独自メソッドで企業のAIインフラを整備、生成AI時代の“判断高度化”を支える基盤を構築
株式会社ギックス(本社:東京都港区、代表取締役CEO:網野知博、以下:当社)は、データ基盤上の複雑なデータをビジネス用語へ変換し、定義を統一することで、生成AI活用やデータを用いた現場の意思決定を支援するインフラとなる「セマンティックレイヤー」の構築支援の本格提供を開始しました。
 
「セマンティックレイヤー構築支援」:https://cuads.gixo.jp/semantic-layer
 
※セマンティックレイヤーとは
複雑なデータを、人間とAIの双方が理解できるビジネス用語へ変換し、定義を統一することで、データ基盤とビジネスユーザーが自然言語でやり取りできるようにする抽象化レイヤーです。
■「セマンティックレイヤー構築支援」の提供背景
米調査会社のGartner(※)は、「2026年までに、分析クエリの40%が自然言語で生成される」と予測しています。これは、生成AIなどのテクノロジーによって、「専門家でなくとも、誰もが言葉でデータと対話できる状態」を指しています。
 
しかし、当社が2025年に行った調査(※2)では、CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)導入企業の満足度は平均66.5点に留まり、多くの日本企業が「基盤は作ったが、期待した成果が得られていない」という課題に直面しています。
 
データ利活用が進まない本質的な要因は、技術不足だけではありません。「物理的なデータの整理ができていない」、整理ができていても、「そのデータがビジネスにおいて何を意味するのか」の定義が人や部署によって異なるなど、「データの意味とビジネスの定義の乖離」が、データ基盤をビジネスの成果に結びつける妨げとなっています。
 
これらの課題を解決するのが、データ基盤の複雑なデータをビジネス用語へ変換し、定義を統一する「セマンティックレイヤー(Semantic Layer:意味層)」の構築です。当社は、10年以上にわたり大企業の「データの意味づけ」を支援し、膨大なナレッジを蓄積してまいりました。この実績に裏打ちされた独自の「ゾクセイメソッド」により、社内に散在するデータの定義を“ビジネス共通言語”として再整備します。AIがビジネス文脈を正しく理解し、誤解なく推論できる“AI-Ready(AI活用前提が整備された)”なデータ基盤を構築することで、生成AIによるデータ活用を推進し、現場の意思決定を加速します。
※1 Gartner 「Gartner Identifies the Top Strategic Technology Trends for 2024」2023年10月
   https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2023-10-16-gartner-identifies-the-top-10-strategic-technology-trends-for-2024
※2 出典:ギックス「CDP活用の実態調査 2025」2025年6月
   https://cuads.gixo.jp/info/cdp-usage-status-and-challenges
 
■サービス概要
当社が培ってきた特許技術や独自のフレームワーク「ゾクセイメソッド」により、AIを活用して、複雑なデータを高度に整備することで、企業の競争力を高めるセマンティックレイヤーの構築を実現します。
 
【特徴】
1. 市場の変化に合わせて更新できるセマンティックレイヤー
急速に変化する市場環境において、一度定義して終わりの静的なモデルは陳腐化しやすくなります。当社が構築するのは、社会・顧客環境の変化に合わせ更新することを前提とした動的なセマンティックレイヤーです。データを「情報」として整理するだけでなく、組織に眠る属人的な「知識」や「知恵」まで引き上げてデータモデルに組み込み、常にアップデートされ続ける生きた資産へと昇華させます。
2. ビジネスから逆算して真の意味を創る
戦略コンサルティングと高度なアナリティクスを組み合わせ、データ活用を推進してきたギックス。ビジネスがわかるからこそ、ビジネス共通言語を整備できます。ツールやAIだけでは捉えきれないビジネスゴールに対して、戦略や事業、施策を理解したコンサルタントが伴走しながら、セマンティックレイヤーをビジネスから逆算して設計・構築します。
 
3. 10年を超える“データに意味を付与してきた”パイオニアの知見
当社は「データインフォームド(人の判断を、データを用いることでアップデートする)」を掲げ、セマンティックレイヤーという言葉が生まれる以前より、データに意味を付与し、ビジネスの現場に実装してきました。10年以上にわたり、大企業を中心に蓄積した膨大なナレッジと実績を有しています。
 
「セマンティックレイヤー構築支援」
 
■株式会社ギックス 代表取締役CEO 網野 知博 コメント
多くの企業で、データ基盤やCDPの整備が進んでいますが、「十分に成果につながっていない」という声も少なくありません。その背景には、データの量やツールの問題ではなく、「そのデータがビジネス上何を意味するのか」という定義や解釈が、部門ごとに揃っていないという構造的な課題があります。
セマンティックレイヤーは、複雑なデータをビジネスの言葉へと翻訳し、指標・定義・関係性を統一することで、“意味の基盤”を整備する考え方です。生成AIの活用が進む今だからこそ、この「意味の整備」が企業競争力を左右すると私たちは考えています。
生成AI時代において重要なのは、AIの性能そのものではありません。
企業が自らのデータにどれだけ意味を与えられているか、その構造をどこまで整備できているかが、本質的な差になります。
GiXo(ギックス)という社名は、「Garbage In, Garbage Out」という言葉をある意味で乗り越えるという意思から生まれました。データが完全に整っていなければ価値は生まれない、という前提に立つのではなく、整っていない現実のデータに意味と構造を与え、価値あるアウトプットへと昇華させる。その挑戦の象徴がGiXoです。
私たちは、データ基盤を整えること自体を目的とはしていません。
データを活用し、企業の判断構造そのものを進化させることが、私たちの仕事です。
ゾクセイメソッドを通じて、定義の棚卸しから合意形成、実装、運用定着までを推進し、データが現場の意思決定に継続的に活かされる状態を実現してまいります。
 
■株式会社ギックス 執行役員 ゾクセイ研究所所長 山田 洋 コメント
セマンティックレイヤーを効果的に構築するには、データへの「意味の付与」が不可欠です。
これは単にデータを自然言語で扱えるようにすることではありません。重要なのは、データをビジネスの視点でどのように扱いたいのかという「意思」を定義することです。例えば「売上」という言葉一つを取っても、税込か税抜か、本業のみか周辺事業も含めるのか、返金の扱いはどうするのかなど、多くの定義が存在します。どの定義を採用するかは、「売上という概念をどのように使っていきたいのか」というビジネスの意思によって決まります。
当社では10年以上にわたり、データへの意味付けに取り組んできました。特に顧客行動については「ゾクセイ」という形で意味付けを行っています。ゾクセイは、行動履歴データから顧客の特徴を抽出するものですが、単なる特徴の記述ではなく、「顧客の行動をどのように変えていきたいか」という意思を反映して設計しています。この考え方は顧客領域に限らず、企業がセマンティックレイヤーを構築する際にも重要なアプローチになると考えています。
 
■株式会社ギックスについて https://www.gixo.jp/
ギックスは、戦略コンサルタントとアナリティクス専門家によって立ち上げられた “データインフォームド”推進企業です。データを最大限に活用してクライアント企業の「顧客理解」を支援し、事業成長に向け経営課題を解決しています。盲目的にデータだけに頼るのではなく、データに基づいて人間が論理的に考え、合理的に判断できるよう、テクノロジーと方法論を用いて世の中を変革していきます。
 
会社名  :株式会社ギックス
代表者名 :代表取締役CEO 網野 知博
所在地  :東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル11F
事業内容 :アナリティクスを用いたデータインフォームド事業
      データを活用した各種コンサルティング業務および、ツールの研究・開発
     上記ツールを用いた各種サービスの提供