ヨルダン川西岸地区で、ユニセフが支援する移動式クリニックで診察を受ける男の子(パレスチナ、2026年2月9日撮影)(C) UNICEF Video/UNI941942 ※本文との直接の関係はありません
【2026年3月17日 アンマン発】
ヨルダン川西岸地区でパレスチナの子どもの犠牲者が増える中、先週末にまたしても子ども2人が殺されたことを受け、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ地域事務所代表のエドゥアルド・ベイグベデルは以下の声明を発表しました。
 
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暴力が再び、ヨルダン川西岸地区に暮らすパレスチナの子どもたちの命を奪いました。3月14日、タムンの町で、5歳と7歳の兄弟が、乗っていた車の中で両親と共にイスラエル軍の銃撃を受け死亡しました。
 
2025年1月以降、東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区では、パレスチナの子ども65人が殺害され760人以上がけがを負っています。ほぼ毎週、1人の子どもが殺されている計算になります。犠牲者のほとんどは実弾によって命を奪われています。
 
こうした事件に巻き込まれ、助かったとしても、子どもたちに及ぶ影響は極めて深刻です。中には、残りの人生を左右するような永久的な障がいを負う子どももいます。友人や家族が暴力によって殺され負傷する光景を目撃したことで、心に負った深い傷に苦しむ子どもも大勢います。
 
ユニセフはイスラエル当局に対し、国際法に基づき、パレスチナの子どもたちを保護し、その生きる権利を守るために、直ちに断固とした行動を取るよう求めます。当局は、子どもが殺されたり傷つけられたりした場合には、透明性のある厳格な説明責任を果たし、さらなる暴力を抑止するための効果的な措置を講じなければなりません。また、人道的支援と負傷者への医療の提供を確保する義務も果たす必要があります。
ヨルダン川西岸地区の北部地域を診察のために巡回する、ユニセフ支援の移動式クリニックの車両(パレスチナ、2026年2月9日撮影) (C) UNICEF Video/UNI941942 ※本文との直接の関係はありません
 
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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。(https://www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する32の国と地域を含みます
 
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、32の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、アドボカシーを担っています。(https://www.unicef.or.jp )