Web制作の見積書に潜む"後出し請求"のリスクを、発注前にチェックできるツール
「VOLT」をご利用の方に向けて、(https://volt-web.dev)に、Web制作の見積書に含まれる追加費用リスクをAIが事前検出する「隠れコスト発見AI」を公開しました。
ツールURL: https://volt-web.dev/tools/hidden-cost-detector
Web制作の「追加費用」はなぜ起きるのか
中小企業庁の調査では、中小企業の約62%が外部にWebサイト制作を委託した経験があると報告されています(出典:中小企業庁「中小企業のIT活用に関する調査」)。しかし、Web制作の見積書は専門用語が多く、「何が含まれていて何が含まれていないか」を正確に読み解ける発注者は多くありません。
初回の見積書では安く見せておき、制作途中で「これは別料金です」と追加請求する――。Web制作業界ではこうしたトラブルが後を絶ちません。具体的には以下のようなパターンがあります。
レスポンシブ対応(スマホ表示)が別料金
お問い合わせフォームの設置が別料金
SSL証明書(https化)が別料金
公開後の軽微なテキスト修正が別料金
写真の選定・加工が別料金
SEO基本設定(meta情報の設定等)が別料金
サーバー・ドメインの初期設定が別料金
問題は、これらが「含まれていない」こと自体ではなく、「含まれていないことが分からない」まま契約してしまうことにあります。
「隠れコスト発見AI」の使い方
操作は3ステップで完結します。
STEP 1 ── 見積書をアップロード
他社から受け取ったWeb制作の見積書を画像(JPG/PNG)またはPDF形式でアップロードします。OCRでテキストを自動認識するため、紙の見積書をスマホで撮影したものでも対応可能です。手書きの見積書には対応していません。
STEP 2 ── AIが見積書を解析
AIが見積書の項目を読み取り、Web制作において一般的に必要とされる工程・機能と照合します。見積書に明記されていない項目を「未記載項目」として抽出し、過去の制作トラブル事例に基づいた追加費用の発生確率を「高」「中」「低」の3段階で表示します。
STEP 3 ── チェックリストを出力
検出結果を「発注前チェックリスト」として一覧表示します。各項目には「制作会社にこう質問してください」という具体的な確認フレーズが付いており、そのまま制作会社への問い合わせに使えます。
検出対象となる主な項目
レスポンシブ対応の有無と対応範囲
CMS(WordPress等)の初期設定・カスタマイズ範囲
修正回数の上限と超過時の料金体系
素材(写真・イラスト・アイコン)の調達費用
公開後の保守・運用費用の有無
ドメイン・サーバーの所有権と管理権限
SEO基本設定の範囲
アクセス解析ツールの導入有無
納品後のデータ(デザインファイル等)の受け渡し
3つの活用シーン
1. 複数社の見積もりを比較するとき
A社は50万円、B社は80万円。一見A社が安く見えても、B社にはレスポンシブ対応・SEO設定・3ヶ月の保守が含まれている、といったケースは珍しくありません。各社の見積書を本ツールに通すことで、「含まれている項目」と「含まれていない項目」を統一フォーマットで比較できます。
2. 予算を確定させる前の社内稟議で
「追加費用が発生しないか」は経営者・決裁者が最も気にするポイントです。本ツールのチェックリストを社内資料に添付することで、「見積書の妥当性を第三者ツールで検証済み」として稟議を通しやすくなります。
3. 制作会社との契約前の最終チェック
契約直前に本ツールで最終チェックを行い、「未記載だが確認済み」と「未記載で未確認」の項目を明確にしておくことで、制作途中の追加請求トラブルを未然に防ぐことができます。
今後の機能追加
「隠れコスト発見AI」は、VOLT自身の見積もりにも同じ基準を適用しています。VOLTの即時見積もりには上記の全項目が標準で含まれており、追加費用が発生しない見積もり設計であることをツールを通じて確認できます。今後は、見積書の業界別テンプレートとの照合機能や、契約書の条項チェック機能の追加を予定しています。
サービス概要
サービス名: VOLT ── 24時間即時見積もり Web制作
URL: https://volt-web.dev
隠れコスト発見AI: https://volt-web.dev/tools/hidden-cost-detector
運営: 株式会社Mycat(東京都目黒区三田2丁目7番22号)
コーポレートサイト: https://mycat.business
加えて、業種別のテンプレート拡充や、制作プロセスをリアルタイムで確認できるダッシュボード機能の提供も予定しており、Web制作における透明性とスピードの両立をさらに追求してまいります。また、AIによる見積もり精度の向上を通じて、クライアントが安心してプロジェクトを進められる環境づくりに注力してまいります。