全国の20歳以上の男女1,000人に聞いた。捨てる前に調べる、が新常識。全体の約60%が断捨離前に情報収集。若年層ほどSNS、AI、YouTubeなど複数手段を横断する傾向
マーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は2026年3月3日(火)~2026年3月4日(水)の2日間、全国の20歳以上の男女で断捨離をしたことがある人を対象に「断捨離」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。

<調査背景>
近年、物価上昇や住環境の見直しに加え、フリマアプリや買取サービスの普及によって、生活者の「持ち方」と「手放し方」はこれまで以上に多様化しています。単に物を減らすだけでなく、「捨てる」「売る」「残す」をどう判断するかまで含めて、断捨離は暮らし方や消費意識を映す行動の一つになりつつあります。
こうした変化を捉えるため、今回は全国の20歳以上の男女で断捨離をしたことがある人を対象に、断捨離の実施頻度、きっかけ、処分ジャンル、処分方法、情報収集、断念理由、後悔の有無、さらに“売ることを意識した購買”まで幅広く聴取しました。是非、今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。
 
 
【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上の男女で断捨離をしたことがある方
有効回答数:1,000名
調査実施日:2026年3月3日(火)~2026年3月4日(水)
 
 
◆「断捨離に関する調査」主な質問と回答
◆断捨離をする前に「情報収集」するか:全体の約60%が断捨離前に何らかの情報収集を実施。
「自治体のホームページで捨て方を確認する」がトップでしたが、性年代別に見ると20~30代では「フリマアプリで似た商品の売値を確認する」が強く、女性20代41.8%、男性30代39.0%、女性30代34.6%、男性20代35.5%と高水準でした。
また、若年層ほどSNS、AI、YouTubeなど複数の手段を横断して調べる傾向があり、単に捨てるのではなく“(そもそも)売れるものなのか”や“捨てるより売った方が良いのか”を見極めた上で処分方法を選ぼうとする姿勢がうかがえました。
 
◆買い物をする際「売ることを意識して購入しているもの」は:「衣類・バッグ・靴」が23.2%でトップ。
「衣類・バッグ・靴」が23.2%で最多となった一方、「家電製品」は11.7%にとどまり、リセール価値が高そうな耐久財よりも、まずは身近で回転の早いジャンルの方が“売る前提”で選ばれやすいことがわかりました。
性年代別では、男性30代の「CD・DVD・ゲーム」40.3%、男性40代32.6%、男性20代32.3%が目立ち、若年~中堅男性では娯楽系を“いずれ売るもの”として捉える感覚が比較的強いようです。
 



はじめに、最近「断捨離(不用品の整理・処分)」をおこなったかをお聞きしました。以下は、スクリーニングを通過した人(断捨離経験者)の回答をグラフ化したものです。
 
※ここでいう断捨離とは、単に不用品を処分することではなく、物への執着を捨て、心身ともに快適な状態を目指すという「思想・行為」を指します。
 
 
■最近「断捨離(不用品の整理・処分)」をしたか(n= 1,000)
全体では、断捨離経験者のうち直近1年以内に実施した人が63.2%を占め、断捨離が“数年に一度の大掃除”というより、比較的短い周期で繰り返されやすい行動であることが読み取れます。
 
性年代別に見ると、女性は若年層ほど直近1年以内の実施率が高く、生活の変化や持ち物の更新に合わせて小まめに見直す動きが起きやすいようです。
一方、男性は30~40代で直近実施が高め(男性30代67.5%、男性40代68.5%)で、仕事環境や家族構成などの変化が整理のきっかけになっている可能性があります。
 
 
 
「断捨離をしたい」と思うきっかけと、その中でも最もあてはまるきっかけをお聞きしました。
■「断捨離をしたい」と思うきっかけ(n= 1,000)
【「断捨離をしたい」と思うきっかけ】
【最も「断捨離をしたい」と思うきっかけ】
全体では、「断捨離をしたい」と思うきっかけとして「部屋の汚れや散らかりが気になったとき」が56.2%で突出し、「収納スペースが限界に達したとき」39.0%、「年末の大掃除や衣替えの時期」38.7%が続きました。

最もあてはまるきっかけとしても「部屋の汚れや散らかりが気になったとき」が28.0%でトップとなっており、引越しなどの行事や季節の節目よりも、“モノが増えすぎた”や“生活空間にゆとりがなくなってきた”という日常の実感が、断捨離のスイッチになりやすいようです。

性年代別では、女性20代で「部屋の汚れや散らかりが気になったとき」が76.4%、最もあてはまるものでも45.5%と特に高く、視界や空間の乱れへの感度が高い様子がうかがえます。
一方、女性60代は「遺品整理や終活を意識したとき」が32.1%、最もあてはまるものでも23.7%と目立ち、年代によって断捨離の意味合いが変わる点も特徴的です。
 
 
 
