AI活用製品やペット・睡眠エコノミーなど新カテゴリーが続々登場。バイヤー向けのビジネスマッチングも強化
展示会場前
2026年3月1日から4日までの4日間、中国・上海の上海新国際博覧センター(SNIEC)にて「第34回華東輸出入商品交易会(以下、華交会)」が開催されました。
1991年の創設以来、アパレルや家庭用品、インテリアといった幅広い消費財分野を網羅してきた本展示会は、上海市を含む華東地域の9つの省・市が共同で主催し、中国の外貿企業と世界のバイヤーを強固に結ぶ重要な商談プラットフォームとしての地位を確立しています。
 
第34回 華交会のハイライト
今回は上海新国際博覧センターの10ホールを使用し、展示面積は約11.5万平方メートル に及ぶ広大な展示スペースで展開されました。会場には5,291ものブースが並び、中国の内外から合計3,325社が出展する大規模な開催となりました。
会期中には126の国と地域から46,450人のバイヤーが来場し、各ブースでは閉場まで活発な商談が行われました。来場者数は前年と比較して、国内バイヤーが2.56%、海外バイヤーが2.85%それぞれ増加しています。特に東南アジアからの来場者が24.1%増と急伸したほか、欧米からのバイヤーも5.46%増加するなど、世界市場からの注目の高さがうかがえます。
 
展示会場内
ビジネスマッチング会で効率的な商談を実現
大きな特徴の一つが、出展企業とバイヤーを直接結ぶ「ビジネスマッチング会」の充実です。今回は事前予約制による個別商談数が大幅に拡充され、特に日本からのバイヤーは、中国企業と商品の詳細仕様や輸出条件の交渉を効率的に進めることができました。こうした戦略的なマッチングの推進により、会期中の予定受注額は21億9,500万米ドルに達し、前年比で5.05%の成長を記録しています。
マッチング会場
商談の様子
 
注目カテゴリーのペット・睡眠関連から先端技術まで
ペット用品
寝具を取り扱うブース
こうした活発な商談の背景には、近年のライフスタイルや技術トレンドを反映した魅力的な展示内容がありました。会場では「ペットエコノミー」や「睡眠エコノミー」といった新カテゴリーが注目を集め、犬・猫用のスマートグッズや最新の人間工学に基づいた快眠マットレスなど、日本市場でも需要の高い製品が多数展示されました。
また、AI(人工知能)やIoT機器を活用したAIマジックミラーや3Dプリント製品、さらに環境に配慮したリサイクル素材(RPET)など、高機能な新素材を用いた展示品も数多く登場し、中国製造業が「品質向上」と「環境対応」を両立させた次世代のステージへと移行していることを強く印象付けました。
 
日本バイヤーにとっての価値
華交会は、単なる商品発表の場を超え、越境ECやグリーン貿易、最新の消費トレンドを把握するための「国際市場のバロメーター」として、その存在感をさらに高めています。
世界市場への窓口であると同時に、日本企業にとっては新たなサプライヤーを開拓する重要な拠点としての役割を担っており、次回の第35回開催に向けたさらなる発展と、ビジネスチャンスの拡大に大きな期待が寄せられています。
 
入場ゲート
次回開催のお知らせ
次回の「第35回華東輸出入商品交易会」は、2027年3月1日から4日まで、上海新国際博覧センターにて開催を予定しております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。