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| 今年で創設40周年を迎え、会員企業800社以上が参画する一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)。今回はその会員企業であり、AIを活用したカスタムソリューションの最前線を走るイナゾウ株式会社に焦点を当て、同社ITソリューション事業部の事業部長を務める大野守氏へのインタビュー内容を公開いたします。 | |||
| 「私が最終的に実現したいのは、超高齢化社会の重要課題であるシニアの孤独感の解消と認知症の進行抑制にしっかり貢献できる社会です」 | |||
| 全文はこちら | |||
| 2026年3月、正式提供開始--『Virtual Bot+』が問う、AIアバターの新しい可能性 | |||
| 2026年3月1日、イナゾウ株式会社は、社内ナレッジや専門知識をAIが理解し、実在する人物の顔と声を再現したAIアバターが対話形式で回答する次世代型ソリューション「カスタムAIソリューション『Virtual Bot+』」の正式提供を開始しました。 | |||
| 従来のチャットボットが「テキストで答えるツール」にとどまっていたのに対し、『Virtual Bot+』は顔と声を持つAIアバターとの対話により、安心感と説得力を兼ね備えたコミュニケーションを実現します。企業の業務効率化から高齢者施設での会話サポートまで、「人とAIが共存する社会」を見据えた設計が、このサービスの最大の特徴です。 | |||
| 大野氏は本サービスの本質をこう語ります。 | |||
| 「Virtual Bot+とは、人の判断・会話・作業をAIアバターが代行し、業務を自動で前に進める仕組みです。本質的な価値としては、"人が動かなくても、業務とコミュニケーションが勝手に回る仕組み"をつくることができます」 | |||
| さらに同社は、人物の知識だけでなく思考プロセスや判断基準をAIに反映する「デジタルクローン」としての活用も視野に入れており、経営者の意思決定ロジックを組織の資産として継承する未来を見据えています。 | |||
| 業務・社会課題の6領域を横断--『Virtual Bot+』が変える仕事と日常の姿 | |||
| 『Virtual Bot+』の適用範囲は、単なる業務自動化にとどまりません。現在、以下の6つの主要ソリューションとして展開されています。 | |||
| 1. 社内教育DX(社長の判断基準をAI化) 社長の思想・価値観・判断基準を"社長の分身"から学べる教育環境を構築します。教育の均一化と属人化の解消を同時に実現します。 | |||
| 2. 社内問い合わせの自動化(情シス・総務・人事DX) 情シス・総務・人事などへの定型質問をAIアバターが即時回答。担当者の負担を大幅に軽減します。 | |||
| 3. 採用プロセスの自動化(AI社長×自動スカウト×自動面談設定) 過去の活躍人材データをもとにAIがペルソナを設定し、RPAによる自動スカウト、AIアバターによる学生対応、面談予約まで採用活動をほぼ全自動化します。 | |||
| 4. 顧客対応の自動化(EC・コールセンターDX) AIアバターが均一品質の即時対応を提供し、EC・コールセンター業務のクオリティと効率を両立します。 | |||
| 5. シニア向けケアDX(孤独感解消・認知症進行抑制) 家族・孫・友人、あるいは昔の恋人のような存在にまで寄り添えるAIアバターが会話を通じて心のケアと認知刺激を提供します(※肖像権に配慮して実施)。「話し相手がいない」をゼロにする社会インフラとして、孤独感の軽減と認知症の進行抑制に寄与します。 | |||
| 6. 店舗接客の自動化(AI店員) 来店客の質問への即時回答から、商品案内・予約受付・在庫確認まで自動化。"AI店員が24時間働く店舗"を実現します。 | |||
| 業務効率化から超高齢化社会への応答まで、技術の可能性を最大限に引き出しながら社会課題の解決まで射程に入れている点が、『Virtual Bot+』の真骨頂です。 | |||
| DXのラスボスは「技術」ではなく「人の理解と合意形成」 | |||
| これまでで最も印象に残っている仕事として、大野氏は即座に『Virtual Bot+』立ち上げに伴う業務改革プロジェクトを挙げました。 | |||
