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~現場から見える課題と展望:地域におけるデジタル人材育成のこれから~
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2026年3月13日、「第2回 女性の経済的自立に向けたデジタル人材育成を考えるシンポジウム」を衆議院第一議員会館 大会議室にて開催しました。当日はオンライン配信も行い、会場も合わせて約140名が参加しました。地域におけるデジタル人材育成の現状や課題、今後の展望について、多様な視点からの議論が行われました。 |
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【URL】 https://sufia.or.jp/event/symposium2025
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【来賓挨拶】 |
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竹谷とし子氏(参議院議員)は、未経験からデジタル分野に挑戦し、研修や職場の支援を受けてキャリアを築いた自身の経験を紹介し、学ぶ機会と実践の場があれば女性が大きく活躍できる分野であると強調しました。政府としてもリスキリングや職業訓練を通じて地方自治体の人材育成や一人親家庭の女性の自立を支援していると説明しました。こうした取り組みは本人・家族・地域に良い影響をもたらす「三方よし」であり、今後も支援を続けていくと述べました。 |
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【基調講演】 |
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矢田稚子氏(前内閣総理大臣補佐官(賃金・雇用担当)、官民連携DX女性活躍コンソーシアム 代表理事)は、日本における深刻な男女賃金格差や、女性が非正規雇用に偏りやすい構造的課題を指摘し、特に地方では女性が「活躍の場がない」と感じて地域を離れる現状を紹介しました。また、地方創生には産業誘致だけでなく、女性が地域で働き続けられる環境整備が不可欠であると述べ、デジタルスキルを活かした在宅・リモート就労の重要性を強調しました。若者・女性に選ばれる地域づくりに向け、官民連携の取り組みを呼びかけました。 |
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【関連省庁の取組紹介】 |
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新垣和紀氏(内閣府男女共同参画局推進課 積極措置政策調査官) は、地方では若い女性が「やりたい仕事がない」と感じて地域を離れる現状を紹介し、女性デジタル人材育成の重要性を強調しました。改定された育成プランでは、所得向上、育児・介護と両立できる働き方、キャリアアップ支援、起業支援・地域DX推進の4点を柱として示しました。また、地域にデジタルの仕事を生み出すことや、受け入れる地域側の意識改革が不可欠と述べました。さらに、交付金を活用した鳥取県や豊岡市などの先進事例を紹介し、地域循環型の人材育成モデルとして評価されていると説明しました。 |
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井幡晃三氏(デジタル庁 審議官)は、政府全体のデジタル人材育成を統括するデジタル庁の役割と最新の取り組みを紹介しました。2026年度までに230万人の育成を目標とし、資格試験や研修、大学教育など14施策が順調に進んでいると報告しました。また、今年1月から育成施策の取りまとめ機能を引き継ぎ、学生向けハッカソン支援やデジタル大臣奨励賞の創設など若者の動機づけにも注力していると述べました。さらに、地域未来構想交付金でデジタル人材育成事業が優先採択されることを示し、自治体に積極的な活用を呼びかけました。 |
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【女性活躍推進企業の取組紹介とパネルディスカッション】 |
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高田裕介氏(総務省 地域通信振興課長) は、行政の取り組みを分かりやすく伝えることの重要性を自身の経験から述べ、総務省が進める地域DXの現状を紹介しました。近年は町村部でもDX計画策定が広がり、全国的にデジタル化の機運が高まっていると説明しました。また、テレワークの普及状況や課題に触れ、現場職でのデジタル化が女性参画の拡大にもつながっている事例を紹介しました。最後に、DXは技術だけでなく人が担い手であり、働く人のウェルビーイング向上を目指す重要性を強調しました。 |
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石原亮子氏(株式会社Surpass 代表取締役社長) は、日本社会における女性活躍の遅れに強い問題意識を持ち、創業以来、女性が専門性を発揮できる環境づくりに取り組んできた経緯を紹介しました。大企業の営業現場やDX導入支援を通じて、女性チームが成果を上げることで組織の意識変革を促してきたと説明しました。また、地方でのデジタル人材育成拠点の設置や、銀行と連携した事務職のリスキリングなど、地域に根ざした就労機会の創出にも注力していると述べました。今後も自治体や地域のステークホルダーと連携し、持続的な人材育成モデルを広げていく方針を示しました。 |
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山室佑太郎氏(メリービズ株式会社 代表取締役)は、経理アウトソーシングとDX支援を通じて、場所にとらわれず専門性を発揮できる働き方を広げている取り組みを紹介しました。全国の在宅スタッフ(9割以上が女性)が経理実務を担い、企業の人手不足解消と個人の就業継続を両立させていると説明しました。また、育児やブランクなどで一歩踏み出せない人を支える仕組みづくりや、自治体と連携した「地産地消型」の人材活用にも注力。地域に仕事と収入を循環させるモデルとして展開していると述べました。 |
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重松和佳子氏(CPAエクセレントパートナーズ株式会社 コミュニティ推進部 部長)は、これまでのキャリアの中で感じた男女格差の現実や、理解ある上司との出会いが女性活躍の後押しになった経験を紹介しました。現在所属するCPAエクセレントパートナーズでは、公認会計士試験スクールの運営に加え、会計・ファイナンス人材の生涯支援や無料学習プラットフォーム「CPAラーニング」の提供、人材紹介を展開していると説明しました。また、シングルマザー支援や経理人材不足の解消に向け、学習支援・伴走支援・就労支援を組み合わせた取り組みを紹介し、学びと出会いを通じて人生の可能性を広げる重要性を強調しました。 |
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月田有香氏(株式会社MAIA 代表取締役CEO)は、出産や転勤によってキャリアを継続できない女性が多い現状を背景に、女性が地域にいても働き続けられる仕組みをつくるためMAIAを創業したと説明しました。自治体と連携して女性を集め、SAP・RPA・生成AIなどの分野でリスキリングを行い、コミュニティで支え合いながら学びと就労につなげていると紹介しました。また、企業と協働し、ワークシェア型のOJTで実務経験を積める環境を整備。アクセンチュアでの大規模活用事例や、地域企業のDX支援にも取り組み、女性の力で地域経済を支えるモデルを広げていく重要性を強調しました。 |
