AIヒアリングエージェントで本音を深掘り。組織を蝕む「コソコソ・マチマチ・バラバラ」の構造と、5つのペルソナ別の処方箋を提示。
Asterminds株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:本多真二郎)は、大手企業勤務者・生成AI利用者を中心とした85名を対象に、当社が提供するAIヒアリングエージェント「InTake」を用いて「生成AI活用実態と組織的課題に関する調査」を実施し、その結果をまとめたレポートを公開しました。
 
本調査により、生成AIの利用が個人のPC画面という"密室"で完結し、組織知に還元されない「おひとりさまDX」という新たなビジネス課題が浮き彫りになりました。
■ 調査実施の背景と「AIヒアリング」の強み
従来の選択式アンケートでは、生成AI活用の「利用頻度」や「導入ツール」は分かっても、利用者が抱える「本当の不満とその先にある期待」や「その背景にある制約やルール」までは見えてきませんでした。
こうした深層的な情報をインタビューで聴取しようとすると、日程調整や人手の確保に時間とコストがかかるため、小規模調査にとどまってしまい、意見の代表性を担保することが難しかったのが実情です。
 
そこで本調査では、当社が提供するAIヒアリングエージェント「InTake」を活用。回答者の回答内容を踏まえてAIがリアルタイムに"深掘りの追問"を行うことで、従来の手法では取得困難だった本音やインサイトを、大量の自由記述データとして収集しました。
■ 調査結果のハイライト
1. 新たなビジネス課題「おひとりさまDX」の発見
調査の結果、一部のハイパフォーマーが個人の熱量で生産性を上げている一方で、その知見がブラックボックス化し、組織全体の力に変換できていない状態が明らかになりました。当社はこの状態を「おひとりさまDX」と定義しています。
2. 組織の成長を阻む“3つの構造的ゆがみ”
「おひとりさまDX」の背景には、以下の3つのねじれ(構造的ゆがみ)が存在し、これらを解消することが組織的なAI活用促進に必須であることが分かりました。
3. AIとの対話で見えてきた、現場に潜む「5つのペルソナ」
AIヒアリングを通じて得られた定性情報(個人の考えや行動)を分析した結果、生成AIに対する向き合い方は以下の5つのペルソナに大別されることが判明しました。
 
・「俺の分身」事業変革パイオニア(15.9%)
・「頼れる敏腕秘書」実務効率化マイスター(29.3%)
・「デジタル社員を配備せよ」組織変革の指揮官(13.4%)
・「会社のAIは無能」シャドーAI実践層(24.4%)
・「所詮は辞書・道具」クール・リアリスト(17.1%)
 
最も多かったのは、議事録作成や資料整理など日常業務の効率化にAIを活用する「実務効率化マイスター(29.3%)」。一方で、会社支給ツールに不満を持ち個人アカウントを隠れて併用する「シャドーAI実践層(24.4%)」が2番目に多く、組織と個人の間のねじれが浮き彫りになりました。
企業内にこれらの多様なペルソナが存在することを念頭に置き、「高性能モデルの公式導入(特区の認定)」や「評価制度のアップデート」など、それぞれの不満や不安に先回りして対応することが求められます。
本調査の結果は、特定の業界に限った話ではなく、生成AIを導入している多くの企業に共通する構造的
な課題です。
当社は今後もAIヒアリングエージェント「InTake」を活用した調査を継続的に実施し、企業のAI活用における課題と処方箋を発信してまいります。
■ レポートのご提供