「同じ教えが繰り返される」課題を根本解決。10,023の経典がユーザーの悩みに的確にマッチする世界へ。

◼️ 発表の概要

VeritasChain株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:上村十勝)は、同社が運営する仏教AI対話サービス「AIブッダ 禅」において、経典データベースに収録された10,023偈句すべてに対し、AIを活用した副テーマ・相談導線タグの自動設定を完了したことを発表いたします。

これにより、ユーザーの相談内容に応じて10,023の仏教経典偈句の中から最も適切な教えが選ばれるようになり、従来課題であった「同じ経典が何度も引用される」問題が根本的に解消されます。

◼️ 背景と課題

AIブッダ 禅は、ユーザーの悩みに対して仏教経典の教えを出典付きで届けるAIサービスです。パーリ仏典から大乗経典まで18種・10,023偈句の独自データベースを構築し、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術によってユーザーの相談内容に応じた偈句を自動選択しています。

しかし、これまで偈句の85%以上にテーマ分類タグが設定されておらず、テーマタグを持たない偈句がどのような相談にもマッチしてしまう状態でした。その結果、ごく一部の汎用的な偈句が繰り返し引用される偏りが発生していました。

外部の独立したAI品質評価では、経典引用の多様性が主な改善課題として毎回指摘されており、個別の偈句の優先度を手動調整する対応では根本解決に至りませんでした。

◼️ 実施内容

対象:テーマタグ未設定の8,558偈句(全体の85.4%)

方法:Anthropic社のAIモデル「Claude」を用いた自動分類 + バリデーション

処理時間:約8時間(自動バッチ処理)

各偈句に対し、以下の2種類のタグを自動設定しました。

第一に、副テーマ(sub_themes)。20の仏教的テーマ分類(苦しみ・無常・怒り・執着・慈悲・智慧・空・業/因果・正念・人間関係・死・不安・仕事・幸せ・自己・孤独・渇愛・感謝・老い・家族)から、各偈句に該当する1〜4テーマを選定。

第二に、相談導線タグ(consultation_tags)。各偈句が最も適切に応答できるユーザーの悩みを表す日本語キーワードを3〜7個設定。例えば「怒り,許せない,復讐,憎しみ,対人関係」「死別,喪失,悲しみ,故人,供養」「自己肯定,自信がない,劣等感,比較,自分の価値」のように、日常的な言葉で悩みの文脈を表現しています。

◼️ 技術的な仕組み

AIブッダ 禅の経典引用は、RAG(Retrieval-Augmented Generation)方式で動作しています。

ユーザーが悩みを入力すると、まずテキストからテーマを自動検出します。次に、検出されたテーマに合致する偈句を経典データベースから検索します。候補の中から最も文脈に適した1〜2件をAIが選択し、経典の引用と出典(経典名・章名・偈番号)を添えて応答します。

今回のタグ設定により、この検索ステップで10,023偈句すべてが正確にテーマ分類された状態で検索対象となります。これまでは実質的に約1,500偈句からの選択だったものが、10,023偈句の全データベースを活用できるようになりました。

◼️ 期待される効果

引用の多様性の向上。同じ悩みに対しても、対話のたびに異なる角度の経典が引用されるようになります。10,023偈句のデータベースが本来の力を発揮します。

テーマ適合性の向上。偈句ごとに「どのような悩みに適切か」が明確に定義されたことで、ユーザーの相談内容と経典の教えのマッチング精度が向上します。

フォールバック応答の減少。「該当する経典が見つからない」ために一般的な仏教の教えで応答するケースの減少が見込まれます。

◼️ 品質管理の取り組み

AIブッダ 禅では、経典引用の品質を継続的に検証しています。

外部の独立したAI評価レポートによる最新の品質スコアは、総合4.2/5.0、境界線遵守5.0/5.0です。今回のタグ設定完了により、特に引用精度と多様性のスコア向上が期待されます。

品質管理の主な取り組みとして、10,023偈句全文の日本語翻訳完了(2026年3月)、経典出典の帰属誤り・偈番号の検証と修正、ユーザーからの引用精度報告機能(不正確な引用/不適切な内容/その他の3カテゴリ)、CAP-SRP(Content Authenticity Provenance — Safe Refusal Provenance)による応答の暗号学的監査証跡を実施しています。

◼️ 今後の展開

2026年5月に情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会(CH141)にて、仏教経典RAGシステムの技術的知見と品質評価結果について研究発表を予定しています。

また、深夜帯(23時〜6時)の時間帯適応型AI応答の効果検証、英語圏ユーザー向けの多言語展開、音声対話機能の検討を進めてまいります。

◼️ サービス概要

サービス名:AIブッダ 禅(AI Buddha Zen)

提供形態:LINE Bot(@buddha_zen)/ iOSアプリ(v1.5・App Store公開中)

公式サイト:

https://buddha.aimomentz.ai

料金:基本無料(無料ユーザーは1日あたりの相談回数に上限あり。プレミアムプランあり。初回3日間無料トライアル)

経典データベース:パーリ仏典・大乗経典18種、10,023偈句(全偈句テーマタグ設定済み)

AIプロバイダー:Anthropic社 Claude

開発・運営:VeritasChain株式会社

所在地:東京都渋谷区恵比寿西2丁目4-8

代表:上村 十勝(Tokachi Kamimura)

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Forbes JAPAN掲載記事:

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