2026年4月1日より運用開始。横浜市管轄の区役所・学校・地区センターなど約1,200施設を横断し、施設ごとのごみ管理にとどまらず、都市全体で資源を捉える資源循環基盤として「pool」を本格実装
レコテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:野崎 衛)が提供する資源循環データプラットフォーム「pool」が、令和8年(2026年)4月1日より、横浜市が管轄する区役所、学校、地区センターなど約1,200施設において本格導入されることが決定いたしました。
 
本件は、単なるごみ管理業務のデジタル化にとどまらず、都市という「エリア単位」で資源をマネジメントし、日本最大級の自治体である横浜市とともに「大消費地を大供給地へ」変革するための第一歩となります。
 
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■ 導入の背景:アナログ管理の限界とエリアでの資源マネジメントの必要性
これまで横浜市の関連施設では、日々発生する廃棄物の情報が紙やExcel等に分散して管理されており、回収実績の確認や費用請求の照合において、年間約40万件もの膨大なデータ処理が行政および回収業者の重い負担となっていました。また、情報が断絶しているため、施設ごと・素材ごとの排出実態が正確に把握できず、循環型社会へ向けた資源回収の最適化が進まないという構造的な課題を抱えていました。
RECOTECHは、サプライチェーンにおける「情報の断絶」の解消こそが、サーキュラーエコノミー実装の鍵であると確信しています。この課題に対し、「pool」は単一施設に留まらず、都市という「エリア単位」で資源データを一元管理し、静脈物流を可視化する巨大なインフラとして、横浜市のルート回収事業における標準システムに採用されました。
 
■ 「pool」によるDX:行政・施設・収集運搬の「3方良し」を実現
「pool」による3方良しのモデル
「pool」は、現場の運用において「測って登録するだけ」という最小工数でのデータ化を実現します。令和7年12月から約200施設で実施された試験導入では、施設職員のデータ登録・確認にかかる業務時間が従来比で約7割削減される成果を実証しました。

本番導入により、以下の「3方良し」のオペレーションが構築されます。
 
1. 【排出施設(区役所・学校等)】入力負荷の最小化
専用の計量器に載せるだけの自動登録や、タブレットからの簡易入力により、現場職員に負担をかけずに正確な一次データを生成します。電子マニフェスト(JWNET)とも連携し、報告業務を自動化します。
 
2.【収集運搬事業者】リアルタイムなデータ共有と照合の自動化
日々の回収実績をネットワーク上で行政・施設とリアルタイムに共有できるため、月末の集計・報告の手間が大幅に削減されます。また、現場でのデータ承認により、透明性の高い「トラストデータ」を生成する重要な役割を担います。
 
3.【横浜市(行政)】年間40万件の事務削減と資源の可視化
分散していた請求・回収実績がpool上で一元管理されることで、莫大な集計・確認作業が効率化され、正確な資源動態の可視化が可能になります。
■ 今後の展望:都市資源のデータ化と回収物流の最適化
横浜市での1,200拠点の実装は、都市に眠る資源を正確なデータとして掘り起こし、静脈物流を可視化する基盤構築の第一歩となります。
 
今後は、「pool」に蓄積されたデータに基づき、都市全体の回収ルートの最適化や、これまで効率的な回収が困難であった少量の資源に対する新しい物流網の構築を目指します。
 
RECOTECHは、経済合理性を伴う資源循環モデルを確立し、都市を「安定的な資源の供給元」として機能させるサーキュラーシティの実装を推進してまいります。

会社概要
会社名:レコテック株式会社
所在地:東京都千代田区九段南一丁目5番6号 りそな九段ビル5階KSフロア
代表者:代表取締役 野崎 衛
設立:2007年5月
URL
会社:https://recotech.co.jp/
サービス:https://pool.recotech.co.jp/
事業内容
次世代型計量管理システム pool (排出事業者向け)
PCR材調達プラットフォーム pool (調達事業者向け)
国産100%PCR材 - pool resin
Circularity Design Consulting