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能登島向田町で毎年夏に行われる「向田の火祭」は、日本三代火祭りに一つで三十メートルにも及ぶ巨大な松明に火が入り、夜空を真っ赤に染め上げる迫力の伝統行事です。燃え盛る炎は轟音を響かせながら立ち上り、やがて倒れるその方向で海側なら豊漁、山側なら豊作を占います。倒れた先の御幣を奪い合う男衆の姿は、延命息災を願う真剣そのもの。世代を超えて受け継がれるこの火祭は、地域の絆と自然への感謝を今に伝えています。能登の短い夏の夜を、炎とともに熱く彩る一夜です。 |
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石川県指定無形民俗文化財「向田の火祭」 |
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日時:2025年7月26日(土曜日) 場所:石川県七尾市能登島向田町 向田崎山広場 |
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<運行スケジュール> |
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19時30分 火祭神事 |
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20時00分 奉燈崎山広場に向け出発>奉燈崎山広場到着>神事 復興祈願>手松明が大松明周囲を回る |
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21時30分 大松明に点火 |
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22時30分 神輿、奉燈の帰還 |
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「向田の火祭」見どころ |
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子供組のハヤシカタ |
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能登島向田町在住の小学生・中学生を中心としたハヤシカタ。囃子方は、笛や太鼓で祭りを盛り上げます。一ヶ月前から毎晩集会所で練習をし、本番を迎えます。 |
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19時30分ごろ宮前で演奏開始 |
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響く向田雨乞い太鼓 |
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能登島向田地区に古くから伝わる「雨乞い太鼓」奉燈に乗せた和太鼓を二人で叩きます。雨乞い太鼓は、世代によって響きが異なり、それぞれに味わい深い音色を奏でます。 |
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19時30分ごろ宮前で演奏開始 |
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幻想的な五基の奉燈 |
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サキドラ、カマヒバシ、シンドラ、ハヤシカタ、アトドラという名前のついた五基の奉燈が宮前から崎山広場へと厳かに曳かれる様子は、灯りが揺れ幻想的な美しさを放ちます。 |
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20時ごろ宮前を出発 |
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二百人が回す手松明 |
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奉燈が火祭センター前に戻ると置き松明に火をつけ、手松明へ移します。住民以外も参加でき、約二百人が手松明を回し柱松明の周囲を点火の号令があるまで周回します。 |
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21時ごろ手松明を渡し着火 |
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巨大な大松明の点火 |
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壮年団の号令とともに、一斉に大松明に向かって火のついた手松明を投げ入れます。 |
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高さ30mを超える大松明はあっという間に夜空を焦がす炎となります。 |
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21時30分ごろ大松明に点火 |
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火焔の大松明が倒壊 |
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大松明は火の粉を激しく舞い上げ10分近く燃え、轟音を立てて倒壊。海側に倒れれば豊漁、山側は豊作。先端の御幣を奪えば延命息災が叶うとされ男衆が競って挑みます。 |
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21時40分ごろ大松明倒壊 |
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炎の中から柱を出す |
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倒壊直後、男衆が集まり燃え上がる炎の中から、大木とサシドラ(大木を支える柱)に藁を捻って作った綱を巻きつけ、「エッサ、ホイサ」の掛け声とともに柱を引き摺り出します。 |
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大松明倒壊後 |
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「向田の火祭」能登島向田町に鎮座する伊夜比咩神社の夏祭で、毎年7月の最終土曜日に行われます。古来、オスズミ祭と呼ばれ納涼祭の文字があてられ、近年では「向田の火祭」と呼ばれ石川県指定無形民俗文化財に指定されています。約30メートルの松明の大きさから日本三大火祭のひとつに数えられています。伊夜比咩神社から神輿や奉燈を崎山広場に担ぎ出し、設置された巨大な柱松明の周りを7周練り歩きます。その後、祭り参加者はそれぞれ手に持った手松明を振りながら周回し、号令で柱松明に投げつけます。
柱松明は巨大な火焔の柱と化し、四方に張りわたしたハイヅナが切れると柱松明が轟音を立てて倒壊、倒れた方向によって豊漁、豊作を占います。また、柱松明の先につけられている御幣を取ったものは延命息災が叶うと言われています。 |
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火祭の歴史 |
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7月の最終土曜日に行われる向田の火祭は、近世では旧暦6月の晦日に行われていました。6月の晦日は一年を二期に分かつ折り目にあたり、この時期は農家にとっても稲作や麦作などに虫害・風害などを警戒する時期で、各地で夏越(祓いの行事)の神事が行われています。 明治二十年代の伊夜比咩神社の「社務日誌」では七月三十一日の条に「夏越祭」と記され、「納涼祭」とも称して今日と同じく神輿の渡御と奉燈の随従、大柱松明炎上の義を行っていました。大柱松明炎上の義そのものが罪穢をはらう目的で行われた夏越の神事と考えることができます。 |
また、行事の由来については、往昔、向田は製塩業が盛んで御収納米が納められない年には代わりに塩を納め、野崎の御蔵へ運んだほどでした。ある年、塩やきのシバがたくさん余ったので燃やして若衆の娯楽にしたのがこの行事の始まりだという説もあります。 火祭の由来や起源については記録が少なく明らかにはなっていませんが、能登島は樹木が繁茂し、火祭を行うに至便な地であり、かつ人員に不足のない大村であった向田の土地柄に基づく行事だと考えられています。元は清浄を重んずる神田(現:向田)の地にて向田の人々が伊夜比咩神社の夏越神事を脈々と受け継いできた伝統的神事です。今後も強い決意のもと祖先の心を受け継いでいきます。 |
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応援金のお願い(個人・企業・団体の皆様) |
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昨今、高齢化や子供の減少、時代の変革に応じて、古来の伝統に基づいて行われる準備作業も年々厳しくなっております。向田町火祭実行委員会はこの伝統ある向田の火祭を次世代へ保存継承するために必要な活動をおこなっております。皆様には上記主旨にご賛同くださり、ぜひ向田町火祭実行委員会にご協力いただき、この活動に対するお力添えを賜りたく、ご案内とお願いを申し上げます。 |
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<応援金額> 個人:1,000円以上をお願いしております。 企業・団体:10,000円以上をお願いしております。 ※個人・企業・団体を問いません。 <応援金のお振込先> 振込口座:能登わかば農業協同組合中島支店 口座番号:0012225 口座名義:向田町火祭実行委員会 会長 高畑正伸 |
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応援いただきました皆様につきましては、ホームページと祭当日の本部にご芳名を掲載し、御礼とさせていただいております。※7月20日までのお振込みに限り掲載させていただきます。 応援いただいた方は下記までご芳名をご連絡ください。追って領収書を発行させていただきます。 下記ページに必要事項をご入力の上、応援金のお振込をお願いいたします。 |
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「向田の火祭」ご見学は向田町町会運営の「能登島家族旅行村Weランド」キャンプ・ケビンに宿泊してごゆっくりお楽しみください。 |
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ホームページ:https://welandcamp.jp/
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ご予約電話:0767-84-1880 |
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当日は、能登島体験ツアー<2025夏>海を満喫×田んぼの手入れからの感動火祭も開催します! |
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能登島の海幸「サザエ」を使った昼食と島の暮らしを支える田んぼの手入れ体験、夜は石川県無形文化財「向田の火祭」への参加!特別なプログラムをご用意しました。 |
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能登島向田町町会 |
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向田の火祭実行委員会 広報担当 江頭浩一郎 |
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取材掲載に関するお問い合わせは、https://himatsuri.jp/information/post-196/ まで |
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