| ~所沢市におけるネイチャーポジティブの更なる加速をめざす~ |
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所沢市、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、公益財団法人 日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、所沢市におけるネイチャーポジティブの更なる加速に向けて、「衛星画像データを活用した、植生 および生物の広域推定技術※1」の実証を2026年4月1日(水)から開始します。開始にあたり、2023 年5月に3者で締結した「自治体規模のネイチャーポジティブ※2を目指した連携協定」(以下、本協 定)を2026年3月31日(火)に更新しました。 |
| 【背景】 |
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所沢市、ドコモ、NACS-Jは、所沢市のネイチャーポジティブの実現を目的とした連携協定を2023年5 月に締結しました。本協定に基づき、所沢市が生物多様性の保全活動に参画する企業と地域をつなげる 橋渡し役となり、自然保護に知見のあるNACS-Jによる助言を受けながら3者が連携して活動を行うスキ ームが確立されました。その中でドコモは企業版ふるさと納税による保全緑地のエコロジカルネットワ ーク機能向上への貢献、ドコモが持つAI画像判定技術を活かしたトンボ相の自動同定モニタリング手法 ※3の開発検討、所沢市内の里山保全地域における社員参加型保全管理活動などに取り組んできまし た。 |
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このたび、2025年のドコモの「生物多様性中期ロードマップ※4」の策定などを踏まえ、所沢市にお ける更なるネイチャーポジティブの実現に向けて、IoTを活用した自然資本のデータ収集技術やAIを活 用した解析技術などのドコモグループの 強みをより活かした連携のあり方や活動のさらなる発展が期待 できることから、協定における連携事項に、「衛星画像データを活用した、植生および生物の広域推定 技術」の実証実施を追加しました。 |
| 【取り組み概要】 |
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自治体がネイチャーポジティブの実現をめざした取り組みを進めるにあたっては、生物多様性の保全上 重要な地域(以下、重要地域)を特定し、その保全・再生を図ることが大切です。所沢市では、「生物 多様性ところざわ戦略」において、市内の重要地域をエコロジカルネットワーク※5の観点から整理・ 設定し、本協定に基づく取り組みでは、重要地域の一つである 「菩提樹池里山保全地域(以下、当該 地域)」を活動対象地として選定しています。 |
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今回、当該地域を中心とした所沢市におけるエコロジカルネットワークの重要エリアにおいて、「衛星 画像データを活用した、植生および生物の広域推定技術」の実証を実施します。 |
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これまで現地踏査を主として行われてきた調査をICT技術で補うことで、作業の負担軽減や短縮化が見 込まれると共に、本実証で取得したデータの自然共生サイトへの登録・モニタリングにおける活用を、 3者で連携しながら行います。また、地域の企業や地域住民などのステークホルダーと連携しながら、 定量的なデータに基づき地域の生物多様性保全活動を促進し、新たな保全施策の立案や効果検証などに 活用することで、所沢市のネイチャーポジティブ実現に貢献します。 |
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3者は、本協定を通じて、所沢市における地域と企業の連携による新たな生物多様性保全スキームを確 立させ、水平展開を推進することで、国内におけるネイチャーポジティブ実現に貢献します。 |
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※1 自治体・企業のネイチャーポジティブ戦略策定を支援するために、NTT株式会社、株式会社バイオーム、NTTドコモビジ ネス株式会社(旧社名:NTTコミュニケーションズ株式会社)、NTTドコモソリューションズ株式会社(旧社名:NTTコ ムウェア株式会社)、株式会社NTTデータ、株式会社ドコモの6社が実証中の、衛星画像データを活用した、植生および 生物の広域推定技術。 |
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NTTグループの衛星画像データ解析技術と、バイオームが保有する国内最大級1,000万件以上のリアルタイム生物データ ベース「BiomeDB」を掛け合わせることで、生物多様性のモニタリングを支援するための広域かつ継続的な植生および 生物の関連データ収集・分析手段の確立をめざしています。 |
| (https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2025/03/27_00.html) |
| ※2 人と地球のために、生物多様性の損失に歯止めをかけ、自然を回復させること。COP15(生物の多様性に関する条約 第 |
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15回締約国会議)でも2030年までにネイチャーポジティブな社会を実現することが国際社会の使命とされ、そのための世 界目標が定められています。 |
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※3 ドコモが保有する画像認識技術を活用し、事前にトンボの画像を学習したAIモデルを用い、撮影された映像からトンボ を自動で検知し種類毎に同定の判定を行う手法です。 |
| (https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol29_4/vol29_4_007jp.pdf) |
| ※4 2025年5月22日報道発表 |
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「ドコモ、2030年ネイチャーポジティブ・2050年自然と共生する世界への貢献に向け『生物多様性中期ロードマップ』を 策定」 |
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※5 対象となる地域において優れた自然条件を有する場所を生物多様性の拠点として位置付けつつ、野生生物の移動・分散を 可能とするため、生物多様性の拠点間を生態的回廊で相互に連結させる考え方。 |