直近で断捨離(処分)したもののジャンルをお聞きしました。
■直近で断捨離(処分)したもののジャンル(n= 1,000)
全体では、直近で処分したものは「衣類・バッグ・靴」75.1%が突出し、次いで「本・雑誌・漫画」49.1%、「書類・手紙・写真」31.4%となりました。まずは日常的に数が増えやすく、収納の圧迫を実感しやすいものから整理されているようです。
 
性年代別に見ると、衣類系はおおむね年代が上がるほど高まり、女性40代87.5%、女性50代86.8%、女性60代88.5%と特に高水準でした。
 
一方で若年男性は処分ジャンルがやや異なり、男性30代では「CD・DVD・ゲーム」46.8%、男性20代では「趣味のグッズ・コレクション品」32.3%が目立ちます。
 
 
 
断捨離をする際、どのような方法を利用することが多いか、お聞きしました。
以下は、各ジャンルのTOP5までをランキング化したものです。
■断捨離をする方法
断捨離の方法は、どのジャンルでもまず「自治体のゴミ回収に出す」がトップでした。
特に、衣類・バッグ・靴では77.8%、書類・手紙・写真では87.3%、食器・キッチン用品でも68.2%が「自治体のゴミ回収に出す」と回答しており、手間をかけずに片づけられる方法が選ばれやすい実態がうかがえます。
 
一方で、売却・買取行動が迫るジャンルもあります。例えば、CD・DVD・ゲームは自治体回収38.7%に対しリサイクルショップ持ち込み35.1%、趣味のグッズ・コレクション品も自治体回収41.2%に対し、フリマアプリ31.3%、持ち込み買取29.2%でした。
 
この結果から、基本は「捨てる」が優勢である一方、価値が残ると感じやすいものほど“そのまま捨てるのは惜しい”という意識が働いていることがわかります。
とはいえ、そうしたジャンルでも売却・買取行動を自治体回収が上回っていることを踏まえると、買取・再販サービスには「もっと手軽なら使いたい」と感じている層が、なお残っている可能性がありそうです。
 
 
 
断捨離をする前の「情報収集」として、おこなっていることをお聞きしました。
■断捨離をする前の「情報収集」(n= 1,000)
全体の約60%は、断捨離前に何らかの下調べをしていることが明らかになりました(「特に情報収集はしない」39.4%より)。
 
その中では「自治体のホームページで捨て方を確認する」26.8%がトップでしたが、性年代別に見ると20~30代では「フリマアプリで似た商品の売値を確認する」が強く、女性20代41.8%、男性30代39.0%、女性30代34.6%、男性20代35.5%と高水準でした。
また、若年層ほどSNS、AI、YouTubeなど複数の手段を横断して調べる傾向があり、単に捨てるのではなく“(そもそも)売れるものなのか”や“捨てるより売った方が良いのか”を見極めた上で処分方法を選ぼうとする姿勢がうかがえます。
 
一方で中高年層では、「自治体のホームページで捨て方を確認する」の比重が高まっており、価値を見極めて売ることよりも、確実に処分することを優先する傾向が見られました。
 
 
 
断捨離をしようとして、やめたことはあるかをお聞きしました。
■断捨離をしようとしてやめた経験(n= 1,000)
全体の40%以上が、一度は手を止めた経験を持っていました。
断捨離は“思い立ったらすぐに捨て切る”行動ばかりではなく、実際には迷いやためらいを伴いやすいテーマだとわかります。
 
性年代別に見ると、特に高いのは男性30代53.2%、女性20代50.9%、女性30代48.6%で、若年~働き盛り層ほど中断経験が目立ちます。
 
 
 
前掲した設問【断捨離をしようとしてやめた経験】にて、断捨離をやめたことがあると回答した人に対し、その理由をお聞きしました。
■断捨離をやめた理由(n= 431)
断捨離をやめた理由は、全体では「買取価格が安くてショックを受けたから」29.9%が最多で、「使えるものを捨てることに罪悪感があるから」29.2%、「梱包や発送の手間が面倒だったから」29.0%がほぼ並びました。単に処分が進まないというより、「値段への納得感」「まだ使えるものを手放す心理的抵抗」「手間」の3つが、断捨離のストッパーになっているようです。
 
性年代別では、男性30代の「買取価格が安くてショックを受けたから」が53.7%と突出しており、他の層よりも、想定より安かったことへの失望が断念理由になりやすいことがわかります。
前掲設問【直近で断捨離(処分)したもののジャンル】では男性30代で「CD・DVD・ゲーム」「趣味のグッズ・コレクション品」の処分率が高くなっていましたが、価格がつきやすく思い入れも乗りやすいジャンルを手放しているぶん、査定額への落差が響きやすいのかもしれません。
 