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続くパネルディスカッションでは、登壇者から、地方女性の就労を阻む課題として、リモート可の仕事の少なさ、通勤や家事支援などインフラ不足、性別役割分担の固定観念、自己肯定感の低下などが挙げられました。また、自治体との取り組みを進めるうえでは、単年度予算に縛られず長期的な人材育成を見据える姿勢や、危機感を共有しビジョンを持って協働することが成功の鍵になると指摘されました。さらに、前例のない挑戦を恐れず、地域の実情に合わせて段階的に取り組みを進める重要性が示されました。 |
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左から、月田有香氏(株式会社MAIA 代表取締役CEO)、重松和佳子氏(CPAエクセレントパートナーズ株式会社 コミュニティ推進部 部長)、山室佑太郎氏(メリービズ株式会社 代表取締役)、石原亮子氏(株式会社Surpass 代表取締役社長)、高田裕介氏(総務省 情報流通行政局 地域通信振興課長)、宮地秀敏(一般社団法人SuFIA 代表理事) |
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なお、途中、伊藤孝恵氏(参議院議員)、寺田静氏(参議院議員)、牧島かれん氏(元デジタル大臣、衆議院議員)からもご挨拶を賜りました。また、シンポジウムの締めくくりには、代表企業3社様よりご感想を頂戴いたました。 |
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ご多用の中、ご登壇いただきました皆さま、ならびにご参加いただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。 |
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SuFIA代表理事 宮地秀敏のコメント |
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一般社団法人SuFIAは、2年前の国際女性デーに設立され、今年で3年目を迎えました。 昨年は国立女性教育会館およびMAIAの皆さまと共に第1回シンポジウムを開催し、女性活躍の最前線でご活躍されている方々にご登壇いただき、100名を超える皆さまにご参加いただきました。そして今回は、オンサイトとリモートのハイブリッド開催に挑戦し、昨年を上回る140名以上の方々にご参加いただくことができました。 今回は「地方と都市圏の格差」という課題に焦点を当て、官民連携 |
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DX女性活躍コンソーシアムおよびMAIAとの共催のもと、多くの |
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政治家、関係省庁の皆さま、事業者の皆さまにご登壇いただき、活発な議論と有意義な情報提供の場となりました。ご協力いただいたすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。また、参加者の皆さまの活動に少しでもお役立ていただける情報や示唆をお届けできたのであれば、これ以上の喜びはありません。 |
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第1回シンポジウム以降、SuFIAでは就業者の皆さまへのカウンセリングを提供し、現場の声をもとに政策提言レポートの発信にも取り組んでまいりました。 本年も引き続き、レポートや政策提言を継続的に発信していく予定です。これらの新たな取り組みが、来年の第3回シンポジウムへとつながり、そして何より、すべての人の経済的自立の実現に向けた環境整備に寄与することを目指しております。 |
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今後とも、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 |
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当日の様子を収録したアーカイブ動画をご用意いたしましたので、ぜひご視聴ください。 |
【アーカイブ動画URL】 |
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https://youtu.be/b9l85YpUM6I |
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※当日はネットワーク環境の不具合により、オンライン配信が一部途切れるなどご不便をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。 |
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※配信トラブルにより、一般社団法人SuFIA 代表理事・宮地秀敏による開会の挨拶はアーカイブに収録されておりません。 また、無音や音声・映像の乱れ、画面共有のずれなど、断続的な不具合が発生しております。 ご視聴の際にご不便をおかけいたしますが、あらかじめご了承のうえ、ご覧いただけますと幸いです。 |
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【開催日時】 |
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2026年3月13日(金)13:00~17:00 |
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【開催場所】 |
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◆対面会場:衆議院第一議員会館 地下1階 大会議室(東京都千代田区永田町2-2-1) |
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◆オンライン:Zoom ウェビナー |
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【主催】 |
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官民連携DX女性活躍コンソーシアム、株式会社MAIA、一般社団法人SuFIA
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SuFIAは、 “すべての人の経済的自立を支援する(Supporting the Financial Independence of All)” というミッションのもと、”10万人の就労者を支援するコミュニティの確立” という戦略的目標を掲げ、プロフェッショナルな企業と連携し、就労希望者が多様な働き方を選択できるエコシステムを構築していく、その仕組みづくりをサポートします。 |
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2026年3月13日、「第2回 女性の経済的自立に向けたデジタル人材育成を考えるシンポジウム」を衆議院第一議員会館 大会議室にて開催しました。当日はオンライン配信も行い、会場も合わせて約140名が参加しました。地域におけるデジタル人材育成の現状や課題、今後の展望について、多様な視点からの議論が行われました。