株式会社NTTデータNJK(東京都中央区、代表取締役社長 小寺 基夫、以下「NTTデータNJK」)は、XRプラットフォーム「STYLY.biz」を活用したAR骨格標本の取り組みが、2026年3月25日に開催された授賞式において、「2025 デジタルアーカイブ推進コンソーシアム デジタルアーカイブ産業賞 奨励賞」を受賞したことをお知らせします。

■概要

近年、博物館や研究機関におけるデジタルアーカイブは、「保存」から「活用」への転換が課題となっています。本取り組みでは、XRプラットフォーム「STYLY.biz」を活用し、骨格標本のデジタルアーカイブをAR体験として実空間上に可視化しました。

本賞を主催する「デジタルアーカイブ推進コンソーシアム」は、博物館・研究機関・企業等が連携し、文化・学術資料のデジタルアーカイブ化および利活用の推進を目的として活動する団体です。詳細は、同コンソーシアムのWebサイトをご参照ください。

https://dapcon.jp/

■取り組みの特長

QRコードをスマートフォンやタブレットで読み込むことで、イラストカードに描かれた骨格標本の形状・構造を3Dで現実空間に重ねて体験することができます。実物展示では把握しにくい部位や全体構造についても、空間上で自由に観察することが可能です。

また、博物館では閲覧できない角度から見たり、画面上でつかんで大きさを変えたり、移動させるなど、実際の展示では得にくい新たな気付きを提供します。さらに、骨格をガラス表現に切り替える機能により、CTスキャンのように骨格形状をより細部まで確認することも可能です。

加えて、骨格標本データの更新や差し替えを容易に行える専用機能を開発しました。これにより、研究の進展や展示内容の変更に応じて、ARコンテンツ側も柔軟に更新できるようになり、コンテンツ制作・運用の効率化を実現しています。博物館で展示されている標本は、ケースの中や区切られた場所にあるため、近くでの観察や背面の確認が難しいという制約がありますが、ARを活用することで視点や距離に制限されることなく自在な角度から観察できます。物理的には観察が困難な口腔内部などの部位についても確認できるほか、展示されずにバックヤードで保管されている標本に新たな活用の機会を提供できる点も特長です。

今回、AR画面上で骨格標本を「拡大する」「まわす」「つかむ」「移動する」といった操作を直感的に行えるUI/UXを実装したことで、多くのユーザーから好評を得ています。これらの特長により、教育・研究用途において、骨格標本を繰り返し参照・比較できるデジタルアーカイブとしての活用可能性を提示しています。

※本資料内のQRコードをスマートフォンやタブレットで読み込むことで、AR骨格標本の体験イメージを確認できます。

■評価ポイント

本取り組みは、デジタルアーカイブ資料をAR表現へ展開し、スマートフォンやタブレットなどの身近なデバイスで体験可能とした点が評価され、今回の受賞に至りました。

■STYLY.bizについて

STYLY.bizは、XR技術を活用した空間体験コンテンツを、専用アプリを必要とせずブラウザベースで提供可能なプラットフォームです。展示、教育、研究、広報など多様な分野において、デジタルアーカイブ資料の利活用を支援しています。

■博物館・研究機関におけるXR/デジタルアーカイブ活用の広がり

近年、博物館や研究機関においては、XRやデジタルアーカイブを活用した展示・体験の取り組みが広がっており、さまざまな事例が発表されています。

XRを活用した創造力ワークショップパッケージを国立科学博物館と共同開発

~小学生向け社会貢献プログラム「NTTデータ アカデミア」で提供開始~

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000069185.html

バーチャル展示会を実現する「STYLY.biz」を国立科学博物館様へ提供開始

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000069185.html

【お問い合わせ先】

株式会社NTTデータNJK

第1デバイスコミュニケーション事業部