Macromill News事務局(運営:株式会社マクロミル)は、世の中の話題や時事ニュースをテーマに、アンケート調査結果や購買履歴データを分析し、その結果をニュースレターとしてお届けしています。
現在、さまざまな食品カテゴリで値上げが続く中でも、「免疫ケア」関連商品の需要が高まっています。
本レターでは、乳酸菌飲料市場に焦点を当て、値上げの状況下でも需要が堅調に推移している背景や、マクロミルのデータに基づく最新のユーザー動向を明らかにします。
 
■トピックス
1.
乳酸菌飲料の市場規模は2020年から3年間で15%増。「免疫ケア・体調管理」をうたう商品がけん引
2.
長年市場1位だった「整腸・腸内環境改善」商品の金額シェアが徐々に減少、2018年から7年間で14%減。「睡眠改善」商品も2025年から減少
3.
乳酸菌飲料市場における購入金額シェア、約半数を60代以上が占める。睡眠改善商品は“男性シニア層”、免疫ケアは“DEWKS(子持ち共働き夫婦)”や“中高生の子持ち世帯”で伸長傾向
 
■調査結果
1.乳酸菌飲料の市場規模は2020年から3年間で15%増。「免疫ケア・体調管理」をうたう商品がけん引
乳酸菌飲料市場全体の市場規模は2020年を機に伸長し、「免疫ケア・体調管理」を訴求する商品がけん引しています。
従来、市場のメインだった「整腸・腸内環境改善」商品は2023年より縮小を続け、2025年には「免疫ケア・体調管理」商品と逆転する形となりました。
「睡眠改善」商品は、2021年から市場に現れ始め、2024年まで伸長した後、2025年は縮小傾向となりました。
【図1】乳酸菌飲料の市場規模 年次推移(訴求タイプ別)
 
2.長年市場1位だった「整腸・腸内環境改善」商品の金額シェアが徐々に減少、2018年から7年間で14%減。「睡眠改善」商品も2025年から減少
市場全体は女性50代以上や男性シニア層に強く支えられています。
商品タイプ別にみると、「整腸・腸内環境改善」訴求商品については、女性40代以上の構成比率が高くなっています。また、「睡眠改善」は女性だけでなく男性の構成比率(特に男性70代)が高いのが特徴です。
【図2】乳酸菌飲料市場 性年代別の金額構成比
 
3.乳酸菌飲料市場における購入金額シェア、約半数を60代以上が占める。睡眠改善商品は“男性シニア層”、免疫ケアは“DEWKS(子持ち共働き夫婦)”や“中高生の子持ち世帯”で伸長傾向
「免疫ケア・体調管理」を訴求する商品のユーザー動向を深掘りします。2023年から2025年で購入金額が特に増加したのは、同居家族内の末子が中・高校生である家庭となり、受験などのイベントとの関連性も考えられます。
また、末子が未就学児の家庭でも増加が確認され、感染症などに比較的かかりやすい未就学児がいる家庭では免疫ケア対策のニーズの高まりがあることも可能性の一つとして考えられます。
【図3】「免疫ケア・体調管理」訴求商品の購入金額推移<子ども(末子)の学齢別>
 
 
■調査レポートの全結果はこちら
https://www.macromill.com/service/report/research-report-176/
 
 
■調査概要
データソース:マクロミル消費者購買履歴データQPR(TM)(※)
分析対象:全国15~79歳の男女35,000人
対象カテゴリ:JICFS「食品」
集計期間:2018年1月1日~2025年12月31日
 
(※)全国3.5万人のQPR(TM)モニタから毎日の買い物履歴を収集し、購入理由・シーン、購入者の属性・価値観などをアンケートによって追跡できる消費者パネルデータです。POS(販売時点情報管理)データでは分からない、実際の購買履歴データに基づく購入者像の把握、購買トレンドの分析が可能です。
https://www.macromill.com/service/digital-data/consumer-purchase-history-data/
 
 
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