| 世界的な光センシング技術との融合により、水処理の高度化と水インフラのデジタル化を推進 |
| 水問題の構造的な解決に挑むWOTA株式会社(代表取締役 兼 CEO:前田 瑶介、以下「WOTA(ウォータ)」)は、小規模分散型水循環システムの自律化・高度化に向け、次世代水循環システムの自律制御を支える水質センシング技術の開発を開始しました。 | |||
| 本取り組みでは、光技術分野で世界的な技術力を有する浜松ホトニクス株式会社(代表取締役社長:丸野 正、以下「浜松ホトニクス」)の協力のもと、同社の分光技術を用いて複数の水質パラメータを同時に測定する常時監視型の技術開発を進めています。本技術は水質の変化をリアルタイムで把握し、そのデータを水処理プロセスの制御に直接連携させることで、水処理のリアルタイム最適化を実現することを目指しています。 | |||
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| 〈技術開発の背景〉 | |||
| WOTAのコア技術は、水処理と制御アルゴリズムを一体として設計する独自の自律制御技術にあります。これは、各種センサーとアルゴリズムを組み合わせることで、機器や水質の状態をリアルタイムに把握し、水処理プロセスを自動制御するものです。この技術により、システムの状態を常時・遠隔で把握しながら、水処理を最適に制御することが可能となり、安全で持続的な水循環を実現しています。 | |||
| こうした自律制御を成立させる上で、水質を正確かつリアルタイムに把握するセンシング技術は中核的な役割を担います。 | |||
| WOTAはさらなる技術高度化を目指し、光センサーおよび光計測分野において世界的な技術力と実績を有する浜松ホトニクスと協力し、同社の分光技術を用いて多様な水質の監視を実現する技術開発に取り組みます。 | |||
| 今回の取り組みは、水処理装置の開発にとどまらず、水質データの取得・解析を含めた水インフラの高度化に向けた重要なステップとなるものです。取得された水質データは蓄積・解析され、将来的には複数の水循環システム間で共有・活用されるデータ基盤の構築にもつながります。 | |||
| WOTAは、センシング技術とデータ活用を組み合わせることで、水処理システムの高度化のみならず、水利用全体の最適化を支える基盤の構築を進めています。 | |||
| 〈浜松ホトニクスの強み〉 | |||
| 浜松ホトニクスは、光センサーおよび光計測技術において世界トップクラスの技術力を有する企業であり、医療機器、科学研究、宇宙開発などの最先端分野において高精度なセンシング技術を提供しています。 | |||
| 光の検出(受光)および発生(発光)の両面において高い技術基盤を有しており、特に、微弱な光を高感度に検出する光電子増倍管(PMT)においては世界的に高いシェアを有しています。同技術は、学術研究、医療分野におけるPET診断装置、産業計測など幅広い分野で活用されています。 | |||
| また、同社の光電子増倍管は、カミオカンデおよびスーパーカミオカンデにおけるニュートリノ観測などに活用されており、これらの研究は2002年および2015年のノーベル物理学賞の受賞につながっています。 | |||
| さらに、半導体解析などの分野においても高い技術力を有し、光を用いた計測・解析技術を基盤として、多様な産業分野における研究開発および実用化を支えています。 | |||
| こうした高度な光センシング技術は、本開発における水質センシングの高度化を支える重要な基盤となります。特に、微弱な光を高感度に検出する技術は、水中における微細な成分変化の検出においても高い有効性を発揮します。 | |||
| 〈新技術の特長〉 | |||
| 開発中のセンサーは、以下の特長を備えた水質センシング技術です。 | |||
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・水質のリアルタイムかつ常時計測 |
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| ・複数の水質パラメータの同時取得 | |||
| ・取得データの水処理の自律制御への活用 | |||
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これにより、水処理プロセスの最適化、水質異常の早期検知、水循環システム全体の安全性向上が可能となります。 |
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| さらに、取得した水質データの蓄積・解析を通じて、水処理の高度な制御および運用の効率化を実現します。 | |||
| 本取り組みは、水質データの取得および解析基盤を強化することで、水インフラの高度化とデジタル化を推進する重要な位置付けです。WOTAが進める分散型水循環システムにおいて、本センサーは水処理の自律制御を支える基盤技術として機能し、安全で持続可能な水利用の実現に寄与します。 | |||
| WOTAは今後も、水質センシング技術と水処理技術を通じて、小規模分散型水循環システムの高度化を進めるとともに、持続可能な水インフラの実現を目指してまいります。 | |||
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| 〈会社概要〉 | |||
| 【浜松ホトニクス株式会社について】 | |||
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浜松ホトニクスは、光センサーや光源などのデバイスから、付加価値を付与したモジュール、システムに至るまでの開発・製造を行い、光を「はかる・つくる・あやつる」技術を通じて、最適なソリューションを提供する企業です。 光技術を用いた新たな産業の創造を目指し、社会・環境・人類へのさらなる貢献に取り組んでいます。 |
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本社所在地:〒430-0926 静岡県浜松市中央区砂山町325-6 |
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| 事業内容:光電子増倍管や光半導体素子などの光技術を用いたデバイス・モジュール・システムの開発・製造・販売 | |||
| 会社HP:https://www.hamamatsu.com | |||
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【WOTA株式会社について】 |
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| WOTA は、水問題の構造的な解決を目指す民間企業です。 | |||
| 2014年の創業以来、地球上の水資源の偏在・枯渇・汚染によって生じる諸問題の解決のため、生活排水を再生し最大限有効活用する「小規模分散型水循環システム」およびそれを実現する「水処理自律制御技術」を開発しています。既に、2つの商品を上市し、災害時の断水状況下における応急的な水利用の実現や、公衆衛生の向上に寄与してきました。また、日常的な水利用を実現する「家庭用水循環システム」を開発し、国内外の一部地域で給水を開始しています。 | |||
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所在地:〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1-13-13 |
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| 事業内容:小規模分散型水循環システムの開発、水処理自律制御システムの開発 | |||
| 会社HP: https://wota.co.jp | |||