Vacant/Centre(東京・代々木八幡)では、写真家・佐内正史とVacantによる展覧会シリーズ「展対照」の第3弾「展対照 <第三部>/ Tentaishow Part 3」を3月20日(金)~4月13日(月)に開催します。
本展では、佐内の自主レーベル「対照」から刊行された写真集より、岡本太郎の作品を撮影した最新作『雷写』(2026)を中心に、『Strong Memory』(2025)、『銀河』(2018)からセレクトした作品を展示します。
90年代を代表する写真家として、雑誌や広告など多様な媒体での仕事を手がけ、数多くの写真集を発表してきた佐内とVacantは、2012年に「対照」の写真集を解体するイベント『解対照』を開催して以来、交流を重ねてきました。
代々木八幡のVacant/Centreでこれまでに2度開催された「展対照」では、佐内がこれまで展示してこなかったキャビネサイズほどのプリントを特装額に収め、写真の物質的価値や写真への眼差しを更新する試みを行ってきました。佐内とVacantを主宰する永井祐介が対話を重ねながら、展覧会ごとに新たな提案を生み出しています。
また本展は、佐内がアトリエで手焼きするプリントを購入できる稀少な機会でもあります。今回は、岡本太郎の作品を写真へと転化した、時を超えた共作にもご注目ください。
岡本太郎記念館(東京・南青山)では、展覧会「雷写 / Raisha」が7月12日まで開催しております。是非あわせてご高覧ください。
見るって、撮りながら、いつか見るって思って見ている。
いつか見ることになるんじゃないかってシャッターを切っている。
焼き上がったプリントを見ている時、初めて見た気がするし、まだ見てないかもしれない。
写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2003年、写真集『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞を受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。2026年3月、最新作『雷写』を刊行、同時に岡本太郎記念館で写真展「雷写」を開催する。近著は『Strong memory』『写真がいってかえってきた』『静岡詩』。主な展覧会に「Strong memory」book obscura (東京、2025年)、「展対照第二部」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、「対照 佐内正史の写真」川崎市岡本太郎美術館(神奈川、2009年)など。
Vacantは、永井祐介によって設立されたクリエイティブ・プラクティスです。〈文化空間学/Cultural Placeology〉という独自のコンセプトを軸に、文化を介して「空間」が「場」へと変わるプロセスを探求しています。 活動は、Centre(空間)/Multiple(プロダクト)/Works(その他)の3領域を横断し、多様な〈場づくり/Placemaking〉を実践しています。特にCentreでの展示では、作品と観る人が場を共有し、新たな文化的循環の「きっかけ」となる体験を生み出しています。Vacantのアーカイブブック『Vacant/Edition』 の1号目(2023)、2号目(2025)には、Vacant主宰・永井祐介と佐内正史の対話を収録。