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こんにちは、LIPS編集部です。LIPSユーザーの美容事情や、ビューティトレンドをピックアップする『LIPS labo』。7月号では、美容好きなLIPSユーザーが「プチプラ」「デパコス」「韓国コスメ」どのコスメを愛用しているのかを調査しました。カテゴリ間や世代での違い、買い替えタイミングなどをアンケート結果をもとに考察していきます。 | |||
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1.みんなが愛用してるものは?カテゴリ別購入状況をチェック | |||
【スキンケア】コスパ重視のプチプラ派多数!韓国スキンケアが世代を問わず浸透 | |||
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全体の結果を見てみると半数近くが「プチプラ」を選択。次いで「韓国コスメ(35%)」「デパコス(14%)」の順となりました。意外にも、10代20代よりも30代40代のほうが「韓国コスメ」をより支持していることがわかりました。 若者の文化というイメージが強いですが、第一次・第二次韓流ブームに伴い韓国パックをはじめとしたスキンケアアイテムが日本でも盛り上がりをみせていた当時の愛用ユーザーが、月日を経て大人世代となった今も愛用し続けているのではないかとも考えられます。 |
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「プチプラ」には、近くのドラッグストアやバラエティストア等で気軽に・安価に手に入る点や、毎日使うものなので惜しみなくたっぷり使えるコスパの強さ、そして成分が沢山入っていることよりも国内ブランドであることの安心感が強いといった理由で購入されていました。 一方で、「韓国コスメ」に対しては最新の成分などトレンドのアイテムを取り入れられる点や、メガ割等のセールで比較的手頃に試せる点が支持されており、流行りの成分アイテムをいろいろ試してみたい方に需要が高いと考えられます。 |
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【ベースメイク】価格<使用感重視!コスメの中でもこだわりが強く現れる | |||
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全体では「プチプラ(40%)」が1番多い結果となりましたが、「デパコス(30%)」、「韓国コスメ(27%)」と票差異が比較的少なく、それぞれの支持が高いことがわかりました。 また、特に30代以上は「デパコス」「韓国コスメ」の割合もUPしており、メイクの中でも重視しているポイントであることが推測できます。 |
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「プチプラ派」の意見では、ベースアイテムだけでも複数使うので安価なものが助かるという点や、仕上がりがキレイなアイテムが増えてきているという点で票が集まっており、昨今のプチプラコスメの進化が評価されていると考えられます。 | |||
また、「崩れにくさ」「付け心地の良さ」「成分」など使用感を求める人は「デパコス」を選んでいる様子。特に仕事などで長時間メイク直しが難しい場合や、外回りなどが多い方からは、「崩れにくさが大事なのでデパコス」、「落ちてきたとしても崩れ方がキレイ」といった声が挙がっていました。 また、自分の肌質や肌悩みにしっかりと合ったものを使いたいというニーズから、カウンターでBAさんに相談して買いたいという声も他のカテゴリと比較すると多くなっており、アイテム選びにこだわっている人も多い様子がわかります。 |
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【ポイントメイク】複数アイテムを所持するのがマスト!価格控えめが手に取りやすい | |||
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ポイントメイクでは全体でも「プチプラ(52%)」、また世代別グラフでもどの世代も半数近くが「プチプラ」を選択しています。そして、SNSでも新作のカラーコスメが発売される度にバズりをみせる「韓国コスメ」が、全体・全世代とも2位となる結果に。 | |||
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ポイントメイクは、スキンケアやベースメイクと比べると、その日の気分やコーディネートなどによって使うものを変えることが多く複数所有がマストのよう。 そのため、一点豪華主義というよりは価格が抑えられたものでカラバリを複数購入したり、その時のトレンドを反映するものを複数購入するといった動きが見受けられました。 「韓国コスメ」には日本には無いカラー展開や、パッケージの可愛さ、憧れの韓国アイドル使用アイテムという点に惹かれる方、ノベルティなどのおまけが貰える点が好きという声が多数。 ユーザーは日本のコスメにはない価値を「韓国コスメ」に見出していて、プチプラと韓国コスメを賢く使い分けているようです。 |
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【ヘアケア】国内の1,500円前後「プチプラアイテム」人気が継続中 | |||
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最近では1,500円前後のシャンプーが市民権を得つつありますが、今回はドラッグストアで購入できるそれらのヘアケア製品も「プチプラ」として分類しました。 | |||
そんな「プチプラ」が全体では69%を占めており、各世代でも半数以上が「プチプラ」ユーザーとなりました。 | |||
