デザインコンサルティング会社・株式会社mct(東京都渋谷区、代表取締役:白根英昭)は、顧客体験(CX)の「ほころび」を日常の観察から読み解く連載「ほころぶCX」をnoteで公開しました。データや施策論ではなく、日常の小さな違和感を丁寧に観察するエスノグラフィー的手法で、CXがどこで崩れていくのかを考察するエッセー連載です。CX・サービスデザイン・組織開発の担当者から、AI時代の顧客理解を模索する経営層まで、幅広い読者を対象としています。
 
「読むエスノグラフィー」という視点
CXに関する情報は多くあります。しかしその多くは、指標の改善方法や施策の事例紹介にとどまっています。
「ほころぶCX」は、そうした通念を疑うところから始まります。
電車に乗り遅れる。ホテルの額縁が何度も傾く。AMラジオをかけている寿司店。──こうした日常の一場面を、フィールドワーカーのように観察し、そこに潜む顧客体験の構造を読み解いていきます。
AI時代に入り、顧客データの収集・分析はますます容易になりました。しかしだからこそ、数字に還元されない人間の体験を「観察する目」の重要性が増しています。本連載は、そのための思考の訓練としても機能します。
 
こんな場面から考える
ホテルの部屋に入ると、壁の額縁がわずかに傾いています。スタッフが直しても、別の部屋ではまた傾いている。
これは清掃担当者の問題でしょうか。それとも、設計の問題でしょうか。
「ほころぶCX」は、この問いの立て方自体を問い直します。顧客体験の問題は、接点の改善だけでは解決しない。その背後に、体験を生み出す構造があります。
 
CXは6つの場所でほころぶ
連載では、顧客体験の「ほころび」を次の6つの視点から読み解きます。
 
・ 身体 ── 感覚・動作・空間のデザイン
・ 時間 ── リズム・待機・流れのデザイン
・ 理解 ── 情報・言語・認知のデザイン
・ 関係 ── 人・接点・信頼のデザイン
・ 意味 ── ブランド・文脈・物語のデザイン
・ 組織 ── 構造・役割・文化のデザイン
 
いずれも、施策で解決しようとすれば見落とす視点です。
 
書籍『いちばんやさしいCX経営の教科書』と連動
本連載は、2025年10月に刊行した書籍『いちばんやさしいCX経営の教科書 顧客体験を見直し”選ばれる会社”になる』(著:白根英昭、産業能率大学出版部)と連動したシリーズの一つです。
同書は発売後、丸善丸の内本店のビジネス(経営)部門で2週連続1位を記録。CX経営を「組織行動・デザイン・オペレーション・デジタル・脱学習」の5つの力として体系化した実践書です。
「ほころぶCX」は、著者が書籍で示した構造的な視点を、観察と思考のエッセーとして展開するシリーズです。
 
連載情報
連載名:ほころぶCX
掲載媒体:note
URL:https://note.com/mctinc/m/m7bc36058c376
公開形式:随時更新(全100回予定)
読者対象:CX・サービスデザイン・マーケティング・組織開発の担当者、経営層
 
書籍情報
書名:いちばんやさしいCX経営の教科書
著者:白根英昭
出版:産業能率大学出版部
発売:2025年10月
URL:https://mctinc.jp/cxm
 
会社情報
社名:株式会社mct
代表者:代表取締役 白根英昭
設立:2002年
事業:人間中心デザイン・CXコンサルティング
東京本社:東京都渋谷区神宮前2-4-11 Daiwa神宮前ビル
大阪本社:大阪市中央区難波五丁目1番60号 なんばスカイオ17階
URL:https://mctinc.jp/