作家、ライター、サラリーマンと異色のメンバーが揃う哀愁系オヤジバンド「ペーソス」。「これが最後かもしれない」をキャッチコピーに初のディナーショーを開催する。勢いで決めてしまったショーの全貌とは。
写真左から、サックス末井昭、クラリネット近藤哲平、ボーカル島本慶、ギター米内山尚人、専属司会スマイリー井原
開催の経緯
3月28日(土)、浅草セントラルホテルにて、平均年齢62歳のオヤジバンド「ペーソス」がディナーショーを開催することとなった。
今回のディナーショー開催について、メンバーは
「皆さんも驚くと思いますが、決めた本人たちが一番驚いています」
と語る。
 
当初は、ペーソスと他バンドによるコラボイベントとして企画が進められていたが、相手バンドとのスケジュールが合わず、一度は延期の方向で話がまとまっていた。
延期で問題はなかったものの、会場とペーソス双方のスケジュールが空いていたことから、メンバー間で相談のうえ、思い切って開催に踏み切ったという。
異色の経歴を持つメンバー
メンバーには、映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」の原作者であり、メンバー最年長となる末井昭(77歳)をはじめ、異色の経歴を持つ面々が集結している。
 
ボーカルの島本慶は、50歳を過ぎてから歌手を志した経歴を持ち、風俗ライターとしても活動している。夢は、歌手として有名になり、声をかけられること。
自身の人生を重ねて歌い上げるそのステージは、同世代の観客にとって“他人事ではない物語”となる。
気がつけば、ただ聴くだけでなく、
「応援したい」と思ってしまう時間になるはずだ。
定番の黒いスーツを着てステージに立つメンバー
開催が決定している一方で、チケットの動きは決して順調とは言えない。
開催はあっさり決めてしまったものの、140席の会場は半分以上が空いている。
開催まで残り1週間を切り、現実はなかなか厳しい状況。
メンバーは「もし“ちょっと顔を出してもいいかな”と思ってくれる方がいたら、
本当に助かります。正直かなり助かります」と本音を漏らしつつ
「最初で最後かもしれない」ステージに臨む。
人生いろいろあったオヤジたち「ここまで来たらやるしかない」――後がないとは言わないが
余裕もないオヤジたちの人生初のディナーショー。
思わぬ展開が起こる可能性も含め、注目を集めそうだ。
ディナーショー用の煌びやかなフライヤ
■開催概要
・ペーソス ランチ&ディナーショー
・2026年3月28(土)
・場所  浅草セントラルホテル宴会場
・料金  昼/夜 12,000円(お食事、フリードリンク、税、サービス料込み)
・時間  昼の部 12:00受付 12:30分お食事 13:30分ショー
     夜の部 17:00受付 17:30分お食事 18:30分シ
 
ペーソス メンバー紹介
 
ボーカル島本慶
島本慶(ボーカル)
50歳を過ぎてから歌手を志した異色の経歴を持ち、
風俗ライター「舐め達磨親方」としても活動。
クスッと笑える曲からしっとりと聞き入る曲まで、
等身大オヤジが綴るありのままの歌詞は
同世代オヤジの共感を呼ぶ事間違いなし。
酔って転ぶのでヘッドギアを持ち歩く。
テナーサックス末井昭
末井昭(テナーサックス)
大きな音を出したいからと楽器を購入。完全独学、フリースタイル。思い切りの良い演奏と危うさの中に鋭く響く音色が魅力。
パチンコ必勝ガイド創刊者、映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』の原作者。作家、編集者。
※映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』は冨永昌敬監督作品。末井昭役を柄本佑、母親役を尾野真千子が演じ、ペーソスも出演。
クラリネット近藤哲平
近藤哲平(クラリネット・パーカッション)
米国ニューオーリンズ大学でジャズを学んだ
近藤哲平はクラリネットを担当ジャスやラテン歌謡
までを自由自在に吹き鳴らす。
合いの手のように差し込まれるその演奏は
ペーソスのサウンドに色を添える大事な存在。
気分で織り成すパーカッションも必見。
バンマス、ギター米内山尚人
米内山尚人(ギター・コーラス)
最年少の米内山尚人はペーソスの二代目ギタリスト。
一番年下なので皆を見送る係だそう。
作曲編曲も手掛ける傍らバンマスでもある彼は、
好き勝手に歌う島本のテンポをまとめ、
自由すぎる末井のサックスを引き止め
自身の演奏も完璧にこなす、まさにペーソスの命綱的存在。
専属司会スマイリー井原
スマイリー井原(専属司会・コーラス)
専属司会のスマイリー井原氏はステージ上では流暢に話すが、
実は人見知りで引きこもりのサラリーマン。
ペーソスのライブが一風変わっているのは、司会者が進行を
していく所だ。曲の始まりには必ずアナウンスが入る。
突拍子も無い曲が多いペーソス。初心者でも分かりやすい
井原の丁寧な解説には定評がある。