| 「お客様の業務は、長年の慣習や属人化が複雑に絡み合い、まるで"歴史ある迷宮"。そこに『AIを入れれば一発解決!』なんて魔法は存在しません。むしろ、AIだけ放り込んだら迷宮の奥で迷子になる未来が見えていました」 | |||
| だからこそ大野氏のチームが取ったアプローチは、業務分析から運用設計、定着支援まで「ほぼ住み込みレベルの伴走」でした。しかし最大の難関は、テクノロジーそのものではありませんでした。 | |||
| 「一番大変だったのは、"人の理解と合意形成"という、DX最大のラスボス。ここを突破するのに、技術よりもコミュニケーション力と粘り強さが求められました。この経験を通じて、AI事業で本当に大切なのは技術そのものではなく、『現場に寄り添い、運用まで責任を持つ姿勢』だということを、改めて深く実感しました」 | |||
| 技術至上主義に陥らず、現場の人間を第一に置く--この哲学こそが、『Virtual Bot+』を「ただの便利ツール」ではなく、企業のDXを本気で前に進める実効性あるソリューションとして確立させた原動力です。 | |||
| 最終目標は「日本中のシニアが笑顔になる社会」 | |||
| 事業を通じて実現したい未来を尋ねると、大野氏の言葉には、ビジネスの話を超えた深い使命感がにじみ出ました。 | |||
| 「超高齢化社会の重要課題である『シニアの孤独解消』と『認知症の進行抑制』に貢献できる社会の実現です。その切り札として、家族や孫、友人、時には"昔の恋人"のような存在にまで寄り添える日常会話AI『Virtual Bot+』を位置づけています。『今日は誰と話そうかな』とワクワクできる日常を取り戻し、日本中のシニアが笑顔になる社会をつくることが最終目標です」 | |||
| 2025年の時点で日本の高齢者人口は総人口の約3割に達しており、孤独・孤立対策は国家的な政策課題となっています。この社会的背景と、イナゾウが保有するAIアバター技術が交差する点に、『Virtual Bot+』のシニアケアDXとしての大きな可能性があります。 | |||
| SAJへの構想提言--「経営相談プラットフォームKtoK」で中小企業を救う | |||
| SAJ40周年という節目に際し、大野氏は業界団体への率直な期待と具体的な構想を語りました。 | |||
| 日本では中小企業の約6割が創業5年以内に倒産しており、その背景には「売る力の不足」や「CFO不在による財務戦略の欠如」があります。この社会課題に対し、大野氏はSAJが保有する「経営者集団としての知見」を社会に開放することを提言します。 | |||
| その構想が、「経営相談プラットフォームKtoK(Knowledge to Knowledge)」です。 | |||
| SAJ所属の経営者がプロフィールと専門知識を公開し、支援を必要とする中小企業とマッチング。多忙な経営者に代わり本人の思考パターン・声・話し方を学習した『Virtual Bot+』が24時間体制で一次ヒアリングを実施し、AIが面談内容を要約して経営者へ通知。相談料はプロボノ(無償)から成果報酬型まで柔軟に設定でき、マッチング成立後は具体的な経営アドバイスや営業・財務戦略の伝授へと進む--この7ステップの仕組みにより、倒産回避と事業拡大を支援し、日本経済の活性化と持続可能な社会に寄与するというビジョンです。 | |||
| 「イナゾウはAIを活用した相談プラットフォームを自社開発できる技術基盤を有しており、SAJの皆様とともに、日本企業の持続的成長に資するプロジェクトを創り上げられることを心より願っております」 | |||
| さらに大野氏は、SAJの情報発信についてもユニークな提案を披露しました。 | |||
| 「SAJの40年を映画化して世界に配信する未来も、決して夢物語ではありません。『SAJシネマティック・ユニバース』なんて始まったら、業界がざわつく未来が見えます」 | |||
| 実際にイナゾウは、地方創生の「ふるさと映画」企画協力会社として毎年映画祭を開催し、Amazonプライムでの世界配信まで実現してきた実績を持ちます。常識にとらわれない発想と、それを形にする技術力--その両方を備えた大野氏ならではの提言です。 | |||
| イナゾウ参画の決め手は「社長の笑顔」と「本気で未来を変える覚悟」 | |||
| 外資系インターネットTVプラットフォームのCEOを経て、4年前にイナゾウへ参画した大野氏。その決断のきっかけを尋ねると、意外な言葉が返ってきました。 | |||
