高知県須崎市安和地区の「虎竹の里」で約30名が参加した竹虎見学ツアーを開催。虎斑竹(とらふだけ)という希少な地域資源と竹文化の現状を伝え、持続可能な暮らしと次世代への継承を考える機会となりました。
創業明治27年(1894年)より竹材・竹製品製造卸業として皆様にご愛顧いただいている竹材専業メーカーである、虎斑竹専門店 竹虎(運営:株式会社山岸竹材店)は、高知県須崎市の特産品、地域固有の資源である「虎斑竹(とらふだけ)」と日本の竹文化の価値を次世代へ伝える取り組として、竹虎見学ツアーを実施いたしました。
 
 
竹虎会社見学2026
https://www.taketora.co.jp/diary/2026/03/post-5693.html
 
 
本ツアーは高知市文化振興事業団の取りまとめにより開催され、約30名の参加者が虎竹の里を訪れました。見学では、わずか1.5キロという限られた地域にのみ生育する虎竹の山々を望みながら、その特異な生態と自然環境との関係について紹介。峠を越えると突如として姿を消す竹林の不思議は、地域資源の希少性と自然の奥深さを象徴するものとして、多くの関心を集めました。
 
また、日本に古くから根付く孟宗竹・真竹・淡竹といった三大有用竹についての解説を通じて、かつて生活の中に当たり前に存在していた竹が、現代では人々の記憶や体験から遠ざかりつつある現状も浮き彫りとなりました。自然豊かな地域に暮らす参加者であっても竹の違いを知らないという事実は、日本の暮らしと自然素材の関係性の変化を示しています。
 
工場では、国産竹ざるや竹編み平かご「エビラ」といった伝統的な竹細工の製造現場を公開しました。職人の手によって一つ一つ編み上げられる製品は、単なる道具ではなく、長年にわたり受け継がれてきた知恵と技術の結晶です。近年では、梅干し作りの過程で行う土用干しや、干し野菜や保存食づくりなど持続可能な暮らしへの関心の高まりとともに、その価値が見直されています。
 
さらに、竹の新たな可能性を象徴する存在として紹介されたのが、虎竹を用いて製作された電気自動車「竹トラッカー」です。伝統素材である竹を革新的な形で活用したこの取り組みは、参加者に驚きとともに、竹が未来の素材となり得る可能性を強く印象づけました。
 
日本は古来より自然と共に生き、その中で竹は暮らしを支える重要な素材でした。しかし現在、その関係性は希薄になりつつあります。竹虎では、こうした現状に向き合い、竹という資源の価値を再認識し、次世代へとつないでいくことを使命と考えています。
 
 
【動画】かぐや姫の竹って知ってますか?虎竹、孟宗竹と真竹、淡竹の違いとは?生活に役立つ竹細工「虎竹の里、工場見学」
https://www.youtube.com/watch?v=qBHbhgzrnC8
 
本見学ツアーは、単なる工場見学にとどまらず、竹と人との関わりを見つめ直し、持続可能な社会における自然素材の役割を考える機会として位置付けています。今後も当社は、地域資源の魅力発信と文化継承のための取り組みを継続してまいります。
 
 
<2026年3月4日(水)実施>
竹虎会社見学2026
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竹虎(株)山岸竹材店 会社概要
https://www.taketora.co.jp/c/special/ta0002