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2025年の大阪・関西万博を経て、日本三大銘茶「狭山茶」のPRに力を入れている埼玉県入間市。このたび、入間市がデザインしたオリジナルネックストラップが、「第10回越前織ネックストラップデザインコンテスト」において全国188点の応募の中から大賞(10点)に選ばれました。織ネーム・ワッペン・織テープで国内シェアトップを誇る福井県の地場産業「越前織」の技術によって、入間市の想いを形にしたネックストラップが完成しました。 |
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■ 受賞概要 |
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・コンテスト名: 第10回「越前織」ネックストラップデザインコンテスト2025 |
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・受賞作品: 世界の狭山茶へ |
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・応募総数: 188点(大賞10点) |
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・主催: 越前織協同組合 |
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■ あえてお茶の色「緑色」を選ばなかった理由 |
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限られた20mmの幅には、日本の伝統文様「矢絣(やがすり)」や茶の花、市のマスコットキャラクター「いるティー」、そして市のパーパス(心豊かでいられる、「未来の原風景」を創造し伝承する。)がデザインされています。 |
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狭山茶の産地である入間市としては、通常なら茶を連想させる「緑色」を選ぶことが多いのですが、今回は「日本の伝統を世界にも知ってほしい」という同市の強い思いから、あえて緑色を外し、日本の伝統色である「藍色」を採用しました。 |
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■ 複雑なデザインを織物で再現 |
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製造過程 |
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本コンテストは、製造を担う企業が自社で製造したいデザインという観点で選考を行う独自の手法をとっており、入間市の作品はその中で見事選出されました。 |
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この細かなデザインを実際の越前織ネックストラップとして完成させたのは、同コンテストで審査を務め、入間市の作品を選出した高岡細巾織物株式会社(福井県坂井市)です。 |
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3月2日に福井県坂井市で行われた表彰式で実物を手にした入間市の担当者も、プリントではなく糸の重なりで表現された仕上がりに、驚くほどのクオリティだったと感動の声を寄せています。 |
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■ 織物のまちとしての思いと、次世代への継承 |
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完成したネックストラップは入間市役内でも好評で、現在は職員らが着用しています。今後は市制施行60周年のプレゼント企画などでも活用していく予定です。 |
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入間市にもかつては地域産業として栄え、現在は有志によって守られている「野田双子織」があり、万博ではお土産のコースターとして提供しました。今回、発展をし続ける越前織に触れたことで、入間市としても改めて地域文化を見つめ直す機会となりました。今後も、同市は狭山茶や伝統の価値をさまざまな共創により発信し続けていきます。 |
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野田双子織 |
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■ デザインと製造、それぞれの声 |
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高岡細巾織物株式会社(福井県坂井市) 取締役 高岡周平さん |
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「入間市の象徴が詰まったデザインに一目で魅了されました。特に伝統的な『矢絣柄』と、可愛らしい『いるティー』が共存する構成は、伝統を大切にしながら未来へ歩む入間市の姿勢を感じさせ、弊社の越前織技術でぜひ形にしたいと強く感じ、選ばせていただきました。 |
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『矢絣柄』の上に『いるティー』のイラストを重ねる表現は、織物としては非常に難易度が高い挑戦でした。緻密なデザインを細巾(ほそはば)の中で再現するため、ベテランと新人のデザイナー、織子、そして私の4名でチームを組み、何度も納得がいくまで柄の確認と修正を繰り返しました。 |
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また、ネックストラップとして毎日お使いいただくための『耐久性』にもこだわっています。高密度に織り上げることで、繊細な見た目とは裏腹に、長く愛用いただける丈夫な仕上がりを実現しました。」 |
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入間市 企画部企画課未来共創政策推進室 |
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「坂井市で開催された表彰式の場で、完成した越前織のネックストラップを初めて実物で拝見した瞬間は、その美しさに思わず声が出てしまいました。デザイン段階から細かな要素を盛り込んでいたため、織りによる表現としてどのように仕上がるのか注目していましたが、実際に手に取ると想像以上に緻密に織り上げられており、伝統技術の高さに改めて感動しました。その後、完成品を入間市に持ち帰り、上席や同僚に見てもらったところ、『これはすごい』『きれいに織られている』といった声が多く寄せられ、担当として大変うれしく思うと同時に、ほっとした気持ちにもなりました。 |
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今回のコンテストを通して、入間市にもかつて地域産業として発展した伝統織物である野田双子織があることを改めて思い起こしました。今回、越前織の高い技術によってデザインが実際の織物として形になっていく過程に触れ、日本の伝統技術が今も産業として息づき、次の時代へ受け継がれていることの価値を強く感じました。 |
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今回の取組を通して、入間市にとっても自らの地域文化を見つめ直す良いきっかけになったと感じています。また、本コンテストのような手法も含め、地場産業や伝統産業の魅力をさまざまな形で発信していくことの大切さを感じており、今後は本市においても、既存の特産品や伝統を新たな形で発信していきたいと考えています。」 |
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