~推し活専門メディアOshicocoを活用し、現場で起きている“通信の壁”を可視化~
株式会社ON BOARD(東京都港区、代表取締役:大山りか)は、推し活専門メディア「Oshicoco」に委託し、大規模イベント時における通信利用実態に関する調査および、本調査結果を踏まえた有識者による座談会を実施しました。
調査の結果、65%がイベント会場で通信不具合を経験していることが明らかとなりました。通信環境は来場体験を左右する重要な要素であると同時に、施設運営や新たな収益機会にも大きな影響を与えることが確認されました。
本調査は XGMF(XGモバイル推進フォーラム)の「推し活×5G」プロジェクトとも連携して実施したもので、本日より「推し活×スマホ活用レポート2026(イベント編)」の提供を開始いたします。
調査の背景 通信は“体験インフラ”へ
電子チケットやキャッシュレス決済、SNS投稿、スマートフォン連動型演出など、現代のイベント体験は通信を前提に設計されており、通信は補助設備ではなく、体験を成立させる「体験必須インフラ」となっています。しかし大規模会場では混雑による不安定な通信は、入場・決済・連絡といった来場体験の根幹に影響を及ぼしています。
本レポートはシリーズ第一弾として、調査データと現場の声をもとに、大規模施設における通信UXの構造的課題を整理し、今後の通信設計の視点を提示します。
主な調査結果
本調査は、Instagramアンケート(最大712件)およびWEBアンケート(117件)を通じて実施しました。主な結果は以下の通りです。
65%が通信不具合を経験している
入場QR表示、決済処理、連絡手段確保が最も重要な利用場面であること
通信が安定すれば来場者限定コンテンツ等への高い支払い意向があること
「SNS投稿権利付きチケット」など従来にない高単価な需要の可能性があること
これらの結果は、通信品質が利便性の問題にとどまらず、体験価値および経済価値に直結していることを示しています。
<主な調査概要>
調査方法:InstagramアンケートおよびWEB調査
有効回答数:SNSアンケート最大712件、WEBアンケート117件
主な回答層:10~20代女性中心
主要ジャンル:3次元アイドル、2次元キャラクター、歌い手など
<調査結果抜粋>
回答者属性は20代女性・関東在住が中心
推し活の対象ってどんなものなの?いくら使うの?
推し活の最大の目的は、何?
推し活女性は、イベント開催中や普段の生活で、何を投稿しているの?
<株式会社Oshicocoとの協働について>
延べ7万人以上の推し活層と接点を持つOshicoco社のネットワークを活用し、より推し活に対する熱量の高い、現場感のあるユーザーの声を収集しました。
 
有識者による考察
本レポートには、次世代イベント体験のあり方として、推し活側として株式会社Oshicoco 代表・多田夏帆氏と通信インフラの専門家を交え、座談会を行った内容を収録し、施設運営者・通信事業者双方にとっての具体的な視点を整理しています。
<座談会> ~イベントにおける通信課題と展望~について
入場・決済の「通信障害」がもたらす興行・経済的損失
推し活ユーザーにとって、会場での通信トラブルは最大のストレス要因です。本座談会では、入場時の混乱が顧客満足度を低下させるだけでなく、物販決済の停滞による収益機会の損失や、開演遅延という興行リスクを招いている現状が浮き彫りとなりました。これに対し、通信環境を局所的な問題とせず、施設・通信事業者・アプリ事業者が一体となったインフラ整備の必要性について提案されました。
現場の実態として、入場・決済を阻む「通信の壁」とユーザーの心理
電子チケットやQRコード決済が主流となる中、入場ゲートや物販レジで画面が表示できない事態は「本当に焦る」という切実な声が上がっています。物販等における通信不良は、スムーズな決済を妨げ、運営側にとっても、収益機会の損失につながります。また、接続不良の際、ユーザーには原因が「通信回線」なのか「アプリ」なのか「施設」なのか判別できません。こうした不満は、最終的に通信事業者やイベント全体へのネガティブな評価として蓄積されるという意見がありました。
多様なステークホルダーによる「通信デザイン」の再構築を!
通信環境の改善は単一通信事業者の取り組みだけでは限界があるのではないかという声があり、インフラシェアリングの推進や、施設オーナー、アプリ事業者などを含めた業界全体での検討が必要ではないかという意見もありました。入場時にリアルタイム通信を必要としない「クレジットカードのタッチ決済」のように、通信環境に左右されにくい仕組みを取り入れることも重要ではないかという意見が出ました。
推し活ユーザーの通信環境への期待
ユーザーにとって「つながらないこと」は大きなストレスであり、月額1万円以上でも安定した通信プランを選択する人もいる、という声もありました。またイベント中の数時間だけ優先的に接続できるサービスがあれば、数千円から数万円の追加料金を払う価値があるのではないかという意見も出ました。
レポート概要
本調査の結果をまとめたレポートを公開いたします。
名称:推し活×スマホ活用レポート2026(イベント編)
形式:PDF
提供形態:
1. レポート簡易版(無料)
  調査結果の概要をまとめたレポートをダウンロード形式で提供。
  ▼ダウンロードはこちらから
  https://onboardproject.com/report/oshikatsu202603

2. レポート詳細版(有料)
  自由記述を含む回答データを含む詳細な調査データを販売。
  ▼ 購入検討の方はお問い合わせください。
  https://onboardproject.com/contact
■ 株式会社ON BOARD【アンケート主体、販売元】
株式会社ON BOARDは、2021年2月創業。多様なバックグラウンドを持つメンバーにより、次世代通信を起点とした価値創造、プロジェクト創出、調査・戦略設計等を推進。令和7年7月11日より、総務省「Beyond 5G実現に向けた特定環境下におけるモバイル通信のユーザー体感の評価手法等に関する調査」を受託し、通信のUX調査を実施中。
https://onboardproject.com/
■ 株式会社Oshicoco
株式会社Oshicocoは、日本最大級の推し活メディアを運営する推し活特化型企業。推し活層との強固な接点を活かし、企業様向けに商品企画・ファンマーケティング支援を展開中。
https://corp.oshicoco.co.jp/top
■XGMF(XGモバイル推進フォーラム)
XGMFは、モバイル関連企業、潜在的にモバイル活用が想定される企業、さらには若手を含む熱意ある個人等が組織の垣根を越えてプロジェクトを結成し、モバイルを活用した新産業の創出など挑戦的な課題に取り組む共創の場です。
https://xgmf.jp/
推し活×5G(ミリ波・ローカル5G)プロジェクトでは、推し活シーンでの通信を前提とした文化の発展を目指した活動をしています。
https://xgmf.jp/project/pj-2501/
 

多様なステークホルダーによる「通信デザイン」の再構築を!