~女性管理職8.0%の東京エレクトロン、男性育休66.6%のアドバンテスト。有給取得率は最大78.9%~
 
株式会社エフペリが運営する、人的資本データのオープンインフラ「Career Reveal(キャリア・リビール)」は、半導体・製造装置業界の主要4社(東京エレクトロン、レーザーテック、アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクス)について、有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート等の一次情報をもとに、人的資本(研修・育成・多様性)に関するKPIを横断比較し、ランキング形式で可視化しました。
 
技術革新が生命線である半導体・製造装置業界では、「人への投資(育成)」と「多様性(女性活躍・育休等)」が競争力の源泉になります。本リリースでは、女性管理職比率・男性育休取得率・有給取得率・人材投資(研修・育成)を横断比較し、数値の背景にある育成方針や企業文化の違いを整理します。
■調査結果サマリー
女性管理職比率は、東京エレクトロンが8.0%でトップ(4社平均4.9%)。一方、ルネサス4.6%、アドバンテスト3.6%、レーザーテック3.0%と、各社で差が見られます。
男性育休取得率は、アドバンテストが66.6%でトップ。東京エレクトロン60.0%、レーザーテック45.8%、ルネサス34.2%(4社平均57.5%)。
有給取得率は、東京エレクトロン78.9%、アドバンテスト76.1%が4社業界平均74.8%を上回り、休みやすさが際立ちます。
人材投資(研修・育成)は、定量開示の有無も含めて各社の色が分かれます。アドバンテストは研修費6.8億円を開示し、ルネサスは研修時間20.8時間/年とオンライン学習の利用率90%超を示しています。一方、東京エレクトロンとレーザーテックは研修データを非公表としつつ、社内教育機関や実践的教育制度を提示しています。
■女性管理職比率(%)
各企業の有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート・ESGデータブックをもとにCareer Revealが作成
1位:東京エレクトロン 8.0
2位:ルネサスエレクトロニクス 4.6
3位:アドバンテスト 3.6
4位:レーザーテック 3.0
(参考)4社平均 4.9
▼Career Reveal編集部の分析▼
東京エレクトロンが4社平均を上回りトップ。一方で他3社は平均未満で、理系人材の母数不足など構造課題を抱えつつ、採用・登用目標を掲げ改善に取り組む過渡期にあると整理しています(例:レーザーテックは新規採用者に占める女性割合20%以上の目標)。
■男性育休取得率(%)
各企業の有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート・ESGデータブックをもとにCareer Revealが作成
1位:アドバンテスト 66.6
2位:東京エレクトロン 60.0
3位:レーザーテック 45.8
4位:ルネサスエレクトロニクス 34.2
(参考)4社平均 57.5
▼Career Reveal編集部の分析▼
アドバンテストは前年から倍増に近い水準まで急伸しトップ。東京エレクトロンも平均超で、取得促進が進んでいると整理されます。
■有給取得率(%)
各企業の有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート・ESGデータブックをもとにCareer Revealが作成
1位:東京エレクトロン 78.9
2位:アドバンテスト 76.1
3位:レーザーテック 69.4
4位:ルネサスエレクトロニクス 69.0
(参考)4社平均 74.8
▼Career Reveal編集部の分析▼
東京エレクトロンとアドバンテストが平均を上回り「休みやすさ」が際立つ一方、レーザーテックとルネサスも約70%の高水準を維持しており、業界全体として良好なワークライフバランスが保たれていると整理されます。
■人材投資(研修・育成)の比較(開示値+特徴)
各企業の有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート・ESGデータブックをもとにCareer Revealが作成
・アドバンテスト:研修費 6.8億円/「グローバルタレントマネジメントプログラム」等
・ルネサス:研修時間 20.8時間/年/オンライン学習(LinkedIn Learning等)ライセンス利用率 90%超
・東京エレクトロン:研修データ 非公表/社内教育機関「TEL UNIVERSITY」等で自律的育成
・レーザーテック:研修データ 非公表/「Design Review」等の実践的教育、発明考案報奨制度
▼Career Reveal編集部の分析▼
定量データが非公表の企業も一部ある一方、独自の教育機関やグローバル基準のプログラム、技術開発のモチベーションと処遇を連動させる仕組みなど、企業ごとのカルチャーが育成施策に反映されていると整理されます。
■Career Revealの分析:主要4社の人的資本タイプ診断
各企業の有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート・ESGデータブックをもとにCareer Revealが作成
Career Revealでは、上記KPIと一次情報の記載を踏まえ、主要4社を以下の“タイプ”として整理しています。
レーザーテック:【超高年収・圧倒的定着型】
離職率1.4%と極めて低水準。幸福度調査や「Design Review」等の実践的教育による高いエンゲージメントが特徴。
東京エレクトロン:【業界最高峰・業績連動型】
有給取得率約80%、女性管理職8.0%。「TEL UNIVERSITY」による自律的育成と、収益の還元が特徴。
アドバンテスト:【超ホワイト・グローバル型】
男性育休66.6%、研修費6.8億円。無制限テレワーク等の柔軟な環境が特徴。
ルネサスエレクトロニクス:【長期安定・ジョブ型移行型】
平均勤続23.4年、研修20時間超、オンライン学習利用率90%超。安定基盤と外資的な柔軟さが同居。
■公開記事(詳細)
半導体・製造装置業界(主要4社)人的資本特集:
https://www.career-reveal.com/articles/semiconductor-manufacturing-equipment-manufacturer-industry-human-capital
 
(関連:働きやすさ総合比較)
https://www.career-reveal.com/articles/semiconductor-manufacturing-equipment-manufacturer-industry-workstyle
■調査概要
調査主体:Career Reveal(株式会社エフペリ)
対象企業:東京エレクトロン、レーザーテック、アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクス(計4社)
対象指標:女性管理職比率、男性育休取得率、有給取得率、人材投資(研修・育成:開示値および一次情報の記載)
情報ソース:有価証券報告書、統合報告書、サステナビリティレポート等(一次情報)
■注記
指標は企業ごとに定義・対象範囲・開示粒度が異なる場合があります。本リリースは一次情報の記載に基づき、比較可能な範囲で整理しています。
人材投資(研修・育成)の定量値は、企業により非公表の場合があります(本リリースでは非公表を明記)。
■Career Reveal(キャリア・リビール)について
Career Reveal(キャリア・リビール)は、人的資本データのオープンインフラとして、有価証券報告書やサステナビリティレポート等の一次情報をもとに、日本企業の人的資本データを横断比較・構造化するデータ基盤です。残業・離職率・有給取得率・研修・多様性などの指標を、企業別・業界別に整理し、企業研究や人的資本開示の理解を支援します。

66.6%でトップ。東京エレクトロン60.0%、レーザーテック45.8%、ルネサス34.2%(4社平均57.5%