~8割以上が「選考が厳しくなった」と回答、時期より“納得感”重視の転職へ~
人材紹介業の株式会社ワークポート(本社:東京都品川区、福岡県福岡市博多区 代表取締役会長CEO:田村 高広)は、全国のビジネスパーソン742人(20代~40代・男女)を対象に、「2026年春の転職市場」に関するアンケート調査を実施しました
 
 近年、慢性的な人手不足を背景に企業の採用ニーズは拡大を続けています。一方で、採用活動の活発化がそのまま「内定獲得のしやすさ」に直結しているとは限らないのが実情です。
 また、働き手の価値観が多様化する中で、転職活動のスタンスや意思決定の基準にも変化が見られます。「4月入社」という節目や「活動期間は3ヵ月」といった従来の枠組みにとらわれない動きも広がりつつあります。
 本調査では、求職者の市場実感や選考に対する認識、入社時期へのこだわりなどを通じて、2026年春の転職市場の実態を探りました。
 
<調査結果サマリー>
約6割が「買い手市場」を実感。人手不足の現状と求職者の市場実感にギャップ。
8割以上が選考ハードル上昇を痛感。専門性・実績への要求がよりシビアに。
4月入社「最優先」は2割以下。時期より「納得感」重視の傾向が鮮明に。
 
【市場実感】人手不足の中でも求職者の約6割が「買い手市場」と回答 現状と実感にギャップ
 はじめに、対象者全員に現在の転職市場は、求職者にとってどのような状況だと感じるか聞いたところ、「圧倒的に買い手市場(選考が厳しい)」(27.6%)、「やや買い手市場」(31.4%)が合わせて59.0%と、約6割を占めました。人手不足を背景に世間では「売り手市場」と言われることが多い一方で、実際に転職活動中の求職者の実感は「買い手市場」に傾いていることが明らかになりました。
 
【選考のハードル】8割以上が「選考が厳しくなった」と回答 「スキル・経験不足で不採用」の現実も
 現在の転職市場を「買い手市場」と感じている人に、企業が求める「スキルの専門性」や「実績」のハードルは、以前より上がっていると感じるか聞いたところ、42.2%の人が「非常に感じる」と回答しました「やや感じる」(41.8%)を合わせると84.0%と、全体の8割以上が選考ハードルの上昇を実感していることがわかりました。
 
 さらに、選考のハードルが上がったと回答した人に、具体的にどのようなシーンでそう感じたか聞いたところ、「スキル不足・経験不足」を理由とした不採用や、書類選考の不通過を挙げる声がとくに目立ちました。
 
▼選考のハードルが上がったと実感した場面(一部抜粋)
「求人票の必須項目が専門性を求めるようになったと感じる」(40代・女性・クリエイター)
「応募の必須条件に実務経験年数を入れている企業が多いことや、未経験者歓迎の求人でも面接まで辿り着けない企業も多々あること」(20代・男性・製造)
「以前は割と簡単に書類選考をパスし、面接まで辿り着けたが、現在は書類選考すら通過しない」(40代・男性・建築土木)
「面接での質問がより専門的になり、具体的な実績やスキルを詳しく問われるようになったと感じる」(30代・男性・製造)
「スキルや経験不足で不採用になった」(20代・女性・管理) …など
【4月入社へのこだわり】「4月入社」最優先は2割以下 “時期より中身”の納得感重視が約半数に
 次に、対象者全員に今回の転職活動において、「4月入社(新年度スタート)」をどの程度意識していたか聞いたところ、「意識しなかった(時期より中身優先)」と回答した人が46.9%と半数近くにのぼりました「多少意識した(望ましいが必須ではない)」(36.1%)を合わせると83.0%で、全体の8割以上が4月入社を最優先と位置づけてはいないことがわかりました。
 
 4月入社を意識しなかった理由を聞いたところ、「時期より納得感を優先したいから」(30代・男性・機械系エンジニア)、「焦って転職し、後悔したくないため」(30代・男性・その他)など、転職の納得感を重視する声が目立ちました。
 また、「引き継ぎなど、ある程度の準備期間が必要なため」(40代・男性・営業)、「夏のボーナスを貰ってからの転職を考えているため」(30代・男性・製造)など、現職や家庭との兼ね合いを踏まえた意見も多く見られました。
 加えて、「新卒ではないため」(40代・男性・事務)、「4月入社だと、新卒と同じ時期になり扱いが同じになりそうだから」(20代・男性・クリエイター)といった意見も寄せられ、新卒と同様の画一的な扱いではなく、「個別のプロフェッショナル」として扱われることを志向する求職者のキャリア自律意識の高まりもうかがえました。
 
▼4月入社を意識しなかった理由(一部抜粋)
「前職で4月入社を重視した結果、仕事内容が合わないことがあったため」(20代・男性・製造)
「自分のキャリアを焦って決めたくなかったため。また、求人をもっと吟味したかったため」(20代・女性・システムエンジニア)
「初めての転職で、この先のキャリアを長くつくるイメージがあり、仕事の中身を重視したいため」(40代・女性・接客販売)
「失業手当を受け取りながら、焦らずに転職活動をしたいため。退職前から勉強していた資格試験の受験もあるため」(30代・女性・医療福祉)
「4月入社の優位性を感じていないため」(30代・男性・クリエイター) …など
【転職活動の期間】約半数が「縁があれば即決」、3割は長期戦も許容 期間に縛られない転職スタンス
 最後に、転職活動の「期間(スピード)」についてはどのようなスタンスか聞いたところ、48.0%が「縁があれば即決したい(よい機会があればすぐ決めたい)」と回答しました。一方で、「納得いくまで続けたい(長期戦もいとわない)」という人も30.6%にのぼりました。一見相反する姿勢が見られるものの、両者に共通して「納得できない一社には入らない」という強い意志がうかがえる結果となりました。
 
