~バーから「スナック2.0」へ業態進化し、深夜28時営業」×「カラオケ」で切り拓く"真夜中のサードプレイス"戦略~ 終電後の"夜遊び難民"が急増する東京・渋谷で、孤独解消インフラとしての新業態が好調~
カラオケと対話を軸にした「スナック」業態のイベント「スナックKIZUKI」
■ リリース要旨
東京・渋谷区でバーを運営する「傷ついたダンサーが集まるBAR キズキ」(運営:株式会社グレイド/代表:澤田佳宏)は、飲食業界における倒産急増・コスト高騰という逆風を受け、2025年より店舗のサービス改革を実施。
 
従来のオーセンティックバー営業はそのままに、カラオケと対話を軸にした「スナック」業態のイベント「スナックKIZUKI」を2025年1月に月2日の試験的運営として開始。さらにその営業日に限り、営業時間を「深夜28時(早朝4時)」まで延長するという逆張り戦略を打ち出しました。
 
その結果、スナックKIZUKI営業日の来店客数は通常営業時の3~4倍を記録。好評を受けて営業日数を月2日から3月には月8日へと4倍に拡大するに至りました。
来店客からは「カラオケできるようになってよかった」「こういう場所を探していた」「スタッフが盛り上げてくれるから楽しい」といった声が寄せられ、「ただ飲む場所」ではなく「人に会いに行く場所」へと進化した新しい飲食店モデルとして好調を続けています。
■ 背景:2025年「夜の街」の淘汰──飲食店倒産、過去最多を更新
帝国データバンクの調査によると、2025年の飲食店倒産件数は過去最多を更新しました。とりわけ小規模なバー・スナック業態は、物価高騰による客離れと人手不足の二重苦に直面しています。
 
消費者側でも「選別消費」が加速し、「ただお酒が飲めるだけの店」から客足が遠のく傾向が顕著に。一方で、リモートワークの定着や「働き方改革」の浸透により、「終電後も語り合える深夜の居場所」を求める潜在需要は置き去りにされていました。
 
こうした業界の構造変化を逆手に取り、当店は「深夜営業延長」と「スナック業態への進化」という、業界の定説とは真逆の戦略に踏み切りました。
■ 取り組みの概要:「スナック2.0」── バーの品質 × スナックの気楽さ
当店が打ち出した改革の柱は、以下の3点です。
1. 深夜28時(早朝4時)までの営業延長
多くの飲食店が営業時間を短縮する中、「スナックKIZUKI」営業日に限り平日でも深夜28時まで営業を延長。当初は月2日の試験的な運営からスタートしましたが、お客様の強い支持を受けて現在は月8日まで拡大しています。通常のバー営業という"本業"を維持しながら、月の約2割の営業日だけをスナック業態に切り替えるという低リスクな運営モデルも、他の小規模飲食店にとって参考になるポイントです。
2. カラオケ導入による「明確な来店目的」の創出
本格的なカクテルやウイスキーを楽しめるバーの品質を保ちながら、カラオケとスタッフとの対話を主軸にした「スナック」のシステムを融合。「美味しいお酒は飲みたいが、静まり返ったバーは緊張する」という層に支持され、「歌って騒げるが、味は本格派」というギャップが差別化ポイントとなっています。
実際に来店客からは、「カラオケできるようになって嬉しい」「こういう場所を探していた」という声が多数。"深夜にカラオケができるバー"という業態自体が、渋谷エリアにおける希少な存在となっています。
3. 「気づき」が生まれるコミュニティ運営
店名「KIZUKI(気づき)」の由来通り、マスターや来店客同士の対話から新しい視点やアイデアが生まれるコミュニティづくりを徹底。「スタッフが盛り上げてくれるから楽しい」という声に象徴されるように、スタッフ全員が現役プロダンサーという異色の布陣も、エンターテインメント性の高い接客につながっています。
 
「この人に会いたい」「ここに来れば元気になれる」という"属人的な価値"が、AI時代におけるリアル店舗の最大の武器です。
■ 店長コメント
「ショーがある週末はいつも賑やかなのですが、ショーのない週末のBAR営業は宮益坂は深夜になると人通りも少なく、正直もどかしさを感じていました。どうにかして毎週末あの盛り上がりは作れないかと試行錯誤を重ねてたどり着いたのがカラオケ導入とスナックKIZUKIです。始めてみたら、業界のダンサー仲間が仕事終わりに集まってくれるようになり、他のお客様からも『この日に来ます』という声をいただくようになりました。そんな声に背中を押され、営業日を拡大することにしました。思い切って拡大して、本当に良かったと思っています」── 店長 コウキ
■ 好調の分析:現代人が求める「夜のサードプレイス」
──なぜ、深夜のスナック営業が支持されているのか──
社会的背景 当店の提供価値
働き方改革」で早帰りが推奨される一方、深夜の居場所が減少 28時までの営業で「終電後の受け皿」を提供
SNS疲れ・孤独感の深刻化(単身世帯の増加) リアルな対面コミュニケーションの場
飲食店の「効率化・省人化」トレンド プロダンサーのスタッフが盛り上げる"人"の接客
「ただ飲む」だけでは来店動機にならない時代 カラオケ+対話で「明確な来店目的」を創出
■ 今後の展望
月2日から8日へと着実に拡大してきたスナックKIZUKIですが、今後はさらなる営業頻度の拡大を検討しているほか、同業態に関心を持つ飲食店経営者への知見共有も視野に入れています。「深夜のサードプレイス」という新しい市場の開拓を通じて、厳しい時代を生き抜く飲食店の新たなモデルケースを目指してまいります。
 
■ 店舗概要
店名 傷ついたダンサーが集まるBAR キズキ(イベント名:スナックKIZUKI)
所在地 東京都渋谷区渋谷1丁目8−5 グローリア宮益坂 10F(JR渋谷駅 5分)
営業時間 通常 19:00~25:00(スナックKIZUKI&週末 28:00まで営業)
公式LINE 通常 19:00~25:00(スナックKIZUKI&週末 28:00まで営業)
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