雑誌「広告批評」元編集者で、カンヌライオンズ約20年の現地取材実績を持つ河尻亨一氏が参画。「キャスティング×編集」の協働で何を目指すのかを語る就任記事もnoteにて同時公開。
  株式会社キアズマ(本社:東京都豊島区、代表取締役:森正祐紀)は、2026年3月13日付で編集者・作家の河尻亨一(かわじり・こういち)氏が顧問兼クリエイティブ・スーパーバイザーに就任したことをお知らせいたします。
河尻氏は雑誌「広告批評」在籍中に広告とカルチャーを横断する数々の特集を手がけ、カンヌライオンズの現地取材を約20年にわたって続けてきた、広告コミュニケーション領域の第一線で活動する編集者です。キアズマの強みである"未名の逸材"の発掘力に、河尻氏の編集的知見と国内外のクリエイティブネットワークを掛け合わせ、広告キャスティング事業の高度化およびメディア運営の強化を目指します。
■ 顧問就任の背景 
キアズマは、映画・演劇・音楽といった現代カルチャーへの深い造詣を活かし、広告映像におけるキャスティングを手がけるエージェンシーです。「未名の逸材」──まだ広く名前を知られていないが確かな実力を持つ俳優やモデル──を見出し、広告クリエイティブに最適なかたちで提案する独自の手法を強みとしています。
 
同社は中期事業戦略において、従来の広告キャスティング事業の伸長に加え、「広告と芸能を"社会化"するメディアの運営」を成長の柱に掲げています。キャスティングの選定プロセスそのものに編集的な視点を取り入れ、単なる人材の手配ではなく、企画や演出の意図と社会の文脈を掛け合わせた提案──いわば「人の編集」──を実現するため、広告とカルチャーの両領域に精通した河尻氏を顧問として迎えることとなりました。
 ■ 河尻亨一氏 プロフィール 
編集者、作家、銀河ライター主宰。1974年大阪市生まれ。雑誌「広告批評」在籍中には、広告を中心に多様なカルチャー領域とメディア、社会事象を横断する数々の特集を手がけ、国内外の多くのキーパーソンにインタビューを行う。現在は取材・執筆から多様なコンテンツの企画制作ほか、広告とジャーナリズムをつなぐ活動を展開。カンヌライオンズを約20年にわたって現地取材するなど海外の動向にも詳しい。『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』で第75回毎日出版文化賞受賞(文学芸術部門)、訳書に『CREATIVE SUPERPOWERS』など編・著書多数。全国巡回展「石岡瑛子 I デザイン」の監修も務めた。2024年、クリエイティブ・スーパーバイザーとして企画から参加したヤマハ「だれでも第九」がギャラクシー賞(選奨)、広告電通賞(SDGs特別賞優秀賞)ほかを受賞するなど、ブランディングの仕事にも携わる。
■ 顧問としての役割
河尻氏は顧問として、主に以下の領域でキアズマの事業に関わります。
 
1. キャスティング提案の編集的強化
広告コミュニケーション領域における豊富な知見を活かし、キャスティングの選定や提案における文脈設計を支援。「誰を起用するか」だけでなく「なぜその人なのか」を社会やカルチャーの文脈から言語化し、提案の精度と説得力を高めます。
 
2. メディア運営の企画・編集
キアズマが今後本格展開する公式noteを中心としたメディアの編集方針策定、コンテンツの企画・取材・執筆に参画。広告業界のキーパーソンへのインタビューや、カルチャーと広告の交差点を探究する記事の制作を推進します。
 
3. クリエイティブネットワークの拡充
約20年にわたるカンヌライオンズ現地取材で培った国内外のクリエイター・広告人との人脈を活かし、キアズマの事業領域の拡張を支援します。
 
4. 広告クリエイティブに関するスーパーバイズ
カンヌライオンズ約20年の現地取材やブランディング実務の経験を活かし、広告クリエイティブ関連の相談にも対応します。
 ■ 河尻亨一氏 就任コメント 
「広告産業は絶えず変化を続けています。10年後にはまるで異なる風景が広がっているでしょう。しかし、技術がいかに進化しようとも、ブランドを社会につなぐ営みであることに変わりはありません。コミュニケーションの主役は人であり続けます。
 
AIの時代だからこそ『人を主役』とするキャスティングの領域に可能性を感じます。点の情報として『人を選ぶ』のではなく、カルチャーの文脈まで洞察した上で『人を紡ぐ』。こうした発想のクリエイティブには人の心を動かし、ブランドの信頼性を高める力があります。編集者視点でキャスティングの概念を拡張する。そのお手伝いをしたいと思います。」
 
── 河尻亨一
 
 ■ 代表コメント 
「河尻さんは、広告とカルチャーの交差点を長年にわたって取材・言語化してきた編集のプロフェッショナルです。キアズマが目指す『人の編集』というキャスティングの在り方を、ともに深めていける方は他にいないと感じていました。河尻さんの参画により、私たちの仕事の質と、社会に向けた発信力の両方を一段引き上げていきたいと思います。」
 
── 株式会社キアズマ 代表取締役 森正祐紀
 
■ 就任記事をnoteにて公開 
就任に合わせ、河尻氏本人が執筆した記事「なぜ、編集者がキャスティング会社を応援するのか?── 顧問就任のご挨拶に代えて」を公式noteにて公開しています。折しも米アカデミー賞に25年ぶりの新設部門として「キャスティング賞」が加わるタイミングに触れながら、キャスティングという仕事がクリエイティブワークとして社会的に認められつつある潮流や、「キャスティングは存外、編集に似ている」という河尻氏ならではの視座が語られています。
 
▼ 就任記事(全文) 
「なぜ、編集者がキャスティング会社を応援するのか?── 顧問就任のご挨拶に代えて」
https://kiazma.tokyo/n/n12d8927b67a7?sub_rt=share_pw
 
 ■ 参考:代表インタビュー
 本年2月のコーポレートサイト全面リニューアルに合わせ、河尻氏が取材・執筆を担当した代表・森正祐紀のロングインタビューも公式noteにて公開中です。
 
▼ インタビュー記事 
AI時代に街に出る。"次に来る人"の見つけ方──キアズマ代表・森正祐紀インタビュー 
https://kiazma.tokyo/n/n4bfedb0f464f?sub_rt=share_pw