AI inside 株式会社(代表取締役社長CEO:渡久地 択、本社:東京都港区、以下「AI inside」)は、金融機関における財務諸表処理を高精度にデータ化し、審査システムへの登録まで自動化するソリューション(以下「本サービス」)を提供開始したことをお知らせいたします。
 
本サービスは、独自開発LLM「PolySphere-4」により、企業ごとにフォーマットが異なる複雑な財務諸表を高精度にデータ化します。さらにAIエージェントが読取結果を後続の審査システムへ自動連携することで、金融機関における財務諸表の読み取りからシステム登録までの一連の業務を自動化します。
 
サービスサイト:https://go.inside.ai/finance
提供開始の背景
金融機関の融資審査業務では、企業から提出される財務諸表をもとに、売上高・営業利益・経常利益・純資産などの財務情報を確認し、審査システムへ入力する作業が日常的に発生しています。
 
しかし、財務諸表は企業ごとにフォーマットが異なり、勘定科目の階層構造や小計、内訳、複数年度比較などを含む複雑な構造となるケースも多く、従来のAI-OCRでは安定した読み取りが難しいという課題がありました。また、審査システムへの登録工程でも複数画面でのデータ入力が必要となり、業務負荷や入力ミスの要因となっていました。
 
本サービスでは、独自開発LLM「PolySphere-4」により文書全体の構造や文脈を理解したうえで必要な情報を読み取ります。特に勘定科目の階層構造や小計・内訳を含む財務諸表においても構造を保持したままデータ化することが可能であり、さらにAIエージェントが抽出したデータを審査システムへAPI経由で自動連携することで、財務諸表の読み取りからシステム登録までの一連の業務を自動化します。
ユースケース
融資審査業務の省力化
融資審査業務では、企業から提出される財務諸表を確認し、売上高・営業利益・純資産などの財務情報を審査システムへ入力する作業が発生します。企業ごとにフォーマットが異なるため、確認と転記作業に1日5~7時間を要するケースもありました。
 
本サービスでは、財務諸表から必要項目を自動抽出・データ化し、審査システムへの登録処理までAIエージェントが実行します。これにより作業時間を1日1~2時間程度まで圧縮でき、月間約100時間の業務削減が可能です。
階層が分かれている複雑な財務諸表
 
また、財務諸表に加え、勘定科目内訳書や試算表などの財務関連書類にも対応しており、金融機関の融資審査業務の効率化を支援します。
 
AI inside 株式会社について
AI inside 株式会社は、生成AI・大規模言語モデル(LLM)や自律型AIの研究開発と社会実装を推進するテックカンパニーです。日本語のドキュメント処理に特化したLLM「PolySphere」の開発をはじめ、政府機関・地方公共団体・民間企業など6万ユーザ超への導入実績を持ち、独自のAI基盤の構築と普及を進めています。主力プロダクトである「DX Suite」は、データ入力業務に特化したAIエージェントとして、前後工程全体の自動化を実現しています。これらの取り組みを通じて、人とAIの協働を推進し、生産性向上と業務効率化によって創出された時間を、より付加価値の高い業務へ移行する「VALUE SHIFT」を実現します。
コーポレートサイト:https://inside.ai 
「DX Suite」製品サイト:https://inside.ai/dx-suite