| 累計600名超の担い手を創出した「新3K」漁業の原点。阿部勝太氏・長谷川琢也氏・香川幹氏の本作へのコメントを公開。 |
「もし俺たちが失敗しても、これから挑戦する人の指針になる。そんな未来なら、俺たちは失敗の団体でいい」
誰よりも先に挑戦し、失敗しようが成功しようが、その熱意で周りの人たちを焚き付ける。その泥臭いプロセスこそが、水産業を変える唯一の道だと信じてきました。
東日本大震災から15年。フィッシャーマン・ジャパンの原点と、今日までの歩みが一冊の漫画になりました。この物語が、かつての私たちのように、これから新たな一歩を踏み出そうとする誰かの「指針」となることを切に願っています。
フィッシャーマン・ジャパンの始まりを象徴する「二人の男の出会い」が、このたび漫画という形で世に出ることになりました。
実は、この作品には10年以上にわたる不思議な縁があります。 当時、まだ20代だった一人の若者が「皆さんの活動を漫画にしたい」と、私と阿部のもとを訪ねてきました。「企画が通るかわからないが、精一杯やってみます」と言い残した彼でしたが、その後、連絡が途絶えてしまいました。それから長い月日が流れ、昨年、彼から突然の連絡がありました。「自分で会社を立ち上げ、ようやく漫画にすることができました」と。
震災から15年、団体設立から12年。あの日、若きクリエイターが抱いた志が、これ以上ないタイミングで結実したことを心から嬉しく思います。私たちの「あの日」と「これから」が詰まったこの一冊を、ぜひ受け取ってください。
フィッシャーマン・ジャパン(FJ)の立ち上げから12年。FJが発信してきた水産業の魅力や可能性に惹かれ、全国から集まった次の世代が、今ではFJを支える事務局メンバーとして浜を駆け回っています。私もその一人です。
私たちを惹きつけ、突き動かすのは、阿部勝太ら、現場の最前線で水産業に従事する創業メンバーが発してきた「現場の言葉」です。そして、その声を社会に響かせてきた長谷川琢也らの「発信の力」が、この大きな流れをつくってきました。 この漫画が、また新たな出会いや挑戦のきっかけになることを、心から楽しみにしています。