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「プチプラ派」の方は特に1,500円前後のシャンプーへの支持が厚い様子。毎日のケアとしては満足な仕上がり感で、自分の髪質に合うものならば「プチプラアイテム」で十分と感じている様子です。中には、日常用は「プチプラ」特別な日用は「デパコス」など使い分ける人も。 また、コスメと違って1本を使い切るスパンも短く、生活必需品であるという点からも、ドラッグストアやホームセンター等で気軽に購入できるアイテムに手が伸びているようです。 |
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次いで「その他」の内訳には「サロン専売品を購入している」という声が挙がっていました。 | |||
また、どのカテゴリでも、「広告をみて惹かれた」という声が複数挙がっていることから、ヘアケアアイテムは広告でのアプローチも注視されているということが判明しました。 | |||
【ボディケア】「肌へのやさしさ」「大容量」の観点でドラコス人気が圧倒的シェアを誇る | |||
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ヘアケアに続き、ボディケアアイテムも全体・各世代ともに圧倒的に「プチプラ」支持が高い結果に。 | |||
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中でもボディーソープなどのデイリーユースアイテムは、家族と一緒に使っている方が多く「プチプラ」を使う機会が多い傾向に。子供から大人まで幅広く使えるような、肌にやさしい製法のアイテムが多いこともポイントのよう。 また、ボディーローション等のケアアイテムもより良いものを使いたいというよりは、毎日使うことに意味があるから継続しやすいものをと、「プチプラ」をチョイスする方も。 また、「韓国コスメ派」にはヴィーガン処方アイテムに魅力を感じている方が多く、より「成分」を重視している方が選んでいる傾向に。 「デパコス派」の方は、特別なケアの時間を過ごすアイテムとして「リッチな香り」や「高級感」を求める声が多くなっていました。 |
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2.新たなユーザーを引き入れるにはどんなフックが必要か | |||
【プチプラ→デパコス】切り替えのきっかけを調査 | |||
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プチプラメインユーザーにとって、デパコスに切り替えるのはややハードルが高そうなものの、SNS投稿やクチコミの投稿を目にすることが使うきっかけとなっている様子。年齢が上がるとともに、デパコスで気になるものが見つかったら切り替えを前向きに検討している傾向がみえてきます。 高価なデパコスこそ、サンプリングなどでクチコミや投稿を積極的に増やし、アイテムとクチコミがセットで目に留まる機会を増やすのも一手かもしれません。 |
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・️実際に「デパコス」に切り替えて買ってみたブランドとアイテムをチェック | |||
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プチプラメインのユーザーが実際に買ってみたアイテムを聞くと、『コスメデコルテ』に1番票が集まりました。中でも「ルース
パウダー」を購入した方が多く、他には美容液やクレンジングなどが人気であり、肌づくりに定評のあるアイテムがプチプラメインユーザーに特に影響力があったと考えられます。 また、『Dior』では代表的アイテムの1つ「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」や「ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー」、『ジュルスチュアート』では「ジルスチュアート ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ」や「ジルスチュアート ヘアマスク ホワイトフローラル」といった、ブランドを代表するスターアイテムでありLIPSベストコスメでも受賞歴のあるアイテムが選ばれていました。 |
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【デパコス→プチプラ】切り替えのきっかけを調査 | |||
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デパコスメインのユーザーは、「プチプラに切り替えようと思ったことはない」の回答が約11%と予想よりも少なく、きっかけがあれば切り替えるという積極的な動きが見受けられます。 「固定観念でプチプラを使ったことがなかったが、クチコミの良さに惹かれて実際に買ってみたら驚くほど使い心地が良かった」など、プチプラコスメの機能面や使用感の著しい進化に感銘を受けたという声も。 「バズっている理由を実際に体験してみたい」といった、美容オタクのコスメへの探究心も垣間見れました。 |
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・️実際に「プチプラ」に切り替えて買ってみたブランドとアイテムをチェック | |||
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デパコスメインのユーザーが買ってみた「プチプラ」ブランドで1番票が多かったのが『CANMAKE』。特に根強い人気を誇る「クリーミータッチライナー」や「むにゅっとハイライター」「プティパレットアイズ」といった、ポイントメイクアイテムが支持されていました。 | |||
続いて『CEZANNE』では「皮脂テカリ防止下地」をはじめとしたベース類や「超細芯アイブロウ」などの機能面も光るアイテム、『KATE』では「ケイト リップモンスター」「ケイト ポッピングシルエットシャドウ」のような、プチプラコスメのトレンドを牽引してきたアイテムが選ばれていました。 | |||
