教育事業を展開し、「志を高く持ち、自ら学び、自ら考え、自らの判断で行動できる人物の育成」を教育理念に掲げてきました。今回の開発は、その教育現場の知見と、ワオテックのテクノロジー開発力を掛け合わせることで実現した、教育業界に向けた新たな挑戦です。
 
■開発の背景
教育現場、とりわけ学習塾・学校において、国語の記述答案の採点は今なお大きな負担です。記述問題は、選択問題のように単純な正誤判定では処理できず、答案の内容、要素の過不足、論理展開、表現の適切さなどを多面的に見て評価する必要があります。
 
そのため、採点には高い専門性と多くの時間が求められます。一方で、採点枚数が増えるほど、採点者の疲労や判断の揺れによる“採点ブレ”が生じやすくなります。特に中学受験・高校受験においては、数点の差が合否を左右するケースも珍しくなく、採点の再現性や公平性は、教育品質そのものに直結する重要なテーマです。
 
 
能開センターは1976年の創業以来、教育理念を守りながら時代の変化に応じた教育サービスを提供し、授業・指導力を強みに学力向上と志望校合格を支えてきました。能開の指導者は「学ぶ面白さが伝わる授業」で子どもたちの学ぶ姿勢と学力を伸ばしていくことを重視しており、その中で国語記述の採点・添削にも独自の実践知を蓄積してきました。
 
 
一方、株式会社ワオテックは、2023年9月に設立されたワオ・コーポレーションの子会社で、IT関連教育サービス・人材育成業を展開しています。ミッションとして“Power to the people by tech~テクノロジーで人々に力を~”を掲げ、教育とテクノロジーを掛け合わせた価値創出を推進しています。
 
こうした背景のもと、「採点に時間を奪われる教育現場」から、「採点結果をもとに指導を強化できる教育現場」へ進化させるべく、両社は共同で「AI Go Answer」を開発しました。
 
■「AI Go Answer」とは
「AI Go Answer」は、国語記述問題の採点を支援するAI自動採点システムです。

手書きの答案をOCRで読み取り、その内容をAIが解析。さらに、能開センター指導陣の採点・減点ノウハウを反映することで、単なるキーワード一致や部分一致にとどまらず、実際の入学試験や模試で求められるような“人間的な採点判断”の再現を目指しています。
 
従来、記述採点は熟練した講師・教員に依存しやすく、時間も工数もかかる業務でした。「AI Go Answer」は、その採点業務を効率化するだけでなく、採点結果を次の授業や添削指導へつなげるためのデータとして活用することを前提に設計されています。
 
■「AI Go Answer」の主な特長
1.OCRによる手書き答案の読み取りに対応
「AI Go Answer」は、紙の答案に書かれた手書きの記述内容をOCRで読み取り、採点可能なデータへ変換します。教育現場で実際に扱われている答案用紙や運用フローを前提にしているため、既存の試験・模試運用と親和性の高い形で導入できる点が特長です。
2.能開センター国語指導陣の採点ノウハウをAI化
本システムの最大の特長は、学習塾の現場で培われた採点ノウハウが、そのままAIに実装されていることです。能開センターの国語指導陣が長年の受験指導で蓄積してきた知見をもとに、
模範解答と同等の内容であれば適切に評価する
一部要素が欠落している場合は減点する
表現が異なっていても、内容や論理が妥当であれば評価対象とする
といった、実際の採点者が行う判断プロセスの再現を目指しました。
 
3.採点のブレを抑え、評価の再現性を高める
人間による採点では、体調や経験差、採点順、採点枚数などによって評価の揺れが起こることがあります。「AI Go Answer」は、設定された基準に基づいて一貫した採点を行うため、同じ答案には常に同じ評価を返すことが可能です。これにより、採点品質の標準化、公平性の担保、保護者や受験生への説明可能性向上に寄与します。
4.採点を“終わり”ではなく“次の指導”へつなげる
「AI Go Answer」は、点数を返すだけのツールではありません。どこで減点されたのか、どの要素が不足していたのかを可視化し、講師・教員が次の授業や個別指導に活用できる情報として整理することを重視しています。
つまり、「採点業務の省力化」だけでなく、“採点から指導へ”を実現する仕組みです。
5.特許出願中の独自技術
OCRによる読み取り技術と、国語記述採点のノウハウを組み合わせ、人間的な採点判断の再現を目指す本技術は、現在特許出願中です。教育現場の実運用に耐えうることを重視し、現場知とAI技術を融合した独自性の高いシステムとして開発を進めています。
 
