「5人に1人」が認知症に直面する時代。先入観や誤解を解きほぐし、肩の力を抜く手引書
株式会社KADOKAWA(取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、本社:東京都千代田区、以下KADOKAWA)は、2026年3月19日(木)に、安藤なつ(メイプル超合金)と繁田雅弘(認知症専門医・精神科医)の共著『知っトク認知症 家族と本人が自分らしく暮らし続ける超入門』を発売いたします。
認知症の方への介護経験があり、介護福祉士の国家資格をもつ「メイプル超合金」の安藤なつさんが、対話形式でナビゲートする認知症の超入門書です。
教えてくれるのは認知症界の最高権威で、地域での認知症ケアのモデルケースとされる「SHIGETAハウスプロジェクト」代表を務める医師の繁田雅弘さん
 
認知症は誤解の多い病気です。誤解が不安を深め、家族間のすれ違いを生んでいます。
そこで、「基本のキ」、まったくイチから教えてもらいました。
 
日本人の65歳以上のおよそ5人に1人が認知症を発症すると言われています。
家族や身近な人の中に当事者がいるのは決して珍しいことではありません。
しかし、ある調査では、病気の中で「最もなりたくない」と答えた人が多かったのが認知症。認知症はイメージが先に立ちやすい病気なのです。
 
昨今はケアの質の向上などで、アルツハイマー型認知症の進行スピードは、30年前の3分の1程度にまで遅くなり、軽度の状態のまま暮らす人が増えています。
 
そもそも老化による物忘れと、認知症はどう違うのか。
また、グレーゾーンと言われるMCIなら発症せずにUターンできるのか……。
こうした素朴な疑問をはじめ、診断のために無理に病院へ連れていくことの弊害や、脳トレ神話への警鐘などについても、平易に解説しています。
 
計算ドリルや早口言葉などのいわゆる脳トレは、脳の一部を集中して鍛えるもの。
むしろ、散歩や立ち話などのほうが、より多くの領域を使う活動なので、脳の伸びしろを育てるのに効果的だと繁田先生は言います。
 
そもそも認知症の正しい診断は、専門家でも最初から完璧に確定できるものではないため、必要以上に診断を重く受け止めなくてもいいとも言います。むしろ、「そこからできること」はたくさんあるのです。
家族の受け止め方や声のかけ方、正しい理解などの「共感」によって、症状が和らいでいくといった背景も丁寧に解説します。
話題の「新薬」についても、実際の治療条件やリスクについて、わかりやすく説明しました。
 
なによりも、余力のある「早い段階」から、介護保険制度など、上手にプロの手を借りる方法とそのメリット、本人が過ごしやすくなるご近所や親せきなどの周囲への説明の仕方をたっぷりとお伝えします。
 
親を知り、自分を守り、健やかな親子関係を取り戻す、最もやさしい認知症の手引書です。
 
◆著者コメント
安藤なつ(メイプル超合金)
かつて、認知症の方の介助の経験で、認知の状態が変わっても、その人が積み重ねてきた人柄や感情は形を変えても確かに残ることを教えてもらいました。その後、学び直して実感したのは、プロの介護は「根拠に基づいた知識と技術」で成り立っているということ。
もしわたしの家族が認知症になり、介護が必要になったら、迷わず第三者のプロの手を借ります。それも「早い段階から」です。余力のあるうちに第三者を頼れる世の中であってほしいと思っています。
ところで、本書に取り組むにあたり、考えてみたら、わたしは「親の好物をちゃんと知っていなかった」ことに気づきました。親の日常の些細なことは、本人にとってはかけがえのないものです。それがわかっていれば、たとえ離れていても、プロの力を借りてできることがあると思います。
この本が、認知症の人と向き合っているあなたの肩の力をふっと抜き、「あっ、もっと周りに甘えちゃっていいんだ」と、心が軽くなるきっかけになれたら最高にうれしいです。
 
繁田雅弘(認知症専門医・精神科医)
脳には思っている以上に柔軟さがあります。ある部分が機能しなくなると、残された健常な部分がそれを補おうとする驚異的な力が備わっています。いわば「伸びしろ」のようなものが、認知症になっても残っているのです。
そして脳は、使われることで働きが保たれ、場合によっては高まることもあります。
ここで大切なのは、「脳を鍛えなければ」と考えすぎないことです。笑ったり、怒ったり、悲しんだり、楽しいと感じたりする。これまで通りの日常そのものが、脳にとっては何よりの刺激になります。
一方で家族は安全に過ごしてほしいと願うあまりに、本人の「やってみたい」という芽を摘んでしまっていることがあります。そういう意味でも、プロを頼ることは役割の放棄でも恥ずかしいことでもありません。むしろとても前向きで賢明な選択です。
環境や関わり方次第で、本人のできることは確実に増えていくのです。
まずは世の中にある認知症への先入観や誤解を解くことから始めてみてください。
 
◆目次
1章 認知症の誤解
2章 診断の誤解
3章 家族の向き合い方の誤解
4章 第三者の手の借り方
5章 薬の種類とリスク など
 
著者プロフィール(共著)
安藤 なつ(あんどう・なつ)/メイプル超合金
1981年1月31日生まれ 東京都出身。2012年に相方カズレーザーと「メイプル超合金」を結成。ツッコミ担当。
2015年M-1グランプリ決勝進出後、バラエティを中心に女優としても活躍中。
介護職に携わっていた年数はボランティアも含めると約20年。ホームヘルパー2級(現:介護職員初任者研修課程修了)の資格を持つ。2023年に介護福祉士の国家資格を取得。
共著に『知っトク介護 弱った親と自分を守るお金とおトクなサービス超入門 第2版』(小社刊)など。
X:https://x.com/mapleandonatsu
繁田 雅弘(しげた・まさひろ)/認知症専門医・精神科医
栄樹庵診療所院長。メモリーケアクリニック湘南名誉顧問。1983年 東京慈恵会医科大学卒業。1992年 スウェーデン・カロリンスカ研究所 研究員を経て、2003年東京都立保健科学大学精神医学教授、2005年首都大学東京 健康福祉学部学部長、2011年首都大学東京 副学長、2017年東京慈恵会医科大学精神医学講座教授、東京都立大学 名誉教授。2024年東京慈恵会医科大学名誉教授。
生家を改装し、『安心して認知症になれるまち』を育むことを目指す活動拠点の「SHIGETAハウスプロジェクト」代表。著書多数。
 
◆書籍概要
『知っトク認知症 家族と本人が自分らしく暮らし続ける超入門』
著者:安藤なつ(メイプル超合金)、繁田雅弘
定価:2,035円(本体1,850円+税)
発売日:2026年3月19日(木)
仕様:A5判/192ページ/オールカラー
ISBN:978-4-04-902662-7
発行:株式会社KADOKAWA
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◆関連書籍
『知っトク介護 弱った親と自分を守るお金とおトクなサービス超入門 第2版』
著者:安藤なつ(メイプル超合金)、太田差惠子
定価:1,760円(本体1,600円+税)
発売日:2024年7月12日
仕様:A5判/192ページ/オールカラー
ISBN:978-4-04-897783-8
発行:株式会社KADOKAWA
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株式会社KADOKAWA(取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、本社:東京都千代田区、以下KADOKAWA)は、2026年3月19日(木)に、安藤なつ(メイプル超合金)と繁田雅弘(認知症専門医・精神科医)の共著『知っトク認知症 家族と本人が自分らしく暮らし続ける超入門』を発売いたします。