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株式会社Algomatic(本社:東京都港区、代表取締役社長:大野峻典)は、AIとプロ翻訳家の協働による新世代の翻訳サービス『AlgoGames 翻訳』において、翻訳メモリAPI統合機能を提供開始したことをお知らせいたします。本機能により、ゲーム翻訳AIエンジンと翻訳メモリ(Translation Memory /
TM)のアーキテクチャ統合を実現。翻訳支援ツール『memoQ』とのAPI連携を通じて、AIエンジンが既存の翻訳メモリを直接検索・参照し、翻訳生成プロセスに組み込む仕組みを構築しました。これまで翻訳メモリは「完全一致の自動流用」を中心に活用されてきましたが、本機能ではあいまい一致(Fuzzy Match)をAIが文脈理解のもと再解釈し、翻訳生成に反映します。これにより、蓄積してきた翻訳資産を“AI翻訳の品質基盤”として活用することが可能となります。 |
・AlgoGames 翻訳 |
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https://algo.games/translation |
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■新機能開発の背景 |
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ゲームローカライズの現場では、翻訳メモリが長年に渡り表現の一貫性と品質を支える基盤として機能してきました。過去の翻訳データをセグメント単位で蓄積・検索し、完全一致または一定の一致率に基づいて再利用することで、シリーズ作品や継続運用タイトルにおける表現の統制を実現しています。
一方、LLMを活用したAI翻訳は飛躍的に進化し、文脈理解や自然な生成能力において高い性能が認められていますが、実際の運用においては、多くの場合、翻訳メモリとAI翻訳はアーキテクチャ上統合されておらず、独立した処理系として並列的に利用されてきました。
一般的な翻訳のワークフローでは、まず翻訳メモリを適用し、一致しないセグメントに対してAI翻訳を実行します。
この構造では、翻訳メモリはあくまで「一致判定に基づく自動置換エンジン」に留まり、AIは過去の翻訳資産を知識として参照せずに生成を行います。その結果、翻訳資産は存在していても、AIがそれを「検索し、理解し、再構築する」状態には至っていませんでした。こうしたアーキテクチャ上の分断こそが、翻訳資産と生成AIの潜在能力を十分に掛け合わせられていない要因でした。『AlgoGames 翻訳』では、この構造的な分断を解消するため、本API統合機能を開発しました。 |
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■翻訳メモリAPI統合機能について |
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本機能の中核は、あいまい一致に対するLLMの文脈理解を活用した翻訳生成にあります。従来、あいまい一致の処理は差分箇所の機械的な置換が中心であり、最終的な品質担保は翻訳者による目視確認を前提としていました。一致率はあくまで参考値として補助的な指標であり、実際の翻訳生成プロセスそのものに統合されているわけではありませんでした。 |
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本機能では、LLMが翻訳メモリから取得したあいまい一致を「参照訳」として読み込みます。その上で、文構造・トーン・用語選択といった既存訳の判断を保持しながら、差分のみを文脈に基づいて再構築します。例えば、80%一致のセグメントであっても、人間の翻訳者が既存訳をベースに必要箇所だけを調整するようなプロセスを、LLMが再現します。単なる差分置換ではなく、過去訳の意図を踏まえた生成を行うことで、シリーズ作品や追加コンテンツにおいても、過去作との表現統一を維持しながら自然な翻訳を実現します。 |
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■『memoQ』API連携アーキテクチャについて |
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アーキテクチャとしては、業界標準の翻訳支援ツールである『memoQ』のサーバー上にある翻訳メモリをAPI経由で直接参照する設計を採用しています。これにより、翻訳メモリを外部データとして変換・取り込むのではなく、既存の管理環境と整合性を保ったままリアルタイムに活用できる構造としました。また、エクスポートされたTMXファイルにも対応しています。この度『memoQ』のテクノロジーを採用した背景には、データ変換や移行を伴わずに既存の言語資産を活用できる点があります。これにより、顧客にとっては管理コストの抑制と翻訳資産の互換性維持を両立できる設計となっています。 |
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■その他の機能特長 |
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完全一致の自動流用: 翻訳メモリ上の完全一致(100% Match)セグメントは自動的に流用し、翻訳対象から除外します。 |
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大規模プロジェクト対応:一括処理の最適化により、数万セグメント規模を超えるボリュームにも対応します。 |
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翻訳データの非学習ポリシー: 顧客の翻訳メモリおよび翻訳データを、LLMの学習に用いることはありません。 |
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<利用方法> |
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本機能の導入にあたり、新たなシステム構築やデータ移行は不要です。既存の翻訳メモリをご共有いただくことで、利用開始いただけます。※追加費用は不要
ご利用にあたっては、以下のいずれかの方法で翻訳メモリをご提供いただきます。 |
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・memoQサーバーへのアクセス用ユーザーの作成 |
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・TMXファイルでの翻訳メモリデータのご提供 |
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詳細および導入に関するご相談は、以下よりお問い合わせください。 https://algo.games/translation#contact
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■『AlgoGames』シリーズについて https://algo.games
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『AlgoGames』シリーズは、最先端の生成AI技術とゲーム業界のプロフェッショナルの協働により、翻訳にとどまらず、マーケティング、シナリオライティング、QA、パブリッシング等、ゲーム開発・運営を包括的に支援するプラットフォームです。生成AIによる高い生産性に加え、作品ごとのデータを活用する独自の強みを武器に、AIの強みである「安さ・速さ」の先にあるクリエイティブ価値を提供。日本発のゲームタイトルが、世界市場で継続的に成功するための開発・運営インフラを目指しています。 |
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■Algomaticについて |
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社 名 :株式会社Algomatic |
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所在地 :東京都港区六本木3丁目2番1号 |
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代表者 :大野 峻典 |
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設 立 :2023年4月13日 |
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事業内容: 大規模言語モデル等生成AI技術を活用した、サービスの開発・提供 |
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URL:https://algomatic.jp |
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