最優秀賞は「株式会社夢・建築工房」(埼玉県)が手掛けた「鳩山NT10棟計画Vol.1 楓ケ丘の家」が受賞
 YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰)は、中古住宅の“断熱性能”と“耐震性能”を向上したリノベ―ション事例を募集する「性能向上リノベ デザインアワード 2025」において、応募総数126作品の中から優れた作品を選定しましたので、お知らせします。
 
「性能向上リノベ デザインアワード 2025」 審査結果サイト
https://pirenoaward.ykkap.co.jp/result/
(左上)3月13日 東京都内で開催された表彰式の模様(右上)右:最優秀賞 株式会社夢・建築工房 代表取締役 岸野 浩太様、左:YKK AP代表取締役社長 魚津 彰(下)受賞者と選考委員
 4回目の開催となる本アワードは、「これからを暮らす家の新しいスタンダードをつくる」をテーマに“性能向上リノベーション”の実例を募集し、優れたリノベーション事例を選定しました。特に“断熱性能”と“耐震性能”の向上を実現したプロセスに注目し、4つの評価視点によりノミネート作品を選出し、その中から業界有識者による最終選考会にて最優秀賞・優秀賞・選考委員賞など各賞を選出しました。
 3月13日に開催された表彰式で、全126作品の応募の中から各賞に選出した全13作品を発表しました。最優秀賞を受賞した株式会社夢・建築工房 代表取締役 岸野 浩太様からは、受賞にあたり「弊社は30 年前から一貫してリノベーションに携わり、特に『耐震』と『断熱』を強みとして歩んでまいりました。この培ってきた技術を、今の時代に即した別の形で有効に活用できないかと考え、取り組んだのが今回の『鳩山ニュータウン10 棟計画』です。鳩山ニュータウンは、埼玉県内でも高齢化や人口減少を理由に消滅可能性の高さが指摘されている地域です。弊社の力は微力ではございますが、少しでも地域社会の役に立ちたいという一心で取り組んでまいりました。これからもスタッフ全員で切磋琢磨し、常に向上心を持って、価値ある挑戦を続けてまいりたいと考えております。」とコメントを頂きました。表彰結果の発表後、鳥取県独自の住宅査定システム「とっとり住宅評価システム(T-HAS ※)」の活用をテーマに、鳥取県庁住宅政策課 槇原章二様と夢・建築工房 岸野様によるパネルトークを実施しました。
 
「性能向上リノベ デザインアワード 2025」 最優秀賞
「鳩山NT10棟計画Vol.1 楓ケ丘の家」 https://pirenoaward.ykkap.co.jp/entry/2025/527/
事業主:株式会社夢・建築工房(埼玉県https://yumekenchiku.co.jp/
●断熱性能・・・改修後0.26W/平方メートル ・K ●耐震性能・・・上部構造評点 改修後2.03
エントリーコメント:街の幸福度ランキングで第1位を獲得したこともある、緑豊かな鳩山ニュータウン。昭和40年代後半に開発されたこの団地で、「暖かく快適な住宅・断熱等級7のリノベーションを10棟つくる」というプロジェクトを始動。その1棟目の住宅をリノベーションしたのが今回の物件です。築45年とは思えないほど、快適で気持ちの良い空間へと生まれ変わりました。小さなエネルギーで暮らせ、家族がわいわいと楽しく過ごせる、持続可能な住まいです。鳩山ニュータウンに快適な家を増やして、にぎやかな街になってくれたらという思いの詰まった第1号です。
 
選考委員の評価コメント:本作品は、老朽化が進むニュータウンの再生に向け、「断熱等級7」と「高い耐震性能」を備えたリノベーション物件を10棟つくることを目標に、リノベーションをシリーズ化したプロジェクトの第一弾。限られた空間を活かす緻密な設計・施工に加え、高い性能と意匠性を両立。単発の改修に留めず、再現性のあるビジネスモデルとして提示することで、顧客への普及と地域の価値向上を同時に実現しています。工務店によるリノベーションビジネスの模範であり、全国的な社会課題である「まちの再生」に一石を投じる、志の高い先進的な事例です。
 
※:これまでの築年数20~25年程度で価値をゼロと査定する慣行を覆し、リフォームで取り戻した耐震や断熱・省エネ性能や維持管理状態など性能を見える化し、正しく評価する鳥取県の取り組みで全国のモデルケースとして注目されている。
 
「性能向上リノベ デザインアワード 2025」受賞一覧
【参考情報】 「性能向上リノベ デザインアワード 2025」概要
・募集対象:断熱もしくは耐震の性能向上をしたリノベーション物件であること。(改修竣工年月は問いません。)
・応募資格:リフォーム・リノベーション事業者/工務店/設計事務所/不動産事業者/ビルダー/ハウスメーカー
・募集期間:2025年7月1日(火)~2025年12月5日(金)
・投票期間:2025年7月1日(火)~2026年1月31日(土)
・応募件数:126作品
・評価視点
  1.断熱・省エネ改修により快適な暮らしと健康改善を実現し、住まいの心地よさを追求したプランニング
  2.防災意識を高め、安心して住み続けられる耐震性を確保する取り組みと、住宅の長寿命化を目指した工夫や維持管理の提案
  3.空調・換気・給湯などの設備設計に工夫を凝らし、太陽光などの自然エネルギーも活用した事例
  4.テーマ「これからを暮らす家の新しいスタンダードをつくる」に即した性能向上リノベーションの魅力を伝える創意工夫や環境配慮、PR活動などプロセスにおける取り組み
・審査方法:エンドユーザー、プロユーザーによる一般投票と、4つの評価視点によりノミネート作品を選出。ノミネート作品の中から業界有識者による最終選考会にて各賞を選出。
・選考委員
 前 真之氏      東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授・博士(工学)
 竹内 昌義氏     東北芸術工科大学 教授、株式会社 エネルギーまちづくり社 代表取締役
          株式会社みかんぐみ 共同代表、Passive House Japan理事
 佐藤 実氏      株式会社M's(エムズ)構造設計・構造塾 主宰
 小谷 和也氏   株式会社マスタープラン 小谷和也設計室 代表
 内山 博文氏   一般社団法人リノベーション協議会 会長、u.company株式会社 代表取締役
        Japan.asset management株式会社 代表取締役
        つくばまちなかデザイン株式会社 代表取締役
 三浦 祐成氏   株式会社新建新聞社 代表取締役社長、
        新建ハウジング/リノベーション・ジャーナル発行人
 福田 善紀氏   株式会社リフォーム産業新聞社 専務取締役
 伊藤 菜衣子氏  暮らしかた冒険家/クリエイティブディレクター