― こどもエコクラブと進める「雑がみさまを探せ!」
公益財団法人古紙再生促進センター(東京・中央区)は、全国に広がる子ども環境活動ネットワーク「こどもエコクラブ(公益財団法人日本環境協会)」のパートナー会員として、雑がみの掘り起こしを通じた可燃ごみ削減と、紙リサイクルを基軸とした地域循環共生社会づくりに取り組んでいます。2025年10月より同クラブと連携を開始し、その全国的な活動基盤を活かした資源循環の実装を推進しています。
 
こどもエコクラブは、約2400クラブ、9万5千人の子どもたちが、興味関心に応じて様々な環境学習・環境活動を全国各地で実践しています。(後援:環境省)

このたび当センターは「こどもエコクラブ全国フェスティバル2026」に後援団体として参画し、「雑がみさまを探せ!」啓発ブースを出展。子どもたちの主体的な行動を起点とする新たな資源循環の可能性を発信しました。
 
全国ネットワークという“社会基盤”との接続
こどもエコクラブの最大の特長は、子ども主体の環境行動が、日常生活の中で継続的に実践されている点にあります。単発のイベントではなく、学校、家庭、地域を横断しながら行動が積み重なることで、環境意識と実践が社会の中に定着していきます。
 
当センターは、この全国的なネットワークを「行動変容を社会へ波及させる基盤」として捉えています。紙リサイクルという身近なテーマを、この基盤と結びつけることで、単なる回収促進を超えた“社会実装”が可能になります。
 
見過ごされてきた「雑がみ」を資源へ転換する
家庭から排出される可燃ごみの中には、リサイクル可能な紙資源、いわゆる「雑がみ」が多く含まれています。紙箱、包装紙、チラシ、メモ用紙など、生活に密着したこれらの紙は、分別の認識不足や仕組みの問題により焼却されているのが現状です。
 
「雑がみさまを探せ!」は、こうした未利用資源を「探す対象」として再認識させる取組です。子どもたちが主体的に紙資源を見つける体験は、分別を義務から発見へと変え、行動の継続性を高めます。
 
この“行動の質の転換”こそが、資源循環を実効性あるものにする鍵となります。
雑がみさまを探せ! 啓発チラシ
雑がみさまを探せ! 啓発袋
 
フェスティバルでの実践:行動変容の起点
全国フェスティバルでは、「雑がみさまを探せ!」ブースにおいて、実際の紙製品を用いた分別体験や射的ゲームを実施しました。子どもたちは楽しみながら紙の種類や分別の仕方を学び、自ら考え、行動する姿が見られました。
 
重要なのは、この体験が家庭へと持ち帰られることです。子どもが家族に伝え、分別を促すことで、家庭内の行動が変わり、それが地域へと広がっていく。こうしたボトムアップ型の変化は、制度だけでは生み出せない持続的な効果をもたらします。
古紙分別体験
古紙射的ゲーム
佐賀モデルにみる実装と展開可能性
当センターでは、こどもエコクラブとのパートナーシップのもと、佐賀県においてモデル事業を展開しています。本事業では、保育施設や地域団体と連携し、雑がみの分別・回収と啓発活動を一体的に実施しています。
 
具体的には、鍋島保育園(https://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/detail.php?id=15506)やボーイスカウト佐賀第3団ビーバー隊・カブ隊(https://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/detail.php?id=15573)といった現場において、子どもたちの主体的な取組が確認されています。
これらは、子どもを起点としながら、家庭、地域、自治体、産業界へとつながる資源循環のモデルであり、「地域循環共生社会」の具体像を示すものです。紙リサイクルは、その媒介として全国展開可能なポテンシャルを有しています。
 
鍋島保育園
ボーイスカウト佐賀第3団ビーバー隊・カブ隊
 
環境教育と資源循環の融合というアプローチ
本取組の本質は、環境教育と資源循環を分断せず、一体的に捉える点にあります。従来、分別や回収は制度中心、環境教育は意識醸成中心とされてきました。
 
しかし、子ども主体の実践を通じて両者を接続することで、「理解」から「行動」、さらに「社会変化」へとつながる新たなアプローチが成立します。こどもエコクラブの全国ネットワークは、その接続を可能にする重要な基盤です。
 
こどもエコクラブとの連携について
こどもエコクラブは、全国各地で子どもたちの主体的な環境行動を支えるネットワークであり、学校・家庭・地域を横断した実践の蓄積を有しています。当センターは、この全国的な活動基盤と連携することで、紙リサイクルの取組を単なる啓発にとどめず、実際の行動変容へとつなげることを目指しています。2025年度は佐賀県限定のモデル事業でしたが、2026年度はエリアを拡大して実施することを検討しています。
こどもエコクラブ 公式サイト(https://www.j-ecoclub.jp/
 
(コメント・古紙再生促進センター 専務理事 川上正智)
こどもエコクラブとのパートナーシップは、子どもたちの行動を社会につなげる重要な基盤です。「雑がみさまを探せ!」は、その象徴的な取組であり、身近な行動から資源循環を実現する可能性を示しています。今後もこの連携を大切にしながら、全国各地において啓発活動を展開し、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

公益財団法人古紙再生促進センター(東京・中央区)は、全国に広がる子ども環境活動ネットワーク「こどもエコクラブ(公益財団法人日本環境協会)」のパートナー会員として、雑がみの掘り起こしを通じた可燃ごみ削減と、紙リサイクルを基軸とした地域循環共生社会づくりに取り組んでいます。2025年10月より同クラブと連携を開始し、その全国的な活動基盤を活かした資源循環の実装を推進しています。

こどもエコクラブは、約2400クラブ、9万5千人の子どもたちが、興味関心に応じて様々な環境学習・環境活動を全国各地で実践しています。(後援:環境省)

このたび当センターは「こどもエコクラブ全国フェスティバル2026」に後援団体として参画し、「雑がみさまを探せ!」啓発ブースを出展。子どもたちの主体的な行動を起点とする新たな資源循環の可能性を発信しました。