富士モータースポーツミュージアムは、日本人として米国トップカテゴリーで道を切り開き、NASCARチームオーナーとしても活躍したレーシングドライバー、服部茂章氏(2025年4月逝去)の足跡をたどる企画展「服部茂章メモリアル展」を2026年4月1日から開催します。
 
服部氏は1990年代に単身米国へ渡り、インディカーやNASCARといった世界最高峰の舞台に挑戦しました。日本人ドライバーのパイオニアとしてアメリカのモータースポーツ界に飛び込み、その後はチームオーナーとしてNASCARトラックシリーズでチャンピオンを獲得するなど、日本とアメリカのモータースポーツをつなぐ存在として多大な功績を残しました。
 
本企画展では、服部氏がドライバー、そしてチームオーナーとして関わった競技車両3台を展示します。インディカー時代のマシンをはじめ、NASCARトラックシリーズで使用されたトヨタ・タンドラ、そしてNASCARエクスフィニティ・シリーズのトヨタ・スープラの実車展示に加え、写真や映像資料とともにその挑戦の軌跡を振り返ります。
 
アメリカという巨大なモータースポーツの舞台で道を切り開いた日本人レーサーの歩みを通じて、国境を越えたモータースポーツの魅力と可能性を紹介します。
 
■企画展 開催概要
 
服部茂章メモリアル展
展示場所 富士モータースポーツミュージアム内 1F展示エリア
展示期間 2026年4月1日(水)~ 2026年5月31日(日)
入館料金 富士モータースポーツミュージアムの通常入館料金でご覧になれます。平日 大人(18歳以上)1,800円、 高校生900円、小中学生700円土日祝 大人(18歳以上)2,000円、高校生1,000円、小中学生800円インターネット事前予約割引(大人-200円)など、各種割引あり
https://fuji-motorsports-museum.jp/
開館時間 曜日別に開館・閉館時間が異なります。
月曜日~木曜日 10:00~17:00、金曜日 10:00~19:00、
土曜日・祝前日 9:00~19:00、日曜日・祝日 9:00~17:00
企画展示車両 服部茂章氏がかかわった車両3台
 
 
 
■車両紹介
 
2002 IRL (Indy Racing League) Dallara IR-02
2002年にインフィニティ製V8エンジンを搭載したIR-02。バンク角のついたオーバルコースを安定して走行するため、左右で異なるキャンバー角を与える特有のセッティングが施されている。なお外観は、シーズン終了後のプロモーション活動のため2003年仕様となっている。
 
チーム名 エプソン・ブラッドリー・モータースポーツ
シャシー Dallara IR-02 (イタリア製)
エンジン Infiniti 
形式: 3.5リッター V型8気筒 自然吸気
最高出力: 約650馬力
 
2018 NASCAR TOYOTA TUNDRA
2018年のNASCARトラックシリーズで劇的なチャンピオンに輝いた「#16 トヨタ・タンドラ」。チームは資金難に直面しながらも、ブレット・モフィットのドライブで年間6勝をマーク。日本人オーナーとして史上初となるNASCARナショナルシリーズ制覇という歴史的快挙を成し遂げた、不屈の精神を象徴するマシン。
 
チーム名 ハットリ・レーシング・エンタープライゼス
シャシー・ボディ パイプフレーム+シートメタル
全長・全幅 5,212mm × 2,042mm
エンジン 5,866 cc V8 OHV
最高出力 680HP
最高速度 320km/h
 
 
2020 NASCAR TOYOTA SUPRA
2020年の「#61 トヨタ・スープラ」は、服部氏が率いるチームがNASCARエクスフィニティ・シリーズにスポット参戦したマシン。アイシングループの黒と青のカラーリングが施され、トラックシリーズを主戦場とするオースティン・ヒルがドライブ。コロナ禍による特殊なレース運営のなか、カンザス戦で5位入賞を果たした。
 
チーム名 ハットリ・レーシング・エンタープライゼス
シャシー・ボディ パイプフレーム+シートメタル
エンジン 5,866cc V型8気筒 OHV
最高出力 約650~700HP
最高速度 約300~320km/h