■教育業界・学習塾・学校にとっての導入価値
「AI Go Answer」は、特に以下のような課題を抱える教育機関・教育事業者に対して大きな価値を提供します。
記述採点に多くの時間がかかり、講師・教員の負担が重い
校舎ごと、担当者ごとに採点の基準や厳しさが揺れやすい
記述指導を強化したいが、採点工数がネックになっている
採点結果をデータとして蓄積し、授業改善・学習改善に生かしたい
人手不足の中でも、採点品質を維持・標準化したい
 
学習塾経営者や学校経営者にとって、採点は単なる業務ではありません。講師時間の配分、保護者説明の信頼性、教務品質の標準化、記述対策の競争力、ひいては校舎運営の収益性にまで関わる“経営課題”です。
「AI Go Answer」は、その採点業務を効率化するだけでなく、採点を指導資産へ変えることで、教育機関の競争力強化に貢献するソリューションです。
■今後の展開
ワオ・コーポレーションおよびワオテックは、まず学習塾・学校現場における国語記述採点の高度化・効率化を支援してまいります。今後は、採点支援にとどまらず、蓄積された答案データを学習分析・教材開発・授業改善へと活用し、教育の質そのものを引き上げる仕組みへ発展させていく予定です。
 
 
また、塾・学校への提供に加え、既存の採点システム事業者や教育関連企業との連携も視野に入れ、記述採点分野における新たな教育インフラづくりを進めてまいります。
■代表コメント
株式会社ワオテック CEO
株式会社ワオ・コーポレーション 代表取締役社長
池森 英雄
 
国語の記述採点は、教育の本質に近い仕事である一方、現場にとっては非常に重い業務でもあります。
私たちは、採点そのものを単に置き換えたいのではなく、採点の先にある“次の指導”をもっと強くしたいと考えています。
「AI Go Answer」は、教育現場の負担を減らしながら、指導の質を高めるために開発した仕組みです。能開センターの国語指導陣が長年積み重ねてきた知見と、ワオテックの技術開発力を掛け合わせることで、ようやく現場で本当に使える形に近づけることができました。
教育の未来に必要なのは、単なる効率化ではなく、現場に根ざした本質的なDXです。
「AI Go Answer」を通じて、採点を“消耗する作業”から“価値を生む指導資産”へ変えていきたいと考えています。
■製品概要
製品名 AI Go Answer(エーアイゴーアンサー)
製品分類 国語記述問題AI自動採点システム
主な機能 ・OCRによる手書き答案の読み取り
・国語記述答案のAI採点採点
・減点基準に基づく評価
・採点結果の分析および指導活用
・採点基準の調整対応(学校ごと採点基準変更対応を含む)
対象 学習塾、学校、採点システム事業者 ほか
備考 特許出願中
 
 
公式ホームページ
 
 
 
ワオ・コーポレーションは「能開センター」や「個別指導Axis(アクシス)」など学習塾運営をはじめとする教育事業を軸に、エンターテインメント事業、海外事業、教育総合研究所、生活関連事業、商品企画開発、人材活用事業を全国規模で展開しています。
 
〈公式ホームページ〉https://50th.wao-corp.com/cm/
 
[学習塾・教室]能開センター・個別指導Axis・スタッド学習教室
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[アニメ・CG・映像制作]ワオワールド
[タレント・ミュージシャン・声優・俳優などのマネジメント]ワオ・エージェンシー
[哲学・科学・経済が学べる通信制高校]学校法人ワオ未来学園 ワオ高等学校
[IT・DX人材の育成]WAOTECH(ワオテック)
[社会に役立つ学びをオンラインで]ワオ未来塾
[志ある高校生を支援]一般財団法人 西澤育英基金