一方、女性20代は「処分手続きが煩雑だから」46.4%、女性60代は「使えるものを捨てることに罪悪感があるから」35.5%が目立ち、断捨離を止める理由は年代によって異なります。
現状、断捨離は“勢いで捨てる行動”というより、手間・価格・感情の折り合いをつけながら進める行為だと言えそうです。
 
 
 
過去に「断捨離をして後悔したもの」はあるか、お聞きしました。
■過去に「断捨離をして後悔したもの」(n= 1,000)
全体では、「後悔したことはない」が64.7%と半数以上を占め、断捨離後に後悔を抱える人は少数派でした。

後悔したものとしては「衣類・バッグ・靴」14.6%、「本・雑誌・漫画」9.8%、「CD・DVD・ゲーム」7.5%が上位ですが、いずれも「後悔していない」を大きく下回っています。
前掲設問(※)では、断捨離前に約60%が情報収集をおこない、断捨離をしようとしてやめた経験も43.1%に上っていました。こうした“事前に調べる”“途中で立ち止まる”慎重さが、結果として後悔の少なさにつながっていると考えられます。

性年代別では、女性20代の「後悔したことはない」が45.5%、男性20代48.4%、男性30代51.9%と相対的に低く、若い層ほど「本・雑誌・漫画」や「CD・DVD・ゲーム」「趣味のグッズ・コレクション品」など、思い入れや再取得のしにくさがあるものを後から惜しみやすいようです。
 
※【断捨離をする前の「情報収集」】【断捨離をしようとしてやめた経験】
 
 
 
前掲した設問【過去に「断捨離をして後悔したもの」】にて、後悔したものがあると回答した人に対し、断捨離をして後悔した理由をお聞きしました。
以下は、各ジャンル(n= 30以上)のTOP5までをランキング化したものです。
■断捨離をして後悔した理由
共通して目立ったのは「後でまた必要になった」「思い出の品だったので見返したくなった」「売れば高く売れたかもしれないと後で知った」といった、処分後に価値を再認識するパターンです。
 
特に衣類・バッグ・靴では「後でまた必要になったから」が56.2%、食器・キッチン用品でも43.8%でトップとなっており、実用品は“今は使わない”と“もう不要”の線引きが難しいことがわかります。
 
一方、本・雑誌・漫画やCD・DVD・ゲーム、趣味のグッズ・コレクション品、書類・手紙・写真では、「思い出の品だったので、見返したくなったから」が上位に。情報や記録、思い出が残るものほど後悔につながりやすい傾向です。
 
また、食器・キッチン用品や趣味のグッズ・コレクション品では「売れば高く売れたかもしれないと後で知ったから」も目立ち、前掲設問【断捨離をする方法】で自治体回収が売却を上回っていたことを踏まえると、売らずに処分した後で価値に気づくケースも少なくないことがわかります。
 
つまり、断捨離の後悔は“捨てたこと”そのものより、後から用途・感情・価値を再認識することで生まれていると言えそうです。
 
 
 
買い物をする際に、「売ることを意識して購入しているもの」はあるか、お聞きしました。
■買い物をする際「売ることを意識して購入しているもの」(n= 1,000)
全体で「売ることを意識して購入しているもの」として最も多かったのは「衣類・バッグ・靴」23.2%で、次いで「CD・DVD・ゲーム」21.8%、「本・雑誌・漫画」21.2%でした。
 
一方、「家電製品」は11.7%にとどまり、リセール価値が高そうな耐久財よりも、まずは身近で回転の早いジャンルの方が“売る前提”で選ばれやすいことがわかります。
 
性年代別では、男性30代の「CD・DVD・ゲーム」40.3%、男性40代32.6%、男性20代32.3%が目立ち、若年~中堅男性では娯楽系を“いずれ売るもの”として捉える感覚が比較的強いようです。
 
また「趣味のグッズ・コレクション品」も全体で13.7%あり、推し活や趣味消費でも、購入時点から出口をある程度意識している人も少なくありませんでした。
前掲設問【直近で断捨離(処分)したもののジャンル】では実際の処分対象として趣味グッズも多く挙がっており、“持つ”だけでなく“手放し方まで含めて買う”意識が広がっていると言えそうです。
 
 
 
 
 
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://corp.neo-m.jp/service/research/quantitation/netresearch-domestic/
引用元:https://corp.neo-m.jp/report/investigation/life_081_danshari
 
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※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
引用元:https://corp.neo-m.jp/report/investigation/life_081_danshari
 
■「ネオマーケティング」
【マーケティングリサーチ/市場調査】
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【定性調査:インタビュー調査】
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グループインタビュー:https://corp.neo-m.jp/service/research/qualitative/group-interview/
訪問観察調査(エスノグラフィー):https://corp.neo-m.jp/service/research/qualitative/visit/
 
【海外調査】
海外定量調査:https://corp.neo-m.jp/service/research/quantitation/netresearch-oversea/
海外調査強み:https://corp.neo-m.jp/lp/service/global-research/