東京(日本)2026年3月20日-ベクター・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:丹野清嗣、以下ベクター)は、スズキ株式会社(以下、スズキ)が実施するBEV軽トラックを用いた実証実験において、ベクターの「GL2000シリーズ*1」および「vLoggerCloud*2」を用いたデータ収集、管理、解析の評価が実施されたことをお知らせします。この取り組みは、次世代モビリティにおける開発の効率向上を目指すものです。
 
スズキは、軽トラック「キャリイ」をベースに製作した電気自動車(以下、BEV軽トラック)を農業従事者へ一定期間*3貸与し、実際の作業環境で利用してもらう実証実験を、2026年2月より静岡県浜松市・湖西市、愛知県豊川市、熊本県阿蘇郡の各地で開始しました。この実証実験では、農作業におけるBEV軽トラックの実用性や、V2H (Vehicle to Home)*4 システムを介した太陽光発電エネルギーの有効活用などの観点から、BEV軽トラックの潜在需要やBEVの電池を活用した太陽光発電エネルギーの自産自消についての検証がなされています。
 
今回の評価には、ベクターのGL2000シリーズとvLoggerCloudが使用されています。GL2000シリーズは、CAN、LINなど多様な車載ネットワークシグナルを高精度かつ長期間にわたり収集できる計測ロガーであり、LTEルータと連携することで取得したデータをvLoggerCloudへ自動転送することが可能です。計測設定はVector Logger Suite(VLS)を使用してPC上で行います。導入時には、SIMカードの設定に加え、VLSのインストール、証明書の書き込み、計測設定の投入、そしてデータロギングの動作確認といった手順を経て運用を開始します。
 
一方、vLoggerCloudは、ロガーで取得したデータをクラウド上で一元管理し、遠隔地からのデータアップロードや共有、解析を可能にします。さらに、複数拠点や複数ユーザーが同時に共同作業できる環境を提供します。また、データの自動変換やレポート生成、メタデータ管理、アクセス権限管理など、開発現場のニーズに応える多彩な機能を備えています。
 
導入効果として、下記が挙げられます。まず、大容量データを安定して収集し、クラウドと安全に連携できることから、開発サイクルの短縮と品質向上に大きく寄与します。また、遠隔地からでもデータの取得や解析が可能になるため、現地での作業負荷を軽減しつつ、迅速なフィードバックが行える点も大きなメリットです。さらに、ロガーの設定の遠隔アップデートやアナログ計測との連携などの将来的な機能拡張にも対応しているため、システムの柔軟性と拡張性を確保できます。加えて、複数部門や複数拠点間での協調作業が容易になり、開発体制全体の効率化にもつながります。
 
ベクターのソリューションは、農機、建機、商用車、航空宇宙(アビオニクスネットワーク、ハイブリッド電動航空機)、鉄道、輸送、医療機器、産業機器(インダストリー4.0、IIoT)など、さまざまなミッションクリティカル分野でのニーズにも対応しています。ベクターは今後もお客様と共に課題を解決し、皆様の開発を支援してまいります。
 
【参考文献】
(1) スズキ株式会社 2025年4月25日付 企業ニュース 「スズキ、BEV軽トラックの実証実験を開始」
https://www.suzuki.co.jp/release/d/2025/0425/ (閲覧日:2026年3月3日)
(2) スズキ株式会社 2025年5月14日付 NEWS RELEASE 「人とくるまのテクノロジー展 2025 出品概要」
https://www.suzuki.co.jp/release/d/2025/0514/pdf/0514.pdf (閲覧日:2026年3月18日)
 
1 ベクターの「GL2000シリーズ」の詳細はこちら
2 ベクターの「vLoggerCloud」の詳細はこちら
3 1年間を予定 (参考文献(1)より)
4 Vehicle(車) to Home(家)の略で、電気自動車(以下、BEV)やプラグインハイブリッド車(以下、PHEV)のバッテリーの電気を住宅で使用したり、住宅の蓄電池からBEVやPHEVに充電したりすることができるシステムの総称です。(参考文献(1)より)
 
ベクターについて
Vector Informatik GmbH(ベクターグループ本社、在ドイツ、以下ベクター)は、Software-Defined System(SDS、ソフトウェア・デファインド・システム)の開発とネットワーク化のためのソリューションを提供するリーディングカンパニーであり、お客様の信頼あるパートナーとして実績を重ねています。ベクターは35年以上にわたり、世界中のメーカーならびにサプライヤーをサポートし、最高基準の機能性、安全性、サイバーセキュリティ、効率性を備えた複雑な電子製品の開発プロジェクトを成功に導いてきました。 主に自動車分野において、また近年は医療技術、IoT、鉄道、航空宇宙の分野でもベクターのソリューションが活用されています。ベクターの製品ポートフォリオの核を成すのは包括的なソフトウェアエコシステムで、ツール、組み込みソフトウェア、クラウドサービス、エンジニアリングの専門知識を高パフォーマンス開発環境にシームレスに統合することができます。 卓越した技術力、そしてお客様とパートナー企業との緊密なコラボレーションを軸に、ベクターは複雑な課題をシンプルにし、開発を加速し、将来を見据えたイノベーションを可能にするカスタマイズされたソリューションを提供しています。 独立系企業として世界に32拠点、4,500名以上の従業員を擁し、2024年には10億ユーロを超える売上を達成しました。本社はドイツのシュツットガルトにあり、オーストリア、ブラジル、中国、フランス、インド、イタリア、日本、韓国、ルーマニア、スウェーデン、スペイン、イギリス、アメリカに支社を展開しています。
 
スズキ株式会社について
スズキ株式会社は、四輪車・二輪車・マリン製品などのモビリティを軸に、世界中のお客様と地域のニーズに合った商品・サービスを幅広く展開し、お客様の日常に寄り添い、生活を支える移動手段を提供しています。 詳しくは、スズキ株式会社|会社概要 (https://www.suzuki.co.jp/corporate/outline/) をご覧ください。
 
本件の内容に関するメディア・報道関係
ベクター製品に関するお問い合わせ先:
ベクター・ジャパン株式会社 営業部
TEL: 03-4586-1808
E-mail: sales@jp.vector.com
 
報道機関お問い合わせ先:
ベクター・ジャパン株式会社 マーケティング・コミュニケーション部
TEL: 03-4586-1806
E-mail: webmaster@jp.vector.com
 
・ジャパン株式会社 Webサイト www.vector.com/jp/ja/

東京(日本)2026年3月20日-ベクター・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:丹野清嗣、以下ベクター)は、スズキ株式会社(以下、スズキ)が実施するBEV軽トラックを用いた実証実験において、ベクターの「GL2000シリーズ*1」および「vLoggerCloud*2」を用いたデータ収集、管理、解析の評価が実施されたことをお知らせします。この取り組みは、次世代モビリティにおける開発の効率向上を目指すものです。