イタリアの教育学者・マリオ・ローディー作。平和を願う小さな出版社が翻訳した、争いの絶えない時代だからこそ届けたい“かけがえのない命”のメッセージ
|
|
|
|
|
2023年創業・夫婦2人で運営する小さな出版社のカジワラ書房(所在地:東京都杉並区、代表:平田耕介)は、当社が翻訳を手掛けた児童書『犬の謎』が、全国学校図書館協議会より「2025年 第58回 夏休みの本」(緑陰図書)に選定されたことをお知らせいたします。 |
本書はイタリアの著名な教育学者マリオ・ローディー氏が描いた作品で、あるクリスマスの夜に瀕死の犬を見つけた子どもたちが、知恵を出し合い協力しながら命を救う物語です。自然豊かなイタリアの田園風景を舞台に、かけがえのない命の尊さを温かく問いかけます。 |
時間をかけて丁寧に作り上げた本書がこの夏、多くの子どもたちの心に響き、命の大切さを考えるきっかけとなることを願っております。 |
『犬の謎』書籍紹介ページ:https://www.kajiwarashobo.com/items/92568262
|
|
|
1)児童書『犬の謎』について |
|
あるクリスマスの夜に子どもたちが瀕死の犬を見つけます。大人は「この犬はどうせ助からない。助かったとしても使い物にならない」と忠告しますが、彼らはシフトを組み、交代で湯たんぽを取り換えるなど一生懸命に世話をします。親たちはその様子を暖かい目で見守ります。犬は献身的な世話のおかげで少しづつ回復へと向かっていきます。子どもたちは犬とともに探検旅行に出かけたり、サッカーをしたりと生き生きと日々を過ごします。四季折々の美しい田園風景の描写が物語に華を添えます。しかし一年後の冬、意外なラストが彼らを待ち受けています。 |
|
<書誌情報> |
タイトル:犬の謎 (124ページ) |
作:マリオ・ローディー 絵:ディレッタ・リベラーニ 訳:平田真理 |
価格:990円(税込) ISBN9784991327032 |
|
1章 あのクリスマスの日 |
2章 心臓はまだ動いている |
3章 獣医 |
4章 夢 |
5章 シフト |
6章 チェルビーノ山 |
7章 ミルクがなくなっている |
8章 わらのベッド |
9章 あけましておめでとう! |
10章 猟場管理人 |
11章 名前のない犬 |
12章 日記 |
13章 ボール遊び |
14章 川で |
15章 フェーボとの夏 |
16章 ディアナ |
17章 行方不明のタートくん |
18章 謎 |
|
<オンライン販売> |
弊社ホームページ https://www.kajiwarashobo.com/items/92568262
|
紀伊国屋ウェブストア https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784991327032
|
丸善ジュンク堂書店ネットストア https://www.maruzenjunkudo.co.jp/products/9784991327032
|
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/18042531
|
|
2)作者マリオ・ローディー氏について |
|
イタリア・ピアデナ出身 1922年ー2014年 教師、作家、教育学者 |
マリオローディの教育方針は、子どもたちと深く語り合い、彼らに内在する能力や興味を引き出すものでした。自然をこよなく愛した彼は、たびたび生徒たちを大自然の中へと連れ出し、実体験による学びの機会を多く設けていました。また、子どもたちの純粋な芸術的表現力に着目し、生徒とともに絵本を作り上げ、その本「Cipi」はイタリア国内外で広く出版されています。1989年、長年の教育分野への貢献が認められ、ボローニャ大学より名誉学位を贈られました。その他にも共和国功労章、ユニセフ賞、国際レゴ賞など数々の栄誉に輝きました。 |
|
|
3)全国学校図書館協議会「夏休みの本」(緑陰図書)選定について |
|