| 「イナゾウに入社した決め手は、まず何より大森社長の"笑顔"に引き寄せられまして…」 | |||
| そしてもう一つの決め手が、組織文化でした。 | |||
| 「イナゾウには、挑戦を歓迎し、スピードと柔軟性を武器に事業を前に進める文化が根付いています。この環境なら、新規事業を"構想で終わらせず、ちゃんと形にできる"と判断し、入社を決めました」 | |||
| 入社後の実績がその判断の正しさを証明しています。自社プロダクトSmawell、C-STIMATO、L式予約道(EPARKとのコラボ)、そして『Virtual Bot+』と、これまで4つの自社サービスを創出。さらに異業種コラボ第2弾として5つ目のサービスも夏頃のローンチを予定しており、連続的なプロダクト創出の勢いは止まりません。 | |||
| 「Honestであり続けろ」--ビジネス観の原点となった一言 | |||
| 現在の大野氏の仕事観の根幹を形成した体験として、氏が挙げるのは三菱商事ニューヨーク支店時代に出会った日高氏との交流です。 | |||
| 「プレゼン前はまるで戦場に向かう武将のような迫力で、説明は間髪入れず、迷いが一切ない。論理で相手を納得させ、気迫で相手を動かす。その姿勢が、私のビジネス観の原点になりました」 | |||
| なかでも最も深く刻まれたのは、ある夜のひと言でした。 | |||
| 「ビジネスマンとしてどうあるべきか相談した際、『Honestであり続けろ』という、シンプルだけど重みのある一言を頂戴しました。当時の私は軽く返したつもりだったのですが、気づけば今でもその言葉が、心の中でずっと"正直センサー"として働いています。おかげで、曲がったことが苦手なまま大人になりました」 | |||
| 誠実さと正直さ--その軸は、サッカーに打ち込んだ少年時代から変わらぬ大野氏の本質であり、現場に寄り添い運用まで責任を持つ『Virtual Bot+』の開発哲学にも、確かに息づいています。 | |||
| 【プロフィール】 | |||
| 大野 守(おおの まもる) 外資系インターネットTVプラットフォームCEOを経て、4年前にイナゾウに参画。現在のメインミッションは、エンタープライズ企業のDXコンサルと自社プロダクト創出。ITソリューション事業部 事業部長に従事。 | |||
| 全文はこちら | |||
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| 【一般社団法人ソフトウェア協会】 | |||
| 一般社団法人ソフトウェア協会(略称:SAJ)は、ソフトウェアに関わるあらゆる企業、団体、個人を繋ぎ、デジタル社会の実現を推進する業界団体で、800社以上にご加入いただき、創立40周年を迎えることができました。これからもソフトウェアの未来を創造し、国内外のデジタル化推進に貢献してまいります。 | |||
| 入会お問い合わせ・詳細は以下ページよりご連絡ください。 | |||
| 一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)事務局お問い合わせページ:https://www.saj.or.jp/contact/ | |||
| 【関連リンク】 | |||
| インタビュー記事全文:https://www.saj.or.jp/40th_branding/heroes_inazou | |||
| 本企画のインタビュー記事一覧: https://www.saj.or.jp/40th_branding | |||
| SAJ 40周年記念サイト: https://40th.saj.or.jp/ | |||
| 一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ):https://www.saj.or.jp/ | |||
| イナゾウ株式会社様 公式サイト:https://inazou.jp/ | |||
【SAJ】 ~ 超高齢化社会の孤独問題から採用・教育DXまで、6領域を横断するAIアバターソリューション。大野守氏が描く「人が動かなくても、業務が回る社会」 ~
SAJ | 2026年3月24日 13:15
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