共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大橋輝臣 以下:当社)は、画像処理技術の活用によりスクリーントーン※1 だけを自動で消去する「eComicScreen ReM(イーコミックスクリーンレム)」を開発しました。作家の線画のタッチを傷つけることなくスクリーントーンを除去することで、近年拡大を続ける電子コミック市場に向けた、過去の名作のカラー化に貢献します。
 
※1 スクリーントーン:まんがやイラストのモノクロ原稿において、濃淡、影や質感、柄を表すために使用される模様
 
画像処理の比較 左:製版データ(スクリーントーンあり)、中:eComicScreen ReMでのトーン除去後※2、右:カラーリング後 ※2 eComicScreen ReMは、トーン除去までを担当します
 
 従来、印刷されたモノクロのまんがの製版データをカラーリングする際には手作業でスクリーントーンを除去し線画にする必要があり、その時間や費用などが課題となっていました。当社は、画像処理システムeComicシリーズで培ったAI技術を生かし、画像内のスクリーントーンを高精度に除去する「eComicScreen ReM」を開発しました。
 
 「eComicScreen ReM」は、独自のAIモデルが線画とスクリーントーンを瞬時に識別し、作家の繊細な線画のタッチを傷つけることなくスクリーントーンを高精度に除去します。また、1ページあたり数時間要していた画像でも、わずか数秒で処理を完了することが可能です。1巻分のコミックスデータをまとめて処理する一括変換もできるため、トーン除去の作業時間を大幅に短縮し、カラーリングなどクリエイティブな作業へ時間をかけることができます。
 
 当社は、今後も出版社などに向けてeComicScreen ReMをはじめとしたeComicシリーズの提案・採用を推進し、まんがのデジタル作業の効率化に貢献していきます。