専門職に特化した職業学習・就職活動プラットフォーム ”Careermap(キャリアマップ)"が2026年卒および2027年卒に向けた専門学校新卒採用活動に関するアンケートを実施(2026年1月)
 
専門学校の新卒採用活動の実態把握を目的に、Careermapをご利用中の全国2,490社の採用責任者を対象に採用状況に関するアンケート調査を実施しました。
本調査では、その結果から主要トピックを抽出し、専門学生採用の最新動向と今後の展望をご紹介いたします。
 
 
・初任給引き上げ企業は61.2%、過去3年で最高水準
・専門学生採用に前向きな企業は78.6%、企業の採用ニーズは依然高水準
・2026年卒採用の採用充足率は24%、前年より改善するも応募者不足が最大課題
 
初任給引き上げ企業は6割超、過去3年で最高水準に
2026年卒の初任給について、前年と比較して「引き上げた(引き上げる予定)」と回答した企業は61.2%となり、過去3年間で最高水準となりました。背景には人手不足による採用競争の激化があり、引き上げる理由としては「人材確保のため」が最も多く、次いで「最低賃金の引き上げ」が挙げられました。2025年度の地域別最低賃金上昇(全国平均1,121円)も、企業の賃上げ判断に影響していると考えられます。
 
専門学生採用ニーズは高水準、企業の約8割が採用に前向き
企業の採用意欲は極めて高く、98.4%が新卒採用を重要な経営課題と捉えています。特に専門学生に対しては、78.6%が採用に前向きな姿勢を示しており、専門学生が企業にとって重要な採用対象となっていることがうかがえます。
専門知識や実践スキルを持つ即戦力人材として期待されており、専門学生は即戦力としての期待が高く、今後も企業にとって重要な採用ターゲットであり続けると考えられます。
 
 
■ 採用充足率は24.0%に改善も、依然として最大課題は「母集団形成」
2026年卒の採用充足率において「100%達成」と回答した企業は24%となり、前年同時期と比較すると4.3ポイント増加しました。一方で、採用目標に届かなかった企業の約7割が「応募者が予定より少なかった」と回答しており、依然として母集団形成が企業の最大課題となっています。売り手市場が続く中、企業には学生への早期の認知拡大や説明会・選考体験の改善など、限られた母集団から採用につなげるための採用戦略が求められています。
■調査結果まとめ
今回の調査では、採用市場の売り手傾向が続く中で、企業の採用活動がより戦略的な段階に入っていることが明らかになりました。採用充足率は前年より改善したものの、応募者不足による母集団形成の課題は依然として大きく、多くの企業が採用活動の入口段階で苦戦しています。また、人材確保を背景に初任給の引き上げが進むなど、企業間の採用競争はさらに激化しています。その一方で、専門知識や実務スキルを持つ専門学生への採用ニーズは依然として高く、企業の約8割が専門学生採用に前向きであることが確認されました。
今後の採用活動では、待遇改善だけでなく、学生との接点づくりや企業理解を深める情報発信など、採用活動全体の質を高める取り組みがより重要になると考えられます。
 
 
 
【本調査について】
 
「調査概要I」
調査名 :2026年1月度 採用動向調査
調査方法:アンケートフォームへのご回答
調査期間:2026年1月15日~2月13日
調査対象:新卒採用をCareermapで実施している企業
回答者 :企業の人事・採用責任者
回答状況:回答のあった2490社について集計
     (回答内訳)
     飲食・ホテル・食品 関連:471社
     医療・介護・福祉・教育・スポーツ・公務員 関連:358社
     IT・ビジネス・デザイン・コンピュータ・一次産業 関連:441社
     建築・土木・研究・開発・整備 関連:637社
     理容・美容・エステ・リラクゼーション 関連:182社
     服飾・販売・芸術・マスコミ 関連:97社
     その他:304社
 
「調査概要II 」
調査名 :新卒初任給(※)の実態調査
調査方法:キャリアマップに登録のある2025年卒・2026年卒向け募集情報データ
※初任給とは、月給額(所定内給与)を示しています。