 縁があれば即決したいと回答した人の理由では、「よいご縁であれば、チャンスを逃したくないため」(40代・女性・管理)、「後になって同じようないい条件の求人があるとは限らないため」(30代・女性・その他)といった、好機を逃したくないとする意見が目立ちました。
 また、「離職期間をあまり長くしたくないため」(20代・女性・医療福祉)、「早めに現職を離れたいから」(30代・男性・機械系エンジニア)など、現状を打破するために早期の決断を望む声も見られました。
 一方で、納得いくまで続けたいとする人の理由では、「急いでミスマッチを起こしたくないから」(20代・女性・営業)、「入社後に後悔をしたくないから」(30代・男性・機械系エンジニア)など、ミスマッチの防止や後悔のない転職を重視する意見が中心となりました。
 
▼縁があれば即決したい(よい機会があればすぐ決めたい)理由(一部抜粋)
「求人案件は常に椅子取りゲーム。魅力的なポジションには多くの人が応募するため、チャンスは先延ばしにして手に入るものではないと思うから」(40代・女性・企画マーケティング)
「長期間かけても、実態は入社しないとわからないから」(30代・男性・営業)
「現職を続けることでチャンスが失われ続けると考えているため」(30代・男性・機械系エンジニア)
「現在の仕事でのストレスが限界に近いため」(40代・女性・事務)
「現在、貯金を切り崩しながら生活しているため」(30代・男性・公務員) …など
 
▼納得いくまで続けたい(長期戦もいとわない)理由(一部抜粋)
「納得いかずに転職して後悔したくないから」(40代・男性・運輸交通)
「妥協したくないから」(20代・女性・システムエンジニア)
「今後転職を繰り返したくないから」(40代・女性・機械系エンジニア)
「無理に決めてブラック企業に入るより、しっかり悩んだうえで決めたいから」(30代・男性・システムエンジニア) …など
 今回の調査では、求職者の約6割が転職市場を「買い手市場」と実感するなど、市場イメージと実態とのギャップが見られました。また、人手不足を背景に採用活動が活発化する中でも、選考ハードルの上昇を実感する声が8割以上にのぼり、求職者が市場の厳しさに直面している現状も明らかになりました。
 その一方で、求職者の多くは入社時期や活動期間に縛られず、厳しい選考ハードルを感じながらも「自身の納得感」を軸に転職活動を行っているようすがうかがえました。4月入社へのこだわりが薄れている背景には、現職の都合やキャリアの吟味といった理由に加え、「新卒との画一的な扱いを避けたい」といった、中途採用ならではの視点も一部で見受けられました。
 転職をめぐる価値観が多様化する中、2026年春の転職市場では、企業は「数」よりも「質」、求職者は「時期」よりも「納得感」を求め、双方がより精度の高いマッチングを重視する動きが強まっているといえそうです。
 
■調査概要
調査内容 :2026年春の転職市場動向に関する調査
調査機関 :自社調査
調査対象 :当社を利用している全国のビジネスパーソン(20代~40代・男女)
有効回答 :742人
調査期間 :2026年3月10日~3月17日
調査方法 :インターネット調査
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
 
株式会社ワークポート
■ワークポートについて
ワークポートは、「“次の一歩”に確信を。」というブランドコンセプトを掲げ、求職者と企業の新たな“一歩”を後押しする転職エージェントです。豊富な知見を持つキャリアのプロが求職者の強みや可能性を引き出し、多彩な求人情報と独自のマッチングシステムを駆使して、一人ひとりに最適な選択肢をご提案。面接日程などの各種調整も代行します。企業にとっては「第二の人事」となり、深い企業理解に基づくマッチ度の高い人材の紹介により事業成長に伴走。 求職者と企業、双方へ迅速なコミュニケーションを提供し、スムーズな転職・採用活動の実現を支援します。
さらにワークポートは、全国47都道府県すべてに拠点を展開。どこでも「直接会える」転職エージェントとして、地域に精通した専門担当者がFace to Faceで対応します。全国の拠点から価値を提供し、地域経済、そして日本経済の活性化に貢献してまいります。

■会社概要
商号    :株式会社ワークポート
代表者   :代表取締役会長CEO 田村 高広、代表取締役社長COO 林 徹郎
本社所在地 :【東京】〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-4 天王洲ファーストタワー6F
       【福岡】〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前4-4-15 博多駅前H44ビル7F
設立    :2003年3月
事業内容  :人材紹介サービス(有料職業紹介事業 許可番号:13-ユ-040590)
       人材育成サービス
       公共事業受託サービス
従業員数   :1,335名(2025年4月現在)
HP     :https://www.workport.co.jp/

◆山本耕史さん出演 CM公開中!
https://www.workport.co.jp/corporate/cm/

■約6割が「買い手市場」を実感。人手不足の現状と求職者の市場実感にギャップ。

■8割以上が選考ハードル上昇を痛感。専門性・実績への要求がよりシビアに。

■4月入社「最優先」は2割以下。時期より「納得感」重視の傾向が鮮明に。