コワーキングスペース・レンタルオフィスのBIZcomfort(ビズコンフォート)を運営する、株式会社WOOC(読み方:ウォーク 、所在地:東京都品川区、代表取締役:清水 裕久 以下、WOOC)は、週1日以上自宅で仕事をする・した経験のあるビジネスパーソン300名を対象に、「在宅ワーク環境の調査」を実施しました。(調査期間:2026年2月10日~2月13日)
 
調査の背景・目的
働き方の多様化が進む中、在宅勤務は新たなスタンダードとして定着しつつあります。 しかし、オフィス以外で働く環境は、自宅の間取りや家族との生活環境など職場とは異なる制約を伴うこともあり、集中のしやすさや生産性への影響については十分に把握されていませんでした。特に2020年以降、社会全体でリモートワークが長期化し、生活空間と仕事空間の境界が曖昧になる人が増えています。このような状況下で、働く人々が本当に「どこで・どのように集中して仕事をしているか」を定量的に捉える必要が高まっています。
そこで本調査では、週1日以上自宅で仕事をする・した経験のあるビジネスパーソンを対象に、在宅ワークと集中環境の関係を明らかにしました。
調査結果サマリー
専用の仕事部屋があっても39.7%が「自宅では集中できない」と頻繁に感じている 
自宅で仕事をする際は「リビング」で行う人が44.3%と最も多い
・集中をするための工夫内容TOP3は「デスク・椅子の購入」、「専用スペース確保」、「決まった時間に始業・終業」
工夫しても解決できない課題1位は「生活音」、2位は「専用スペースを物理的に確保できない」
・在宅ワーク経験者の約半数(47%)が自宅以外の作業環境を利用経験あり、理由は「オンオフ切替」「静音」「家族への気遣い
在宅勤務の定着が進む中で浮かび上がる“自宅環境の構造的課題
本調査では、多くの在宅勤務者が集中環境を整える工夫を行っていることが分かりました。特に「デスク・椅子の購入」「専用スペースの確保」「始業・終業時間を決める」といった取り組みが上位に挙がっています。
一方で、専用の仕事部屋があっても約4割が「自宅では集中できない」と感じており、工夫をしても「生活音」が解決できない課題として最多となりました。また、同居家族がいる人の約6割が「家族不在時の方が集中できる」と回答しています。
これらの結果から、自宅での集中は家具やレイアウトといった設備面だけでは十分に改善しきれない可能性が示唆されます。住環境の構造や生活動線、家族との関係性など、生活環境そのものが影響していることがうかがえます。
在宅勤務が定着する中で、物理的な設備投資だけではなく、生活環境や心理面への配慮も含めた働き方の設計が求められていることがうかがえます。今後は自宅環境を整えることに加え、「どこで働くかをどう選択できるか」という視点も重要になっていくと考えられます。
アンケート調査結果
Q1:自宅に専用の仕事部屋はありますか?
自宅に専用の仕事部屋の有無を聞いたところ、「あり」(43.7%)、「なし」(56.3%)という結果でした。一定数が専用部屋を設けていることが分かります。
同時に、専用部屋の有無別で「自宅では集中できない」と感じる頻度を聞いたところ、専用の仕事部屋を持つ人は、39.7%が「常に/よく感じる」と回答しました。専用部屋がない人(24.8%)と比較すると、むしろ専用部屋がある人の方が高い頻度で「集中できない」と感じています。
一般的に「専用スペースを確保すれば在宅ワークの課題は解決する」と考えられがちですが、実際には物理的な環境整備だけでは解消されない課題があることが浮き彫りになりました。
 
Q2:自宅のどこで仕事をすることが多いですか?
在宅ワーク中、44.3%が「リビング」で仕事をしていると回答しており、生活空間と仕事空間が同一である人が多いことが分かります。
 
Q3: 自宅で集中するために実践している工夫は何ですか?(複数回答)
集中するための工夫として、「仕事用のデスク・椅子の購入」、「専用の作業スペースの確保」、「決まった時間に始業・終業する」の順に上位となりました。デスクや椅子といった物理的な環境整備から、時間管理や音環境の工夫まで、多くの在宅ワーカーが集中環境づくりに取り組んでいることが分かりました。
 
Q4: 工夫をしても解決できていない自宅特有の課題は何ですか? (複数回答)
在宅ワーク中に、集中するための工夫をしていても解決できていない課題は、「生活音(家族の声・ペット・家電音など)」、「専用スペースを物理的に確保できない」、「オンオフの切り替えができない」の順に多い結果でした。
Q2で44.3%が「リビング」で仕事をしていることが明らかになりましたが、リビングは生活動線の中心であることから、「生活音」といった物理的課題に加え、「オンオフの切り替えができない」という心理的課題にもつながっていると考えられます。
 
Q5: 自宅以外の作業環境を利用したことはありますか?
自宅以外の作業環境を利用したことがある人は47%と、約半数という結果となりました。
 
Q6: 自宅以外で仕事をする最大の理由は何ですか?
自宅以外の作業環境を利用したことのある人に理由を聞いたところ、「オンオフを切り替えたい(32.6%)」、「静かな環境が必要(24.1%)」、「家族に気を遣わなくて済む(20.6%)」の順で上位となりました。これらはいずれも、Q3の『工夫しても解決できない課題』として挙がった項目と一致しており、自宅では解決できない課題を、外部環境で解決しようとしている実態も明らかになりました。
<在宅ワーク環境の実態調査 概要>
調査期間:2026年2月10日~2月13日
調査対象:全国20代~50代の、週1日以上自宅で仕事をする・した経験のあるビジネスパーソン300名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。