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3.ブレずにリピートされ続ける美容オタクの厳選アイテム | |||
【プチプラ】目もとのポイントメイクアイテム・デイリーケアアイテム人気が強い | |||
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これまでのアンケート結果でも見えてきたのが、「プチプラ」アイテムの「アイライナー」・「アイブロウ」・「マスカラ等」の目もと周辺のポイントメイクアイテムの支持率の高さ。 プチプラという価格の概念を吹き飛ばすような、描きやすさや落ちにくさなどの機能面が評価されていました。 |
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【デパコス】ベース・美容液などキレイな肌づくりアイテムがポイント | |||
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「デパコス」は「特に決めていない」への回答率が高いものの、やはり「ファンデーション」「化粧下地」「フェイスパウダー」といった、ベースメイクのメインアイテムが強い結果に。また、「美容液」や「化粧水」などのスキンケアアイテムも購入率が高くなっており、肌管理の意識やキレイなベースを作りたいというニーズが現れていました。 | |||
【韓国コスメ】スペシャルケアアイテムやカラーコスメが支持を集める | |||
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「韓国コスメ」も「デパコス」同様に「特に決めていない」の回答率が高いのは、アンケート結果からもメガ割などを利用して購入している方が多く、Qoo10等のECサイトを閲覧する中で気になったものを購入したり、その時に安く購入できるものをゲットするような動きが多いのではないかと推察します。 アイテムでは、「美容液」や「パック」といった成分の使い方が上手な韓国コスメの強みが現れており、またパッケージの可愛さや多彩な色展開が魅力な「カラーコスメ」の人気の高さがうかがえました。 |
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4.新規ユーザーを取り込むためのポイント | |||
今回のアンケート調査では、「プチプラ」「デパコス」「韓国コスメ」それぞれに違った特長があり、ユーザーは自分のお財布と相談しながらアイテムを賢く使い分けていることがわかりました。 また、「絶対にコレを買うという」強い縛りがある方が大半ではなく、クチコミやSNSの評価によって新しいものを手に取るきっかけが生まれていることも見受けられました。 「プチプラ」「デパコス」「韓国コスメ」、それぞれに求められていることをより強く訴求することで商品を魅力的に演出し、いまよりも多くの人に手を伸ばしてもらうきっかけを生み出すのも重要かもしれません。 |
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調査結果詳細 | |||
調査方法:アンケート調査 調査期間:2025年6月17日(火)~6月24日(火) 調査対象:LIPSユーザーである10代~50代の男女 対象者数:2,027名 |
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引用時のお願い | |||
本調査分析を転載ご利用いただく場合は、出典元として下記のような記載をお願いいたします。(例:「『LIPS』による調査」「『LIPS』調べ」など) | |||
LIPSについて | |||
2017年1月にサービスをローンチし、2021年には「コスメ・メイクのクチコミ検索アプリダウンロード数No.1」(出典:App Annie 日本国内 iOS & Android、合計:2021年1月~12月)を記録。2022年10月には「なりたい自分を、もっと自由に。」のコンセプトを体現するロゴへリデザイン。性別・世代を問わず、メイクや美容を通じて個々人の「幸せ」や「なりたい姿」を自由に追求できるプラットフォームに。さらに2025年2月には累計1,300万ダウンロード(※当社調べ/調査期間:2017年1月~2025年2月、調査対象:App store・Google Playからのダウンロード数総合計)を突破。メイクやスキンケアに関する商品レビューやユーザー間コミュニケーション、人気ランキング、新商品情報やプレゼント企画など様々な機能やコンテンツを無料で提供しております。 | |||
会社概要 | |||
社名:株式会社AppBrew 所在地:東京都文京区本郷1丁目11-6 東接本郷ビル4階 代表取締役社長:松田崇 事業内容:美容プラットフォームアプリ「LIPS」の企画・開発・運用 LIPS(iOS・Android):https://lipsapp.onelink.me/dKgM/rbjqu2xv LIPS(WEB):https://lipscosme.com/ |
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お問合せ先 | |||
株式会社AppBrew PR担当 TEL:03-3868-3329 FAX:03‐3868‐2366 Email:pr@appbrew.io |
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「韓国コスメ派」にはヴィーガン処方アイテムに魅力を感じている方が多く、より「成分」を重視している方が選んでいる傾向に。
高価なデパコスこそ、サンプリングなどでクチコミや投稿を積極的に増やし、アイテムとクチコミがセットで目に留まる機会を増やすのも一手かもしれません。
肌づくりに定評のあるアイテムがプチプラメインユーザーに特に影響力があったと考えられます。
きっかけがあれば切り替えるという積極的な動きが見受けられます。