~保護犬・猫と譲渡希望者のマッチング業務で作業時間短縮・操作性・DXスキル向上を実現~
ノーコード技術を活用した現場主導型のDX人材育成プログラムとシステム開発サービスを展開する株式会社セラピア(本社:東京都墨田区、代表取締役:田中圭、以下「セラピア」)は、愛知県の官民連携プロジェクト「AICHI X TECHプロジェクト」において、保護犬・猫と譲渡希望者を結ぶマッチングアプリを用いたシステムの実証実験を行い、愛知県動物愛護センターのマッチング業務の作業時間の短縮、アプリの操作性、職員のDXスキルの向上の全項目で目標を達成しました。今後、導入に向けてさらにシステムを磨き、デジタルの力で「1頭でも多くの命をつなぐ」という同センターの目標に貢献していきます。
■課題
愛知県動物愛護センターでは、飼い主が飼えなくなった犬猫や野良猫・野犬等を保護し、譲渡希望者を募集していますが、希望者が少なく譲渡数が伸び悩んでいます。そこで、犬猫の譲渡を増やすことにより、殺処分される犬猫を減らし、動物を人間社会から排除するのではなく、人と動物とが共生できる社会を実現すべく、保護犬・猫の情報を広く情報発信でき、また、県職員による情報更新作業が容易なシステムの導入によって、犬猫の譲渡数が増加を目指すための実証実験を実施しました。
詳しくはAICHI X TECHのテーマ紹介ページをご覧ください。
https://aichixtech.pref.aichi.jp/projects/new_project06.html
 
■セラピアの解決策
愛知県では4ヶ所の施設で犬猫の保護を行なっており、現在それぞれのホームページで保護状況を発信しています。そこで、各施設のデータを統合したデータベースと保護犬・猫と飼い主のマッチングプラットフォームを構築するとともに、現在は平日に電話でのみ受け付けている講習会の申し込みをウェブ予約も可能にすることで、保護犬・猫の情報に容易にアクセスでき、引き取りの検討をしやすいシステムをノーコード技術で構築しました。また、システムを拡充していく上で、多忙な職員が無理なく効率的に更新作業や機能拡充ができるよう、タブレットから情報入力が可能なインターフェースとするほか、ノーコードアプリ技術のコーチングを提供しました。
■実証実験結果
1)犬・猫の情報掲載作業時間の短縮
項目によっては選択肢式とするなど、極力データ入力作業の負荷を下げ、後日ノーコードのスキルを身につけた職員が必要に応じて改修できるように可能な限り簡素な設計にした結果、職員のWebページ掲載作業時間を現状の71.8分から実証実験の目標(35.9分)を著しく下回る23.9分への大幅時間短縮を実現しました。
2)マッチングアプリの操作のしやすさ
潜在ユーザーへの操作性アンケートを行い、その結果を参考に改修を行なった結果、アプリの操作のしやすさで5段階評価のうち平均4.48と高評価の結果となりました。
3)職員のDXスキル向上
利用したノーコードツールBubble活用のコーチングを行った結果、ワークフローの比較的基本的な部分の処理、データベースの基本的な構造の理解、複雑なレイアウトの構築の習得が確認され、目標としていたレベル以上のDXスキルに到達しました。
 
実証実験の報告書はこちらのリンクをご覧ください。
https://aichixtech.pref.aichi.jp/assets/reports/AICHI-X-TECH_2025final-report_project06_full.pdf
 
■今回制作したシステムに関するコメント
実証実験に参加した愛知県担当者からのコメント
「この度の実証実験では、タブレット端末を導入したことで期待以上の業務効率化が可能な事が証明され、大変嬉しく思います。また、わかりやすく丁寧なコーチングで職員自身がノーコードツールの使い方を習得することができ、今後センター内で必要な修正ができるという自信がついたことも大きな収穫です。それぞれの保護犬・猫の可愛さが伝わる魅力的なプラットフォームが仕上がりましたので、少しでも興味をお持ちの方に早く見ていただけるよう、本格導入に向けて速やかにプロジェクトを進め、一頭でも多くの犬猫の命を救っていきたいと思います。」
 
 
弊社代表取締役 田中 圭のコメント
「アナログで行なっていたプロセスを単にデジタル技術に置き換えるだけではDXは成功しません。この度の実証実験でも、デジタル社会に即した業務のあり方を再検討したことが大幅な業務効率化につながりました。また、ノーコードツールのコーチングを行うことで、職員の方々に対応可能な範囲や改修の選択肢に関する知識を身に着けていただき、必要とする機能をどのようにシステムに反映させればよいか具体的なイメージを持って検討することができたことも作業時間の大幅削減につながった大きな要因と思います。 今回の実証実験は、動物愛護という分野に限らず、さまざまな自治体業務や公共性の高い事業に応用可能な取り組みです。セラピアでは、今後も自治体や企業の皆様と連携しながら、現場に根ざしたデジタル活用を通じて、業務効率化とサービス価値向上の両立を支援していきます。」
 
AICHI X TECH(アイチ クロス テック)について
愛知県と企業等との連携で、県庁内の各所属が抱える行政課題について、デジタル技術を活用して、その解決を目指す事業です。本事業では課題解決に向けて、実証実験を実施します。企業等の自由な発想や最新の知見、ノウハウを積極的に取り入れて協働プロジェクトを進めます。
https://aichixtech.pref.aichi.jp
 
株式会社セラピアについて
株式会社セラピアは、中小企業や自治体が独自の課題を解決するためのデジタル能力を身につけることを支援する、デジタル・イネーブラーです。私たちは、真に必要とされるDX人材の育成やノーコードツールを活用した低コスト・高利便性のシステム開発を通して、日本のすべての中小企業がデジタルツールを使いこなし、固有の課題を解決することで競争力を高め、日本の経済成長を後押しする社会を目指しています。 https://therapeer.co.jp
 
 
【会社概要】
会社名:株式会社セラピア
所在地:東京都墨田区向島2丁目21-10
代表:代表取締役 田中圭
設立:2020年10月1日
URL:https://therapeer.co.jp/
事業内容:デジタル人材育成サービス、アプリ/システム/Webサイト受託開発、子ども向けアプリ開発教室