全国学校図書館協議会(SLA)は、子どもたちの「自ら学ぶ力」や、読書を通した「ゆたかな人間性」をはぐくむ学校図書館の充実発展のために活動されています。夏休みの本(緑陰図書)は、夏休みの間に読書に親しむためにSLAによって選ばれた図書のリストです。幸甚にもそのリストに選定されたことにより、全国の学校図書館に本書が置かれ、多くの子どもたちの読書推進や情操教育へ貢献できることをいち出版社として光栄に存じます。微力ながら、お互いを尊重する優しい世の中を築くお手伝いができたら嬉しく思います。今後もさらに精進して、良本を出版していきたいと心新たにしております。 |
|
|
4)カジワラ書房の出版へのこだわり |
|
カジワラ書房の仕事は、本を探すところから始まります。たくさんの本の中から子どもたちに読んでもらいたい、大切なメッセージが込められた本を選びます。そして版権交渉や翻訳など、多くの方々のご支援、ご協力を賜りながら、すべて自社で行っております。丁寧に時間をかけ、一冊の本を作り上げていきます。2023年に最初の絵本「いちばんだいじなもの」を世に出したとき、まったく違う分野から出版業界に飛び込んだ私たちは、書籍販売のノウハウがわからず、絵本を担いで保育園や幼稚園を一軒一軒かけまわりました。
その際、温かい言葉をかけて下さった園長先生ひとりひとりのお顔を今でもはっきりと覚えております。さらに、絵本を置いて頂いた個人書店の皆様など、多大なるご厚情に支えられました。この場をお借りして、心からの感謝を申し上げます。 |
|
|
|
|
「いちばんだいじなもの」は寛容がテーマの物語です。世界には実に様々な人がいて、それぞれ違う「だいじなもの」を持っています。他人がその「だいじなもの」を100%理解するのはとても難しいことかもしれません。けれども、相手の立場に立ち、自分に置き換えて想像をめぐらせ、共感し、理解しようと努力することはできるのではないでしょうか? 物語では、そのようなことを陽気な動物たちが楽しく語りかけてくれます。この絵本には「平和」という文字はどこにも見あたりませんが、平和を願う本としてユネスコから承認され、多くの言語に翻訳されました。争いの絶えない昨今、初版から25年以上経った今でも、イタリアで週刊売上ベストテンにその名を連ねています。 |
『いちばんだいじなもの』書籍紹介ページ:https://www.kajiwarashobo.com/items/92566761
|
|
<書誌情報> |
タイトル:いちばんだいじなもの (44ページ) |
作/絵:アントネッラ・アッバティエッロ 訳:平田真理 |
価格:1980円(税込) ISBN9784991327001 |
|
<オンライン販売> |
弊社ホームページ https://www.kajiwarashobo.com/items/92566761
|
紀伊国屋ウェブストア https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784991327001
|
丸善ジュンク堂書店ネットストア https://www.maruzenjunkudo.co.jp/products/9784991327001
|
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/18035701
|
|
|
5)会社概要&リリースに関するお問い合わせ |
|
株式会社カジワラ書房 |
TEL/FAX:03-5310-1553 |
E-mail:nankul713kj@gmail.com |
URL: https://www.kajiwarashobo.com
|
〒167-0043 東京都杉並区上荻2-6-22 |
|
|
|
|
2023年創業・夫婦2人で運営する小さな出版社のカジワラ書房(所在地:東京都杉並区、代表:平田耕介)は、当社が翻訳を手掛けた児童書『犬の謎』が、全国学校図書館協議会より「2025年 第58回 夏休みの本」(緑陰図書)に選定されたことをお知らせいたします。
本書はイタリアの著名な教育学者マリオ・ローディー氏が描いた作品で、あるクリスマスの夜に瀕死の犬を見つけた子どもたちが、知恵を出し合い協力しながら命を救う物語です。自然豊かなイタリアの田園風景を舞台に、かけがえのない命の尊さを温かく問いかけます。
時間をかけて丁寧に作り上げた本書がこの夏、多くの子どもたちの心に響き、命の大切さを考えるきっかけとなることを願っております。