世界では、いまこの瞬間も戦争や紛争が終わらず、弱い立場に置かれた人々、とりわけ子どもたちの未来が、理不尽に奪われ続けています。その影響は子どもたちの学ぶ時間や当たり前の日常だけでなく、人や未来を信じる力まで深く傷つけ蝕んでいます。
その一方で、AIは驚くほどの速さで進化を遂げており、仕事のあり方も、学び方も、創造の形も、大きく塗り替えられようとしています。この変化に、心が躍る瞬間はたしかにあり、人間の可能性が広がっていく感覚もあります。
けれど同時に、人間らしさへの問いや、努力することや考え続けることがこの先も価値があり続けるのか、という問いから逃げることはできず、私たちのような大人世代もまた、その揺らぎの中にいます。
戦争のニュースや技術の進化を前にして、最後に私の思考が向かう先はいつも同じで、「子どもたちに、何を残せるのか」ということに帰結します。時代が変わっても、技術が進化しても、学んだことは、その子の内側に残り続けます。
ジェイードは、世界中の企業の価値を国内外に届ける仕事をしてきました。
日本も世界も大きな変化が求められる今、社会に大きなうねりを起こすには、まだ言葉になっていない強みを見つけ、輪郭や意味づけを強化し、必要な人へ届く形にしていく必要があります。
また代表である穐吉も、英国大学院で学んだ戦争学からは、戦争が起きる構造だけではなく、戦争を起こさないためには何が必要なのかという点に強い関心を持ってきました。
世界を知ろうとする力。違う価値観に出会ったときに、怖がるだけで終わらない力。自分の頭で考え、自分の言葉で伝え、対話しながら道を選ぶ力。激変する時代を生き抜きながら、他者への想像力を失わない力。
そういうものを育てる営みを、私は教育と呼ぶのではないかと考えています。そして、教育でしか戦争は無くせない、そのように思います。
ジェイードは広報の会社だからこそ、言葉の力と構想力、そして情報拡散力という強みを活かしてこの役割を果たしていきたいと考えています。
どこに行っても生きていける強さ。違う文化や価値観に出会っても、自分を閉じずにいられるしなやかさ。正解のない問いの前で、自分の頭で考え、自分の言葉で立てる力。
そういう力を育てることが、今の時代を生きる大人の責任だと思っています。
シンガポールで思い描いている新規事業も、その延長線上にあります。自分のこれまでの経験、見てきた景色、広報という仕事で培ってきた力を、次の世代のためにどう使えるのか。
けれど、言葉にしなければ始まらないこともあります。
だから今年も、ここでの機会を得て書きたいと思いました。子どもたちが「早く大人になりたい」と感じられるような世界の実現に向けて努力を続けてまいります。
JAYIDはこれまで、広報という仕事を通じて、まだ言葉になっていない価値を社会へ届けてきました。これからはその知見を、次の世代のためにも生かしていきたいと考えています。
いま思い描いているのは、シンガポールという多様な文化が交わる場所から、グローバル教育に向き合う家庭や子どもたちを支える新たな取り組みです。
株式会社ジェイードは、世界中のBtoB企業、テック企業の広報を戦略的にサポートするグローバルPRエージェンシーです。広報戦略策定、メディアリレーション、危機管理対応、原稿執筆、クリエイティブ、マーケティングなどを通じ、国内外の多様な企業のコーポレートコミュニケーションを支援しています。
前回のApril Dreamでは、紛争や貧困の問題解決に向けて、自社の強みを生かした具体的な行動を起こしていく意志を表明しました。今回はその思いをさらに発展させ、教育と次世代への責任というテーマへと歩みを進めます。