大丸松坂屋百貨店が運営するファッションサブスクリプションサービス “AnotherADdress(アナザーアドレス)” が主催する、ファッションデザインコンテスト『roop Award 2025-2026』の最終審査・授賞式を、「Rakuten Fashion Week TOKYO2026 A/W」関連イベントとして2026年3月22日(日) に開催しました。プロ部門、学生/アマチュア部門 の2部門においてグランプリが決定しました。
 
受賞作品一覧
1. グランプリ<学生 / アマチュア部門>
穴山 友梨さん
ブランドネーム:YURI ANAYAMA
作品のコンセプト
No cut
泣く泣く手放すことにした、
お気に入りの服。
傷つくことなく、
生まれ変わってくれたら嬉しいな。
服を手放す理由は人それぞれ。傷、汚れ、サイズアウト。
「No cut(ノーカット)」では、ハサミを使わずに、「シルクスクリーン」「顔料プリント」「染め」を施すことで、回収された衣服の傷や汚れを隠し、新しい表情を持つ衣服に生まれ変わらせます。市松模様には「永遠」「無限の繁栄」の意味があり、生まれ変わった服も、長く人々に愛されるものであって欲しいという思いが込められています。お気に入りの服にハサミを入れられてしまうのはなんだか悲しい。そんな友人の一声から生まれたコンセプトです。
2. 準グランプリ<学生 / アマチュア部門>
若林 唯さん
ブランドネーム:yui wakabayashi
作品のコンセプト
日常にときめきを纏う服。
思い出の詰まった古着たちを、もとの形や柄の魅力をできるだけ残しながら製作しました。華やかに、でも日常にも楽しむことのできるデザインを目指しています。
3. アナザーアドレス特別賞<学生 / アマチュア部門>
冨塚 忍さん
ブランドネーム:SHINOBU TOMITSUKA
作品のコンセプト
post period
物語の終わりには、句読点、ピリオドを持ちます。一つ一つの洋服には前の方の持ち主とともに過ごしてきたものがたりがあり、それぞれにいろんな句読点を持ちます。洋服に刻まれてきた、時間、記憶、ストーリーを句読点の円形に置き換え、組み合わせることでまた別のストーリーが生まれるのではないかと思い、今回の4点を制作しました。
 
1. グランプリ<プロ部門>
中村 有佑さん
ブランドネーム:MAISON CASANOVA
作品のコンセプト
「NO GUNS JUST ROSES」
「NO GUNS JUST ROSES」
「拳銃はいらない、バラだけを」。「戦争ではなく、平和だけを」。
このタイトルは、伝説的なロックバンド「GUNS N' ROSES」からインスピレーションを得ています。
平和への願いと、ゴミ削減というサスティナブルな視点を重ね合わせた私たちの決意の形です。

少しでもゴミが減って、無駄なものがなくなる世界を夢見て、デザインと素材、生産プロセス一つひとつに徹底的なサスティナビリティを追求しました。それは、平和がただ戦争がない状態を指すのではなく、地球環境との調和も含まれると信じているからです。

6ピースからなる今回のコレクションのほとんどはトレンチコートからできております。
「トレンチ(Trench)」とは、塹壕(ざんごう)のこと。
つまり、トレンチコートは戦争のシンボルを起源に持っています。
戦争の象徴である軍服(トレンチコート)を破壊しいつか戦争がなくなることを夢見て制作させていただきました。
 
2. 準グランプリ<プロ部門>
秋山 和美さん
ブランドネーム:KOHVA
作品のコンセプト
Two Ways
記憶を宿した一着の服が、新しいかたちへと静かに生まれ変わる。
「Two Ways」は、ひとつの服の中に二つの表情を持たせることをテーマにした作品。
寄せたギャザーの動きによって丈やシルエットが変化し、
着る人の仕草や気分で印象が移ろう。
大きく変えるのではなく、ささやかな違いの中に美しさを見いだす。
過去の記憶を今に繋ぎ、日常の中でそっと変化を楽しむーー
リメイクがもたらす "もうひとつの在り方"を描いた。
3. アナザーアドレス特別賞<プロ部門>
寺西 昌子さん
ブランドネーム:Masaco Teranishi
作品のコンセプト
記憶を纏う服 ~Remake that continues someone's story~
だれかの日常を彩ってきた服が、新しい形に生まれ変わり、また別人の人生を歩き始める。
物語の続きを、静かにそっと引き継ぐようなリメイク。時を重ねるほど美しく、世界にひとつだけの佇まいを持つ服。